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梅の虫食いは、特徴を知って対処をすれば、ほぼ心配ご無用。

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

梅の実を使うとき、
気になることのひとつとして
虫食いがある。

 

一見して虫食いだとわからないものも
あるので注意したいところ。

梅の実を食べる虫は何種類かいるようですが
食害には二通りのパターンがあります。

 

そして梅を漬けるときの対処も二通り。

ひとつは、
気にしなくてもいいもの。

もうひとつは、
気にしておいたほうがいいもの。

 

今回はそんな梅の虫食いについて、
梅の実を食べる虫についてと、
食べられた梅の実の対処方法についてを
書いていきます。

 

ちなみに私は虫をあまり好まないので、
リアルな虫画像は載せないのでご安心を^^;

それではひとつずつ、行ってみましょ~。

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梅の実につく虫の種類

梅の実を食す虫は数種類いるようですが、
その食害は二種類。

  • 梅の実の汁を吸う虫
  • 梅の実をかじる虫

そしてその虫によって、
梅を漬けるときの対処が変わります。

梅の実の汁を吸う虫については、
気にしなくていい。

梅の実をかじる虫については、
気にしておいたほうがいいでしょう。

梅の実の汁を吸う虫

  • カメムシ

これは…全国どこにでもいますよね。

梅のみならず、いろいろな野菜などにも
付いて被害をもたらします。

カメムシは針を果実に挿し込み、
その汁を吸うもの。

吸われた部分は梅の果肉に空洞が生じます。

 

この梅を塩漬けにすると、
その空洞部分が硬くなる「しこり果」
と呼ばれる状態になります。

外見から針で刺した跡が分かることも
ありますが、わからないこともある。

加工すると見分けはつかなくなりますが、
梅干しの場合には、干すときにわかります。

 

そして食べたとき。

梅の果肉が一部だけ
硬い状態になっているのです。

この状態は、梅干しの商品としての質は
落ちるようですが、家で作って食べるには
なんら問題はないのです。

 

カメムシ自体は、
汁を吸ったらどこかへ行くので
その点は安心です。

梅の実を食べる虫

(1) 熟した梅を食べる

  • ケシキスイ

ケシキスイという虫は、
特に幼虫が梅の実を食べる。

このケシキスイは、樹上から落下した梅に
付くという特徴があります。

ケシキスイの幼虫は土壌の中におり、
落下した梅の実を見つけて中に侵入。

あるいはケシキスイの成虫が、
梅の破れた皮の隙間から内部に侵入し
卵を産む。

 

こういった経緯があるので、
地面に落ちた梅を採取して使う場合には
注意が必要です。

気にせずそのまま使ってしまうと、
梅の中に幼虫や成虫が混入したまま…
ということになりかねないですよ。

 

(2) 青い梅を食べる

  • なにかの幼虫

これは何の幼虫なのかわからないのですが…
小さくて青虫みたいな形の白い幼虫です。

時々青い梅に食いついているのを
見かけます。

まだ硬めの青い梅に付いていたと
記憶しているので、
樹上で育つ梅に付く虫なのでしょう。

 

この虫は梅の実を食べながら、
実の中に入っていることがあります。

なのでさきほどのケシキスイと同じく、
使う前に虫抜きをする必要があります。

 

近年では購入する梅に虫が付いている
ということは殆ど見なくなったのですが、
(出荷前に消毒している?)

自然に栽培されているものには
付いていることもあるでしょう。

虫食いの見分け方

虫食いのわかりやすいものは、
虫が食べた痕跡があります。

  • 虫刺され痕がある
  • 虫食い痕がある

梅の実に傷があって、そこから入ることも。

わかりにくい侵入口は、実とヘタの隙間。

ちょっとした隙間を狙って
入り込んでいたりしますよ。

よくよく見たところで、うまく侵入
していれば見つけることができない。

そんなときにはやはり
虫抜きをしておくのが一番でしょう。

虫抜き方法

梅の中に侵入する虫は、
主にケシキスイの幼虫が多いそうです。

その他の虫もまれに見ますが、
対処は同じでいいでしょう。

 

梅の中に入った幼虫を出す方法はひとつ。

それは、梅を水に浸けること。

梅の中に虫が居た場合、
水面に虫が浮いて出てきます。

 

これは昔から使われている手法ですが、
実験もされています。

ウメ果実に食入するアカマダラケシキスイの物理的防除
和歌山県農林水産総合技術センター果樹試験場/農研機構

上記の実験では、梅を水に浸けている時間は
30~45分が望ましいとのこと。

しかしできれば、
45分以上浸けおいたほうがいいようです。

 

