本サイトは広告を利用しています。

梅を漬ける容器を消毒する理由と、それぞれの方法を知ろう。

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

容器の消毒をしておこう。
これから梅を漬けてみよう
と思っているのなら、

梅を漬ける容器の消毒は
しっかりとしておきましょう。

容器の消毒をするかしないかで
結果が変わるとしたら…

失敗してしまうかもしれないとしたら…?

面倒でも消毒しておくしかないですよね。

 

消毒をするかしないかで、結果が変わる
ということも大いにあるものなのです。

特に減塩で梅干しを作る場合。
他の梅の加工についても同様です。

消毒をするだけで、一つ安心要素が増える。

それでも面倒だな~と思うなら、
一番自分に合っている方法を一つ
やるだけでもいいでしょう。

 

今回はそんな、梅を漬けるための
容器の消毒について
書いていくことにします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

梅しごとで重要な容器の消毒

梅しごとにおいて、何が重要かといえば…

雑菌との戦い。(大げさです)

 

まぁ、目に見えないものなので
具体的には何とも言い難いところ。

目に見えて変化が現れてきた時にはもう
雑菌に侵されつつあるという…
怖い話ですね。

雑菌と書きましたが、
悪さをするのは細菌などの微生物類。

(微生物は悪さをしているわけではなく
分解しているだけなんでしょうけどね)

 

この微生物の働きを、消毒によって抑える
ということが大事なのです。

消毒をしておけば万全!という
わけにもいかないのですが、
やらないよりはやるほうが安心です。

消毒方法の種類

ここで消毒方法の種類について
書いておきます。

梅しごとで行う容器などの
消毒方法は主に2つ。

  • 熱で消毒
  • アルコールで消毒

熱で消毒

熱で消毒というのは、熱に弱い雑菌を
熱を使ってやっつけようとすること。

よく使われるのは、熱湯を使う方法。

特別なものを必要としないので、
基本的な消毒方法としてよく使われます。

アルコールで消毒

熱に弱いなど、熱で消毒できない
容器や道具などは、
アルコールでの消毒を行います。

ここでいうアルコールとは、
エタノール(エチルアルコール)のこと。

エタノールは殺菌、静菌作用があります。
(濃度や微生物によって効果は異なる)

 

梅を漬けるときによく使われるのは、
甲類焼酎のホワイトリカーで
アルコール濃度が35度のもの。

エタノール濃度が30%以上であれば、
殺菌が期待できるようです。

容器によって消毒方法は変わる

梅を漬け込む容器には
いくつか種類があります。

  • 瓶(ビン)
  • 琺瑯(ほうろう)
  • 甕(かめ)
  • 漬物用プラスチック樽
  • 漬物用ビニール
  • 食品保存用のジッパー付きビニール袋
    など。

それぞれ容器によって性質が異なるので、
消毒方法も変わってきます。

熱消毒ができる容器

熱に強い容器は、煮沸消毒や熱湯消毒など
熱による消毒をすることができます。

  • 琺瑯(ほうろう)
  • 甕(かめ)
  • 瓶(ビン)※

※瓶は本来、急激な温度変化には弱いもの
ですが、熱による消毒は可能です。

 

熱で消毒できる容器は、
熱消毒とアルコールでの消毒を
両方行うといいでしょう。

それは消毒方法によって
効果のある菌が違うこともあるので、

他の消毒方法と併用するほうが
より効果的だからです。

熱に弱いものの消毒

熱に弱いものは、
アルコールによる消毒を行います。

  • 漬物用プラスチック樽
  • 漬物用ビニール袋
  • 食品保存用のジッパー付きビニール袋
    などなど。

ビニール袋の類は内側に雑菌などが
いないといわれており、
消毒も不要という話もあります。

しかしあまり手間を取るわけでもないため、
念の為にアルコール消毒をしておく
という方も多いですね。

 

