梅の名所は遠くに華やかだけど、近くの梅花ほど可愛らしい。

梅の名所について調べてみると、日本全国津々浦々。
とても多くの場所がありました。

有名な場所だけを取り上げると、遠方者はなかなか行くことができないために少々寂しい。
身近に梅を見られる場所があればと個人的に思うことから、小規模な場所も含めて探し、情報をまとめました。
(※梅の名所リストが見たい場合は、一番下のリンク記事からどうぞ。)

そのなかで今回は、印象に残ったことなどを紹介していきます。

もくじ

1. 梅の名所は各地にある
1.1 全国にある梅
1.2 身近にある梅

2. 数が豊富・種類が豊富
2.1 農業用梅林
2.2 観光梅林
2.3 多品種を揃える場所

3. 神社や寺院の梅
3.1 神社では天神さん
3.2 寺院はお庭が美しい

4. 歴史を持つ梅

5. 消えゆく梅林
5.1 自然災害など
5.2 やむを得ない事情
6. 後記

それではいってみましょ~!

1. 梅の名所は各地にある

梅の情報が多いのは、特に梅の産地や都市部、観光地になっている場所など。
そのなかで、大きく分けて特徴がありました。

1.1 全国にある梅

梅は生き物ですし、気候が大きく違う場所では育たない、というイメージがありました。
たとえば、北海道や沖縄など両極端な場所。

北海道は寒すぎる。
沖縄は暑すぎる。
だから名所とかもないよね~って。

ところがどっこい、です。
寒い地域では杏系の品種。
暑い地域では台湾で育つ品種。

北海道も沖縄県にも、ちゃんと梅林があるのですよ。
ですから、梅は日本全国で見ることができるのです。

1.2 身近にある梅

とても気楽に梅が見られる場所。
それは公園。

ご近所に梅が植えられている公園があるっていいな~と思います。
お心当たりのある方は、ぜひ散歩がてらに出かけてみてはいかがでしょう。

ちなみにうちの近辺には全くないので、観梅しようと思うと車で遠出するしかないのですよ。
次の季節には、近場で普段行かない場所を探してみることにします。

2. 数が豊富・種類が豊富

梅の名所とされる場所にはいろいろなタイプがあります。

2.1 農業用梅林

実を収穫する目的で植栽されている梅。
梅の生産地には広大な敷地に多くの梅があり、桃源郷のような様相を成している場所がたくさんあります。

公営であったり市営であったり、個人所有であったりいろいろですが、花の時期のみ一般公開されているという場合が多いです。

2.2 観光梅林

観光目的で植えられている梅林。
公園のなかにもこの性質を持つところがある。

実梅だけでなく、花梅が多く植えられているところもある。
花梅は見た目だけではなく、香りも楽しめる。

2.3 多品種を揃える場所

とにかく多くの種類が植えられており、数百種を超える場所も。
観光や研究であったり目的は様々ですが、多くの種類が見られるのは嬉しいところ。

3. 神社や寺院の梅

神社や寺院では、けっこう梅が植えられている。
そして何がいいかのというと、古木があるところ。

梅は若木よりも、多くの年月を生き抜いてきた古木が、なんともいい。
梅は独特の風格があります。

3.1 神社では天神さん

神社で梅というと、菅原道真公の天神さん。
天神様・天満宮など呼び名は様々ですが、梅が付きものです。
なぜかというのは、また別の記事にて。

3.2 寺院はお庭が美しい

寺院には美しいお庭を持つところが多くあります。
その美しいお庭に梅が数本植えてある。
もしくは広い場所に梅林があったりもするのです。

4. 歴史を持つ梅

古くからある一本の梅。

その梅の木にまつわる伝説やいい伝え。
名のある人物と関わりがあった梅。
そして江戸時代名残りの名所など。

今も各地で残っているものがいくつもあります。

〔伝説・いい伝え〕
道真公の飛梅伝説
和泉式部の軒端の梅
頼朝公の逆さ梅
など。

〔名のある人物と関わりのある梅〕
親鸞聖人お手植えの梅
伊達政宗持ち帰りの梅
武田信玄ゆかりの梅
徳川家康ゆかりの梅
など。

〔江戸時代名残りの場所〕
旅の要だった目印の梅
城や屋敷跡、庭園の梅

などなどなど!

梅が見た歴史は、一体どんなものだったのでしょうね。

5. 消えゆく梅林

梅が見られる場所をひたすら調べているなかで、寂しいなぁと思う情報も多々ありました。

5.1 自然災害など

何年もかけて大きくなった梅が、あっという間になくなってしまう。
そんな悲しい出来事。

・ウメ輪紋ウィルス(プラムポックスウィルス) の感染
梅がこのウィルスに感染すると、まん延防止のために周辺一帯の梅が処分の対象となる。
実際にこのウィルスが確認された地域の梅は、全て伐採されている。
そしてウィルスが三年間検出されないことを確認した後でないと、再度梅を植樹することができない。

この被害に遭い、梅が全て伐採されて別の木が植えられた公園がありました。
しかし伐採後三年を経て、再植樹されて再起を図っている梅林もあります。
いつも変わらずそこにある風景は、守っている方々がいてこそですね。