ただ、熟した梅の場合はあまり長く
水に浸けると傷んでしまうことも。

ときどき梅の状態を見ながら行いましょう。

 

しかしこの虫抜き方法でも
100%虫が離脱するものではないので、

そもそも梅に虫が入らないように
することが肝心。

特に地面に落ちた梅を使うときには
注意が必要です。

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市販の梅干しに幼虫混入

数年前のことでしょうか。

市販の梅干しに幼虫が混入したという
苦情が多発した時期があったようです。

 

梅干しは柔らかいほうが商品価値が高い。

そのため樹上完熟して落下した梅を
材料として漬けるという方法が
広く用いられました。

 

青梅などはアク抜きのため、
水に一定時間浸けます。

しかし完熟梅はアク抜きが不要な上、
水に長く漬けると傷んでしまいます。

そのため当時は、水に漬けず梅干しに加工
していた業者さんも多かったようです。

 

つまり完熟落下した梅に
アカマダラケシキスイの幼虫が入り、
そのまま虫抜きすること無く梅干しが作られ
出荷されて…苦情が多発したもの。

 

現在では、ケシキスイの混入を防ぐために、
以下のような対策が取られているようです。

  • 梅が落下して地面に着かないよう
    網を張って収穫
  • 水に漬けて虫抜きを必ず行う

 

普段から虫を見ることが
あまりなくなった日本人が増える中、
梅干し業者さんも大変です。

しかしまぁ、虫が混入した梅干しは誰もが
あまり食べたいものではないですよね。

虫食い梅はどうする

虫食いの梅が見つかったらどうするのか。

そもそも虫食いだとわかるものと
わからないものがあります。

状態を見てひどいものは省きますが、
そうでなければ使えます。

虫食いだとわからない梅

わざわざ虫食いかと疑う必要もなく、
いつも通りに梅の下ごしらえをする中で
虫抜きをします。

  • 水にしばらく浸けておく
  • 虫が水面に上がってきたら虫を取り除く

虫がどの梅に居たとかはわからないので、
気にせず使います。

虫食いだとわかる梅

虫食いが外見でわかるものは、
梅に穴が空いていたりする場合。

それと、梅に小さなフンらしきものが
付いていることも。

 

気にならないなら前述したとおり、
そのまま下ごしらえを行います。

気になるなら、丸ごと外すか、
虫食い跡を削って使います。

 

ただ、削った梅はそのまま浸け込む加工は
あまり向かないものです。

理由は次の通り。

  • 梅の実が崩れる
  • 漬け液が濁る

梅の実が硬ければまだいいのですが、
柔らかいと崩れてグズグズになって
しまうことも。

このような梅は、実が崩れてもいいような
ジャムなどの加工にするといいでしょう。

梅を漬けた後に虫が出てきた

しっかり梅の実を確認して
ちゃんと虫抜きをして…
そうして漬け込んだのに。

梅を漬けて数日が経った頃。

梅シロップや梅酒の液体の上部に、
ぷかっと小さな幼虫が浮いている…。

そんなこともありますよ。

 

そんなときには、清潔な菜箸などで
そっと取り除きましょう。

とくに害はないものなので、
そのあとに何か処理する必要もないのです。

 

まあ、このお虫も毒ではないですし…
食べる文化のお国などもあるわけですし…

もし食べちゃっても大丈夫です。

気持ち的にいやですけどね^^;

後記

今回は、梅の実の虫食いについて
書いてみました。

いやぁ…今回は調べるのキツかったっす…

虫害などの症例写真とかも見たくて
調べたりしてたのですけど。

あまり見たいものじゃぁないなと。

当分見たくないかな…。
実際には見たくないですね。

 

だから、梅は漬込む前にはしっかり見るし、
虫抜きもしっかりやります。

まだ漬け込む前の、
生の梅に付いている虫を見るほうが
加工後に見るよりよほどいい。

 

生梅は青果物。
加工後は食べ物として見るわけなので、
加工後にはなるたけ出会いたくないのですよね。

なので、私は梅の下ごしらえと
漬け込み作業は丁寧に行います。

ほんとこれだけは手を抜きませんよ~。

 

てことで、今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいまして
ありがとうございます。

梅の虫食いチェックと虫抜きは
しっかりやりましょうね~ヽ(´ー`)ノ

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