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梅の虫食いは、特徴を知って対処すれば、ほぼ心配はご無用。

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

梅の実を使うとき、気になることのひとつとして、虫食いがある。

一見して虫食いだとわからないものもあるので、注意したいところ。
梅の実を食べる虫は何種類かあるようだが、そのパターンがあるようです。

ひとつは、梅を漬けるときには気にしなくていいもの。
もうひとつは、気にしておいたほうがいいもの。

今回はそんな、梅の虫食いについて。
梅の実を食べる虫と、食べられた梅の実の対処について書いていきます。

ちなみに私は虫をあまり好まないので、リアルな虫画像は載せませんのでご安心を^^;

それではひとつずつ、行ってみましょ~^^

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梅の実につく虫の種類

梅の実を食す虫は数種類いるようですが、食べ方は二種類。
梅の実の汁を吸う虫と、実をかじる虫がおります。

梅の実の汁を吸う虫

・カメムシ

これは…全国どこにでもいますよね。
梅のみならず、いろいろな野菜などにも付いて被害をもたらします。

カメムシは針を果実に挿し込み、その汁を吸うもの。
吸われた部分は、梅の果肉に空洞が生じます。
この梅を塩漬けにすると、その空洞部分が硬くなる「しこり果」と呼ばれる状態になるようです。

外見で針で刺した跡が分かることもありますが、加工すると見分けはつかなくなります。
しこり果だとわかるのは、梅を干す時、あるいは食べる時。

梅の果肉が一部だけ硬い状態になっています。
この状態は商品としての質は落ちるようですが、家で作って食べるには特に問題はありません。

カメムシ自体は汁を吸ったらどこかへ行くので、その点は安心です。

梅の実を食べる虫

(1) 熟した梅を食べる

・ケシキスイ

ケシキスイという虫の、特に幼虫が梅の実を食べる。
このケシキスイは、樹上から落下した梅に付くという特徴がある。

ケシキスイの幼虫は土壌の中におり、落下した梅の実を見つけて中に侵入。
あるいはケイキスイの成虫が、梅の破れた皮の隙間から内部に侵入し卵を産む。

こういった経緯があるので、地面に落ちた梅を採取して使う場合には、要注意です。
そのまま使ってしまうと、梅の中に幼虫や成虫が混入したまま、ということがあります。

(2) 青い梅を食べる

・なにかの幼虫

これは何の幼虫なのかわからないのですけど。
小さくて青虫みたいな形の白い幼虫です。
時々青い梅に食いついているのを見かけます。

まだ硬めの青い梅に付いていたと記憶しているので、樹上で育つ梅に付く虫なのでしょう。梅の実を食べながら、実の中に入っていることがあります。
この場合、実の中に虫が入ったままなので、虫抜きをする必要があります。

