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梅を置く冷暗所とは、どんなところ?冷蔵庫ではいけないの。

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

初めて梅干しや梅酒などを作る時。
どんな場所に置いたらいいのか迷うことでしょう。

作り方の指南書や説明書などには、こう書かれています。
「冷暗所に置く」と。

「冷暗所」というのは昔からよく食品表示などにも書かれています。
ですがこれ、わかるようでいてわかりにくい。
具体的に何処?と聞かれると答えづらい、そんなイメージですよね。

今回は、そんな「冷暗所」について書いていきます。
それでは、具体的に見ていきましょう。

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冷暗所ってなんだろう

「冷暗所」というと、イメージ的には、冷たく暗い場所。
昔の日本家屋を想像すると、そんな場所はいくらでもありました。

現代では住宅事情が変わり、そのイメージに適した場所などないように思えます。
しかし現代でもそれなりに、梅の置き場所はあるものです。

まずは一般的な冷暗所について考えていきましょう。

冷暗所とは

冷暗所とは、一般的にいえば次のとおり。

・一年を通して温度が低めで、ある程度一定に保たれている場所。
・直射日光(紫外線)の当たらない暗い場所。

あとは、日陰でちょっと冷やっとするところ。
湿気が多くはなく、風通しのいいところ。
…あまりいろいろ書くと、混乱するでしょうか^^;

次に、もう少し具体的にしてみることにしましょう。

冷暗所の具体的な場所とは

具体的に「ここ!」と書いてしまえば早いのですけど。
例えば「廊下」とかね。

しかし実際にいろいろな家があって環境があります。
そこで「廊下」と書いたとしても、そこが具体的にはどんなところであるのか家によって違うし、受け取る人によっても違ってしまうでしょう。

そこで。
冷暗所に適していると思われる条件を書いてみることにします。

〔冷暗所に適した条件〕
・直射日光が入らない
・急激な温度変化がない
・冷暖房などが直接当たらない
・高温になりすぎない
・低温になりすぎない
・火気のないところ
・電灯の光が直接当たらない※
・湿気がこもらない
・水気のないところ
・風通しのいいところ
※電灯の光が気になる場合には、箱などを被せて光を遮断します。

ざっとこんな感じでしょうか。
一通り思いつくものを上げてみましたが、これらには共通点があります。

〔冷暗所に適した条件の共通点〕
・温度変化の少ないところ
・光の当たらないところ
・水分のないところ
家の中で置き場所を決める時には、これらを気にしておくといいでしょう。

冷暗所がいい理由

先程の条件をまとめると、次のような理由が見えてきます。

〔冷暗所がいい理由〕
・温度の上昇を避ける
・光による劣化を防ぐ
・温度変化による結露を避ける
・湿度の上昇を避ける
こんなところでしょうか。

これらはすべてカビや雑菌などの繁殖を避けるための条件。

冷暗所に適した条件とその理由を見ていくと、家の中でここなら大丈夫かな~というイメージが湧いてくると思います。

梅に最適な冷暗所とは

先程は一般的な冷暗所について書きました。
次に、梅の加工したものを置く場合の冷暗所ってどうなの?ということについて考えていきます。

「冷暗所」と一口に言っても、モノによっての向き不向きがあるものです。
他の食材に適した冷暗所であっても、梅に合う場所とは限らない。

ここでは、梅干しや梅漬けなどに適した冷暗所について書いています。
梅の加工したものを置く「冷暗所」とはどんなところがいいのでしょうか。

冷暗所に置く梅の条件

梅の加工したものは、全て冷暗所に置くというものではないのです。
ここで冷暗所に置く梅の条件を書いておきましょう。

それは、梅の状態によって保管場所が変わるのです。

(1)梅干しや梅酒などの場合

梅干しや梅酒は一般的に保存性の高いもの。
梅干しは塩分濃度、梅酒はアルコール度数が高いものが保存性が高い。

〔梅を漬け込んでから完成まで〕
・冷暗所

〔完成後の保存〕
・冷暗所 (あるいは冷蔵庫)

梅干しでも減塩して漬けたものは、完成後に冷蔵保存が無難。

塩分15%くらいのものは一年くらいは冷暗所でもいいが、早めに使い切る。
ただし、地域によって極端に高温多湿な環境であれば、冷蔵がいいでしょう。

塩分10%くらいのものは一年は冷暗所で持つ場合もあるが、漬け方や保管によっては傷んでしまうこともあり、危ういので冷蔵。

梅酒の場合は、アルコール度数35度以上のもので漬けたのなら冷暗所保存。
35度未満の低い度数のものならば、冷蔵保存が無難でしょう。

(2)上記以外の梅漬け

梅干しや梅酒以外の梅シロップや梅味噌など、梅漬け全般。
これらの保存性は様々で、何をどう作るかによって違うもの。

漬け込み時には殆どが冷暗所保管でいいが、完成後の保存時には冷蔵がよいとされるものも。

〔梅を漬け込んでから完成まで〕
・冷暗所

〔完成後の保存〕
・それぞれの保存性や条件により、冷暗所か冷蔵。
あるいは火にかけ、冷ましたのちに冷暗所、あるいは冷蔵保存。

長期間保存できるものもあれば、一年くらいのものもあり、数ヶ月で使い切るほうがいい場合のものもあるので、保存時には冷暗所か冷蔵なのか、それぞれのレシピに合わせて決めます。レシピに保存についての指示があれば、そのようにしましょう。

