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梅は旬の5月から6月にかけて、スーパーなどのお店で見かけます。
だいたい1kg単位で売られていることが多いですね。
中には3kg、5kg、10kgなんて単位のものも。
あとは梅の大きさによる「サイズ」分けになっていることも多いです。
梅の大きさは好みですが、梅のサイズが変われば、1kgでの梅の個数も変わります。
小さいサイズのものは数が沢山。
それこそ小梅なんかは数える気がしないほど沢山の数が入っています。
大きいサイズになると、1kgでも数えるほどしか入っていないですよね。
同じ重さなら小さいサイズは沢山で、大きいサイズは数が少ない、当たり前です。
なら、実際どれほど違うのか…調べてみましょう(笑)
ウチでは毎年梅を漬けるとき、今年は何キロ漬けようか…とかなり大雑把ですが、なかには数が何個は欲しいなぁ~ということもあるでしょう。
例えば、毎日弁当をつけるから~とか、毎日一個は食べたいから…とか。
そうすると何キロという単位ではなく、何個という数単位で考えたいものです。
そういうことで、今回は梅の大きさと重さ・個数について考えてみますよ。
では順番に見ていきましょう。
梅のサイズ
梅のサイズは規格で大きさの範囲が決まっており、ほとんどの業者さんはその一定の規格サイズで出されています。
そんな中、お店によっては独自のサイズ設定のところもあるようなので、必要ならばお店の人に確認してみるといいでしょう。
そもそも梅は自然のものなので、大きさはバラバラなのが普通です。
大きさを揃えたい、というのは人間の我儘なのですが…それはさておき。
サイズが揃っていると、使い勝手や漬かり具合もよく、なにかと便利ということなのでしょう。
一定の規格サイズの梅を選別するのは、概ね機械によるもの。
梅の選別機は、ドラムと呼ばれる穴の空いた台の上で梅を転がし落とします。
そうすることにより、だいたい統一された大きさに選別できるというものです。
梅は完全な球体ではないために多少のサイズ差は出るようですが、実際に梅を漬けるときはなんの問題にもならないものです。
これから規格サイズや個数の計算など、一定の数字を書いていきますが、自然のものは同じにはならないので、だいたいの目安として捉えてくださいな^^
梅のサイズ規格は次の通り。
◇梅のサイズ
サイズ/大きさ
4L 4.5cm~4.9cm未満
3L 4.1cm~4.5cm未満
2L 3.7cm~4.1cm未満
L 3.3cm~3.7cm未満
M 3.0cm~3.3cm未満
S 2.7cm~3.0cm未満
◇小梅のサイズ
サイズ/大きさ
2L 2.3cm以上
L 1.9cm~2.3cm未満
M 1.75cm~1.9cm未満
S 1.75cm未満
もちろんここにあるサイズに当てはまらないものもあります。
それは規格外のもの、ということになるのでしょう。
梅のサイズと重さ
梅のサイズと共に、1個の平均的な重さがわかれば便利なこともあります。
例えば、梅のサイズと個数がわかっていれば、だいたいの重さがわかるので、たとえ梅の重さを量る秤がなくてもなんとか漬けられます。
1個の重さを元に、50個までの単純計算してみました。
実際の梅を集めた場合、同サイズでも大きさに偏りがあれば重さも変わります。
ほんとに一つの目安としてご利用ください。
◇梅のサイズと重さ
1個~50個の重さ
サイズ/1個・10個・20個 ・30個 ・40個 ・50個
4L 45g 450g 900g 1.30kg 1.8kg 2.25kg
3L 35g 350g 700g 1.05kg 1.4kg 1.75kg
2L 25g 250g 500g 750g 1.0kg 1.25kg
L 20g 200g 400g 600g 800g 1.00kg
M 15g 150g 300g 450g 600g 750g
S 10g 100g 200g 300g 400g 500g
60個~100個の重さ
サイズ/60個 ・70個 ・ 80個 ・90個 ・ 100個
4L 2.3kg 3.15kg 3.6kg 4.05kg 4.5kg
3L 2.1kg 2.45kg 2.8kg 3.15kg 3.5kg
2L 1.5kg 1.75kg 2.0kg 2.25kg 2.5kg
L 1.2kg 1.40kg 1.6kg 1.80kg 2.0kg
M 900g 1.05kg 1.2kg 1.35kg 1.5kg
S 600g 700g 800g 900g 1.0kg
小梅は資料がなかったので割愛。
資料が見つかれば追記します。