・台風や水害などの被害
近年、台風などの被害が多いため、梅林にも被害が出ている。
そのため、一時閉鎖などしている場所もある。

5.2 やむを得ない事情

梅林がなくなる理由はいろいろある。
跡継ぎ問題や経営難、そして土地の再開発などによる梅林の撤去など。

多くの年月をかけて育った梅が伐採されるのは、なんともいえない。
最近地元近くに小さな梅林を一つ見つけたが、売り土地になっている。
そして再度近くを通ったときに見てみると、すでに伐採が始まっていた。
こんな場所が、日本全国各地であるのでしょう。

6. 後記

梅の名所や観梅できる場所、梅が数本でも植栽されているという場所の情報は、全国で800余集めました。
そのなかで、現存していて公共的な要素がある場所として確認出来たのは、700余。

その差は約100箇所。
内、数件はさまざまな理由から観梅できなくなった場所。
その他は、情報が少なすぎて現存の真偽を掴めなかったものなどです。

ですからこれだけ情報を集めたとはいえ、まだまだ全国には沢山の梅スポットがあるはず!今後も新たに見つけられたら、随時追加していきます。

梅の花が咲くと、ようやく寒い冬が終わり、春が来るなぁと嬉しくなります。
梅が満開になり鳥がやってきて、平和だなぁと感じるのです。

梅花の時期は年一度。
寒かったり暖かかったりで、毎年開花の時期がずれたりしますが、なにより咲くことが大事。
毎年春の訪れを感じさせてくれるのがいいところなのです。
その可愛らしさと香しさで。

それでは今回はこのへんで。
観梅リストは下記のリンク記事からどうぞ~^^

梅の名所

梅の名所|北海道・東北地方の観梅できる場所

梅の名所。北海道は平年で5月の初旬あたりから。東北地方の宮城は2月下旬、福島は3月上旬ころ。岩手・秋田・山形・青森県は、4月頃から末にかけて順に開花をしていく。梅の名所というと、北海道や北部などでは花が遅いために、桜と同時期に観梅できる場所もある。
梅の名所

梅の名所|関東1-茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉県で観梅

梅の名所。関東の茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉県では、平年で1月下旬から2月中旬頃にかけて順次開花する。大規模な梅林から各施設・公園まで、観梅できるところは多い。梅の名所で関東といえば、日本有数の歴史ある名庭園や、伝承の残る古木を持つ寺院などもある。
梅の名所

梅の名所|関東2-東京都内。23区と市内で観梅できる場所

梅の名所。関東・東京都では、平年1月下旬頃から順次開花する。都内では、市内に大規模な梅林があるだけではなく、23区内にも観梅できる公園や庭園などが充実している。梅の名所で東京都というと、江戸時代の梅屋敷や逸話が残る古木など、歴史もともに堪能できる。
梅の名所

梅の名所|関東3-神奈川県で観梅のできる場所

梅の名所。関東・神奈川県では、平年2月上旬頃から開花し始める。大規模な梅園もあるが、施設や公園など多くの場所に植栽されており、とても親しまれていることがわかる。梅の名所で神奈川県といえば寺院がとても多く、歴史ある古木なども観ることができるでしょう。
梅の名所

梅の名所|北陸・甲信越で観梅できる場所

梅の名所。北陸・甲信越地方では、その年により前後もするが、山梨・石川・福井県は平年2月下旬頃から。富山・長野・新潟県は同時期から3月中旬ころに順次開花していく。梅の名所で北陸というと、大規模な梅林から小梅の産地、名のある古木などを見ることができる。
梅の名所

梅の名所|東海2-愛知・三重県で観梅できる場所

梅の名所。東海地方の愛知・三重県では、平年、2月上旬頃から開花する。数十種類以上もの品種が植栽されているところも多く、違いを見比べてみるのも楽しいことでしょう。梅の名所のなかで東海では、古木もあり寺や公園などでも数多く観梅でき、各地見ごたえがある。
梅の名所

梅の名所|東海1-静岡・岐阜県で観梅できる場所

梅の名所。東海地方の静岡では平年1月下旬頃、岐阜県では2月中旬ころから花が咲き始める。多くの場所にまとまった数が植栽されており、歴史ある古木もあり見応えがある。梅の名所で静岡といえば多数ある中でも、富士山とともに観梅できるところがあるので注目です。
梅の名所

梅の名所|関西1-京都府で観梅できる場所

梅の名所。関西地方の京都府では、平年、2月下旬ころから花が咲き始める。神社や寺院、日本庭園などにもよく見られ、開花時には趣のある風景とともに楽しむことができる。梅の名所で京都といえば、名のある人物ゆかりの古木などもあるので、訪ねてみるといいですね。
梅の名所

梅の名所|関西2-大阪府・兵庫県で観梅できる場所

梅の名所。関西地方の大阪府・兵庫県では、平年、2月中旬頃から開花が始まる。大規模な梅林は少ないが、公園や神社など各地に多数植栽されており、身近に感じられ親しめる。梅の名所で大阪といえば、多品種のある場所がいくつもあり、違いを見比べてみるのも楽しい。
梅の名所

梅の名所|関西3-滋賀・奈良・和歌山県で観梅できる場所

梅の名所。関西地方の滋賀・奈良・和歌山県では、平年、2月上旬から中旬にかけて開花が始まる。大規模な梅林があり、歴史ある古木も多く、言い伝えが残されているものも。梅の名所で関西というと、盆梅展が多く催され、普段目にすることのできない名木を眺められる。