梅を使って作りたいものは?
5月、6月の梅仕事。
(西日本以東では7月ころまで)
梅雨の時期が近づくと、
もうそろそろ梅の時期だなぁと
毎年わくわく、そわそわしだします。
もう梅が出ている頃かな。
色づく頃かな。
梅で何を作るにしても、
知っておくといいことがあります。
それは梅の実そのものだったり、
梅を扱うための道具についてだったり。
梅というのは少々独特な性質があるので
それらを知っているかどうかで
結果が違ってくることがあります。
知っていることで失敗を回避できたり
うまく仕上がったり。
あるいは知らないことで失敗につながって
しまうということもあります。
梅を使った手作りを始める前に、
知っておくと安心なことを
おさえておきましょう。
梅仕事
梅についての一連の作業のことを、
一般的に「梅仕事」といいます。
梅の実を収穫し、漬け込んだり干したりと、
梅にまつわる全ての作業を指して使う言葉です。
その梅仕事に欠かせない梅の実は、
一年のうちに限られた時期にしか
収穫できないもの。
旬の時期には
梅干しや梅シロップ、梅酒などを
漬け込みます。
梅干しなどは一年を通して日常的に使うので
一年分の量をまとめて作るとなると
大仕事になるのです。
一方で、少量からも漬けられるので、
あまり構えずに手軽に試してみることも
できます。
たとえ量は少なくとも
失敗するとやはり嫌なもの。
なるべくそんなことにはならないよう
仕上げたいものです。
梅仕事の段取り
何をするにしてもまずは目的を決めて
作っていくことになります。
何をどの方法で、
どのくらいの量を漬けるのか。
また、そのためにはどうすればいいのか。
何かをする時には誰しもが
自然にやっていること。
ですがわざわざ文章で書くと、
大それた面倒なことのように感じますね(笑)
でも、大丈夫。
好みや自分の要望を軸にして
決めればいいのですから。
- 梅を使って何を作るか「目的」を決め
- どのくらいの「量」を
- どの「道具(容器等)」を用いて
- どの「方法」で作るのか
しかし初めて作るのであれば、
何をどうしたいかなんて言われても
漠然としか考えられないですよね。
何を作るにしても、共通しているのは
「梅」と「使う道具」。
この2点について、
まず知っておきたいところです。
梅を扱う
梅についての基本を知っていれば、
失敗を極力避けることができるでしょう。
梅を扱うために知っておくといいこと3つ。
- 梅の性質
- 梅のサイズ
- 梅の選び方
梅の性質については一番重要で、
梅の性質を知っていれば
失敗しなくて済むことはたくさんあります。
これを知らないからこその失敗、
というものも多いということです。
梅はむずかしいものではなく、
扱ってみると実感として
よくわかることばかり。
わかる時って
だいたい失敗を通して
わかるものですが、
事前に知っておけば
判断に悩むこともないし
何かあっても慌てることもない。
たとえ梅を傷ませてしまったとしても、
理由がわかる。
理由がわかれば、
同じ失敗は避けられるし
次に生かすことができるのです。
そして梅の性質の他にも、
サイズや選び方についても
知っておくといいでしょう。
梅を漬けることに慣れてくると、
自分の好みのものが作りたい
と思うようになるので
サイズや梅の選び方について
知っていれば役立ちます。
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【梅を選ぶために】
【梅仕事の下準備】
梅に使う道具
道具については、はじめからいろいろ
揃える必要はないです。
梅仕事に合う道具を
家にあるもので代用できれば
それでいい。
毎年続けようと思えば、必要なものを
順次揃えていくようにするといいですね。
主に必要となるのは、
梅を漬けるための容器と干すための道具。
そのくらいでしょうか。
梅しごとに使う道具は他にもありますが、
それらはたいがい家にあるもので充分です。
梅を漬けるための容器については
種類も大きさも様々。
昔から使われている定番の容器から、
近年多く使われる便利な容器までいろいろ。
梅の性質は独特なものがあると書きましたが
これも道具選びに繋がります。
なかには梅仕事には使わないほうがいい
という性質の道具などもあるので、
知っておくといいでしょう。
梅を漬ける容器について
知っておくといいことは次の通り。
- 容器の性質
- 容器のサイズと種類
- 容器を使う上での注意事項など
容器については毎年使うものなので、
使い勝手などを考慮する必要があります。
どのくらいの量を漬けるのか、
どの漬け方が自分に合っているのかでも
選ぶものが違ってくるのです。
毎年漬けるつもりではなかったり
ためしに梅を漬けてみたい場合には、
低価格で保管場所も取らず
便利に使うことができるものもあります。
道具を持つには保管場所も必要になるし、
物によっては高価なものもあるので
慎重に選びましょう。
多くの人は初めに使った容器を継続して
使う傾向にあると思います。
しかし慣れてくれば、違う容器を使って
漬けるのも楽しいものです。
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【梅を漬けるための容器について】
【容器を使う上で】
梅とセット?のような赤紫蘇について
梅で手作りしたいと思うものの中で、
一番難易度が高そうだと思われている
梅干し。
梅干しのお供の定番といえば、
赤紫蘇でしょう。
この赤紫蘇についても
知っておくといいことがあります。
梅干しに入れる時期とか、
どう処理して入れるとかね。
これも一見面倒に思えますが、
やってみると、なんてことはないな~
と思います。
やはり処理の手間は当然かかるのですが、
食べる楽しみを考えると入れておきたいものです。
もちろん好みがあるので、
入れても入れなくても
どちらでもかまわないものですけどね。
赤紫蘇は色付けの目的で使われますが、
梅と一緒に漬けた赤紫蘇が好き!
なんならこれ目的で漬ける!
という方もいらっしゃいます(笑)
興味があれば基本的な処理の仕方などを
知っておき、いい赤紫蘇に出会えたら
一緒に入れてみるといいでしょう。
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【赤紫蘇あれこれ】
後記
知らないよりは知っておくといいこと。
それらはちょっとしたこと
だったりもするけれど、
失敗を回避するための役に立ち、
自分好みに近づけることに繋がるでしょう。
梅仕事あれこれの詳細については
下記のリンクからも見れるのでどうぞ。
あなたの梅しごとの
参考になれば幸いです。