梅のサイズと個数
次は梅のサイズと共に、1kgあたりの個数について。
これがわかると梅を漬けるときにもなにかと便利です。
例えば個数を基準にして、今年は何キロくらい漬けようかな~という逆算もできますね。
ここでも1kgあたりの個数を元に10kgまで計算してみました。
◇梅のサイズと個数
1kg~5kgあたりの個数
サイズ /1kg・ 2kg ・ 3kg ・ 4kg ・ 5kg
4L 23個 46個 69個 92個 115個
3L 30個 60個 90個 120個 150個
2L 42個 84個 126個 168個 210個
L 52個 104個 156個 208個 260個
M 70個 140個 210個 280個 350個
S 100個 200個 300個 400個 500個
6kg~10kgあたりの個数
サイズ /6kg ・7kg ・ 8kg ・ 9kg ・ 10kg
4L 138個 161個 184個 207個 230個
3L 180個 210個 240個 270個 300個
2L 262個 294個 336個 378個 420個
L 312個 364個 416個 468個 520個
M 420個 490個 560個 630個 700個
S 600個 700個 800個 900個 1000個
実はよく見ると先程の1個の重さからの計算と、この個数での数値は数が合いません。
しかしそこは、個体の大きさの幅や重さの違いなどがあるので致し方ないところ。
ちなみに1個の重さからの計算上での個数の誤差は、1kgあたり次の通り。
4Lサイズで1個、2L・Lサイズで2個、Mサイズで4個。
たいした違いはないですが、当然ながら量が多くなると誤差も大きくなりますね。
通販されている各業者さんの表示を見ても、やはり業者さんごとに違いがあります。
品種の差や育つ環境の差などもあるのかもしれませんが、どちみち自然のもの。
確かな数字を求めるのは難しいことなので、大雑把に捉えておきましょう。
梅は水分を含んだ時と抜けたときとでも、随分と重量が変わることですしね。
小梅については、個数に関しても資料がなかったです。
小梅の個数を数えるのは大変そうですね…。
梅のサイズと重さと個数の目安を見てみる
かっちりちょうどいい数にはならないのですが、計算上の数値でも目安としては大いに使えるな~と思います。
実際、試しに数えてみたのです。
だいたい同じ大きさの梅を揃え、1kgずつ数えてみました。
(知人からもらった梅を、私が見た目で分けてその中の平均くらいの梅の大きさを測ったので、正確性は微妙ではありますが…)
[例1]
大きさ: だいたい3.5~4.0cmくらいのもの
数:43個と42個 (2kgで85個)
この大きさだとサイズはだいたい2Lくらい。上記の一覧表から、2Lサイズで1kgなら42個、2kgなら84個とありますが、だいたい合いますね。
たまたまですが、合いすぎるくらいです。
[例2]
大きさ: 例1より大きいもの(メモ紛失)
数:36個と37個 (2kgで71個)
メモしておいたと思っていたけど、見当たらないので正確なサイズはわかりませんが…
例1のものよりは少し大きいサイズ。(あやふやですみません…^^;)
サイズを2L~3Lの間と仮定すると、上記一覧表から1kgなら30~42個、2kgだと60~84個。
数字の間を取ると、1kgなら36個、2kgなら72個となります。近い数字になっていますね。
梅を漬ける量を個数で決めたい場合には、数字の目安はなかなか有効な手段かと思います。
今回はたまたますごく近い数字になりましたが、梅によっては誤差が大きく出る場合もあることはご承知おきくださいね。
まとめ
今回は梅のサイズと重さと個数について書きました。
・梅には大きさでサイズの規格がある
・サイズの規格は0.3~0.4cm程度の幅ごとに決められている
・サイズごとに梅の一個あたりの重さと個数の目安がある
・その目安から梅を漬けるときの量と個数を大まかに計算できる
ただし、梅は自然の産物なので数値はだいたいの目安と捉えておきましょう。
また、お店によっては独自のサイズ設定で販売されているところもあります。
梅のサイズと重さと個数の目安は、梅を漬ける際に
どのくらい漬けるといいかな~とか、このくらい漬ければ一年もつよね~とか、事前に考える手段の一つとしてご利用いただけると幸いでございますよ。
では今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。
梅を漬ける量が無事に決まりますよ~にヽ(´ー`)ノ
…ちなみにウチは毎年行き当たりばったりですよ~ぅ(笑)