ただ近年では、購入する梅に虫が付いていることは殆どないのですが、自然に栽培されているものには付いていることもあるでしょう。

虫食いの見分け方

虫食いのわかりやすいものは、虫が食べた痕跡があります。
・虫刺され痕がある
・虫食い痕がある

梅の実に傷があって、そこから入ることも。
わかりにくい侵入口は、梅の実とヘタの隙間。
ちょっとした隙間を狙って入り込んでいます。

よくよく見たところで、うまく侵入していれば見つけることが出来ないもの。
そんなときにはやはり、念の為に虫抜きをしておくのが一番無難でしょう。

虫抜きの方法は次に説明します。

虫抜き方法

梅の中に侵入する虫は、主にケシキスイの幼虫が多いそうです。
その他の虫もまれに見るが、対処は同じでいいでしょう。

梅の中に入った幼虫を出す方法はひとつ。
それは、梅を水に漬けること。

梅の中に虫が居た場合、水に浸けていると虫が浮いて出てきます。
これは昔から使われている手法ですが、実験もされています。

ウメ果実に食入するアカマダラケシキスイの物理的防除
和歌山県農林水産総合技術センター果樹試験場/ 農研機構

上記の実験では、梅を水に浸けている時間は30~45分が望ましいとのこと。
しかしできれば、45分以上の浸漬時間をとる方がいいようです。

ただ、熟した梅の場合はあまり長く水に浸けると傷んでしまうことも。
ときどき梅の状態を見ながら行いましょう。

しかしこの虫抜き方法でも100%虫が離脱するものではないので、そもそも梅に虫が入らないようにすることが肝心。
特に地面に落ちた梅を使うときには、注意が必要です。

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市販の梅干しに幼虫混入

数年前のことでしょうか。
市販の梅干しに幼虫が混入したという苦情が多発した時期があったようです。

梅干しは柔らかいほうが商品価値が高い。
そのため樹上完熟して落下した梅を材料として漬ける、という方法が広く用いられました。

青梅などはアク抜きのため、水に一定時間浸けます。
しかし完熟梅はアク抜きが不要な上、水に長く漬けると傷んでしまいます。
そのため当時は、水に漬けず梅干しに加工していた業者さんも多かったようです。

つまり完熟落下した梅にアカマダラケシキスイの幼虫が入り、そのまま虫抜きすること無く梅干しが作られ、出荷されて…苦情が多発したもの。

現在では、ケシキスイの混入を防ぐために、以下のような対策が取られているようです。
・梅が落下して地面に着かないよう、網を張って収穫
・水に漬けて虫抜きを必ず行う

虫を普段見ることがあまりなくなった日本人が増える中、梅干し業者さんも大変です。
しかしまぁ、誰もが虫が混入した梅干しは、あまり食べたいものではないですよね。

虫食い梅はどうする

虫食いの梅が見つかったらどうするのか。
そもそも虫食いだとわかるもの、わからないものがある。
状態を見てひどいものは省きますが、そうでなければ使えます。

虫食いだとわからない梅

虫食いかと疑う必要もなく。
通常通りに梅の下ごしらえをする中で、虫抜きします。

・水にしばらく浸けておく
・虫が水面に上がってきたら虫を取り除く

虫がどの梅に居たとかはわからないので、気にせず使います。

虫食いだとわかる梅

虫食いが外見でわかるものは、梅に穴が空いていたりする場合。

気にならないなら、上記と同様に普通に使う。
気になるなら、丸ごと外すか、虫食い跡を削って使う。

ただ、削った梅は、丸のまま浸け込む加工はあまり向かないものです。
理由は次の通り。
・梅の実が崩れる
・漬け液が濁る

梅の実が硬ければマシですが、柔らかいと崩れてグズグズになってしまいます。
このような場合は、ジャムなどにしてしまうほうがいいでしょう。

梅を漬けた後に虫が出てきた

しっかり梅の実を確認して、ちゃんと虫抜きをして。
そうして漬け込んだのに。

梅を漬けて数日が経った頃。
梅シロップや梅酒の液体の上部に、ぷかっと小さな幼虫が浮いている…。

そんなこともありますよ。

そんなときには、清潔な菜箸などで、そっと取り除きましょう。
とくに害はないので、そのあとに何か処理する必要もありません。

まあ、このお虫も毒ではないですし…
食べる文化のお国などもあるわけですし…

もし食べちゃっても大丈夫です。

気持ち的にいやですけどね^^;

後記

今回は、梅の実の虫食いについて書いてみました。

いやぁ…今回は調べるのキツかったっす…
虫害などの症例写真とかも見たくて調べたりしてたのですけど。
あまり見たいものじゃぁないなと。

当分見たくないかな…。
実際には見たくないですね。

だから、梅は漬込む前にはしっかり見るし、虫抜きもしっかりやります。
まだ漬け込む前の、生の梅に付いている状態を見るほうが、加工後に見るよりよほどいい。

生梅は青果物。
加工後は食べ物として見るので、加工後にはなるたけ出会いたくないのですよ。

なので、私は梅の下ごしらえと漬け込み作業は丁寧に行います。
ほんとこれだけは手を抜きませんよ~。

てことで、今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

梅の虫食いチェックと虫抜きはしっかりやりましょうね~ヽ(´ー`)ノ

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