梅に最適な冷暗所は

これまでに、冷暗所の条件やら何やら書いてきました。
ちょっといろいろ書きすぎたでしょうか。

細かく書いたのは、家の中での適所を見つけられるように。
家の環境や条件はもとより、地域によって気温も湿度も全ての条件が違うわけで。
そうすると、条件を2つ3つ書いたところで当てはまらないかも知れないのです。

しかしながら実をいえば、梅を加工したものって案外たくましくて。
通常の漬け方をしていれば、よほどのことがない限り簡単に痛むものでもないので、あまり神経質にならなくてもいいものです。

極端な場所でなければ、ね。
極端な条件にならなければ、梅は次の場所で概ね大丈夫。

〔梅に適した冷暗所〕
・直射日光が当たらない日陰。
・家の中で一番気温が低め。
・極端な温度差がない常温。
これだけ。

一番気をつけるのは、高温多湿。

考え方としては、人間が快適だな~と思うところは、梅も快適。
人間が不快だな~と感じるところは、梅も不快。
ただし、日光は苦手なので日陰でね。

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梅を置いてはいけない

梅を置いてはいけないところ。
それは、梅を漬け込んでいる時でも完成後の保存期であっても。

それがわかれば消去法で、置き場候補の選択肢も狭まりますね。
置いてはいけない場所とはつまり、冷暗所に適した場所と逆のところを指します。

梅を置いてはいけない場所

次のようなところはまず、避けましょう。
・光が指す場所
・窓際
・ベランダ
・コンロの近く
・ストーブの近く
・熱を発する製品の近く
・エアコンの風が直接当たる場所
・シンクや洗い場、流しの下
など。

しかしこの中でも、条件が変われば置いても大丈夫かな~という場合も。

条件次第では可となる場所

条件が変われば、環境も変わるわけで。
どうしても家の中に置き場がないよ~という場合には、条件が変わるように工夫をしてみましょう。

いくつか例を上げてみます。

(1) 光が指す場所
直射日光は温度を伴うのでよくないですが、電灯の明かりくらいなら箱を被せたりすることで光を遮断することができるため、可。

(2) ベランダや窓際
直射日光が指したり、ぬれてしまう可能性を考えると、よくない場所。
しかし日が差さず、低気温下でも凍らず、絶対に雨が入らない条件ならば、可。
光と温度と水(雨や水滴)が関わる場所なので、ここは気をつけるところ。

(3) エアコンの風
エアコンの風が直接当たるなどし、急激に冷えたり温まったりするのはよくない。
しかしこれも、急激な温度変化を防げる状態にできるのならば、可。

工夫次第で、置き場所はいろいろあるものです。

冷蔵庫はどうなのか

冷暗所はどこか、というのでよく見かけるのは、冷蔵庫。
しかし冷暗所と冷蔵庫は違います。

冷蔵庫に入れると、よくない状態に陥ったり傷んでしまったりする食材もあるのです。
それは梅も同じこと。

では冷暗所と冷蔵庫の違いとは何でしょう。

冷暗所と冷蔵庫の違い

冷蔵庫でも、冷暗所と考えていいとされている場所があります。
それは、野菜室。

モノによっては野菜室での保管がいい場合もあるでしょう。
しかし梅にはあまり向かないのです。

向かない理由は、温度。
食品を保存する上で「常温」とされるのはおおよそ15℃~25℃。
冷暗所は一般的に「涼しいところ」なので、常温とされる温度でもほぼいいところ。

対する冷蔵庫の温度は次のようなもの。
・冷蔵室で3度から6度くらい。
・野菜室は、温度高めでも7度から10度以下。

涼しいというよりも、かなり寒いですよね。

梅は基本的に常温が好き

梅を漬ける時、あまりに温度が低い場合には、梅がうまく漬からないことがあります。
保存時にも、熟成がうまく促進されなかったりすることも。

ですから梅は、基本的には冷暗所。
極端な温度変化の少ない、常温の場所が向いています。
なのでたとえ野菜室であっても、冷蔵庫が向いているとは言い難いものと思います。

もちろん加工方法によって保存性の少ない場合は、冷蔵保存がいい場合もある。
そこはその都度、作ったものに合わせて対応していきましょう。

後記

今回は冷暗所についてと、梅を保存する場合の冷暗所について。

昔ながらの日本家屋は、影が差す場所は多くありました。
気温も現在のように、毎年極端な高温になったりはしなかったことでしょう。

今は家の環境も気温も、極端なところがある。
場所は限られているし、冷暗所ってどこよ?ってところもあるでしょう。

うちの場合は、階段下や日の当たらない部屋の奥とかに梅を置いています。
電灯の明かりなどが当たったりはするけど、それは仕切りなどをし、直接当たりにくくしたりしています。

玄関が北向きだとか、廊下が冷やっとしているとかなら、そこが冷暗所。
家の中で温度が低く、温度変化の少ない場所。

いろいろ考えて、どうにかこうにか冷暗所を作ることも可能です。
あなたのお家をじっくりと観察してみてくださいな。

それでは今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

あなたのお家に丁度いい冷暗所が見つかりますようにヽ(´ー`)ノ

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