梅を漬けるときに塩を減らしたり
調味料などの必要量を減らしたりするなど、

保存性を損なうおそれのある漬け方を
する場合には、念のために消毒をして
おくほうがいいでしょう。

それぞれの消毒方法

消毒の方法はいくつかあります。

〔熱による消毒〕

  • 煮沸消毒
  • 熱湯消毒

〔アルコールを使った消毒〕

  • 拭き取り
  • 回しかける
  • 吹き付ける

これらについて順番に説明していきます。

なお、瓶については少々特殊なので
↓こちらの記事をどうぞ。
関連記事:ビンの消毒

スポンサーリンク

消毒をする前に

それぞれの容器を消毒する前に、
次のことをしておきましょう。

〔熱消毒の場合〕

  • 食器用洗剤を使ってきれいに洗う

熱による消毒をする場合は、
水に濡れたままでできる。

〔アルコール消毒の場合〕

  • 食器用洗剤を使ってきれいに洗う
  • 水滴などが残らないように乾かしておく

アルコール消毒をする場合は、
容器が完全に乾いてから行います。

煮沸消毒の方法

煮沸消毒は、大きな鍋に水を入れて、
容器を煮ることで消毒するもの。

消毒方法としてはこれが一番確実。

しかしこれには制限があります。

使おうとする容器が、
家にある一番大きな鍋に入らないことには
実施できないのです。

ですからまずは、家の鍋の大きさと
容器の大きさを見てみましょう。

充分入るようなら、煮沸消毒を行います。

〔煮沸消毒の手順〕

  1. 鍋に水を入れる
  2. 1に容器を入れる
  3. 鍋を火にかける
  4. 水が沸騰したら、そのままグツグツ5分間
  5. 容器を湯から上げる
  6. 完全に乾くまで干す

容器を乾かす時には、
清潔なふきんなどに逆さにして
日干しするといいでしょう。

もちろん容器だけでなく、
フタも忘れず同様にします。

ただしフタがプラスチックなど
熱に弱いものの場合は、
アルコール消毒のみを行います。

熱湯消毒の方法

熱湯消毒は、容器に熱湯を注ぐもの。

やけどなどしないよう注意して、
湯が溢れても構わない流し台などで
行うといいでしょう。

〔熱湯消毒の手順〕

  1. 容器に熱湯を注ぐ
  2. 湯がぬるくなるまでしばらく置く
  3. 湯を捨てる
  4. 完全に乾くまで干す

容器以外のものを熱湯消毒する場合は、
大きなタライやボウルなどに入れて
熱湯を注ぎ入れ、同様に行います。

熱湯をかけるだけなので、簡単ですよね。

アルコール消毒の方法

梅容器のアルコール消毒によく使われるのは
甲類焼酎のホワイトリカー(35度)。

他のものを使う方法もありますが、
ここではホワイトリカーを使っての説明を
することにします。

アルコール消毒のやり方は3つ。

  • 拭き取り
  • 回し付ける
  • 吹き付ける

それぞれ一つずつ簡単に説明します。

〔拭き取る方法〕

  1. キッチンペーパーやガーゼなどに
    ホワイトリカーを染み込ませる
  2. 乾いた容器の内側の底面から側面、
    容器のフチまで全体をまんべんなく拭く

 

〔回し付ける方法〕

  1. 乾いた容器にホワイトリカーを少量入れる
  2. 全体に行き渡るように容器を回す
  3. 容器中に残ったホワイトリカーを捨てる

 

〔吹き付ける方法〕

  1. スプレー容器にホワイトリカーを入れる
  2. 乾いた容器の内側にホワイトリカーを吹き付ける
  3. 乾くまで置く

 

スプレー容器は、アルコールを入れても
問題のないものを使いましょう。

また、ホワイトリカー以外でも
代用できます。

 

ホワイトリカーの代用で使える消毒

ホワイトリカー以外で使えるのは
具体的には次のようなもの。

  • アルコール度数が35度以上のお酒
  • その他代用できる消毒液

アルコール度数が35度以上のお酒

アルコール度数は35度以上のものがよく、
その他の条件としては、次のようなものが
いいでしょう。

  • 味や香りなど、風味にクセのないもの
  • 甲類焼酎(クセのない焼酎)

クセのあるお酒を使ってしまうと
少々風味が残るかも。

ウォッカやジンなどはいいようです。

梅に余計な風味を付けたくない場合には
気をつけましょう。

その他の代用できる消毒液

食品に使える消毒液として、
食品用エタノールとか書いてある
ものもあります。

通常の消毒用アルコールでも
使えるものはあるようですが、

なかには人体にあまりうれしくないものを
添加されている製品もあるので

食品に使っても大丈夫、
といわれているものを使う方が安心です。

購入する際には、使用方法や注意事項などを
よく確認しましょう。

後記

さて今回は、梅に使う容器の消毒について
書いてみました。

熱消毒は面倒くさいし、
アルコール消毒だけでいいよね?

そう思うかも知れないけど、
両方できる容器の場合は
両方やっておくほうがいいですよ。

まぁそれは好きずきですが。

 

もちろんアルコール消毒だけでも、
しないよりはしていれば心強いもの。

 

一番ラクなのはビニール袋ですね。

新品のビニール袋の内側は
菌がいないといわれているので、

アルコールをシュッと吹き付けて
梅を漬け込んでしまえばいいのですから
なんてラク。

漬け方もいろいろあるので
好みで選びましょう。

 

では今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいまして
ありがとうございます。

梅を漬け込む前の消毒。

これは手を抜かずに、
しっかりしておきましょうね~ヽ(´ー`)ノ

タイトルとURLをコピーしました