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梅の斑点は自然なこと。加工するも食べるも、問題はないよ。

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

梅の実というと、どんなものを想像するでしょうか。
ツルンとした傷ひとつない青梅
一部が赤く染まり熟した梅
全体に黄色く熟した梅

それとも。

斑点のそばかすが付いた梅。

梅の実には、斑点が付きものです。
自然に斑点のない梅というのもあるけれど、なかなかそうもいかないようです。

今回は、梅の斑点について調べてみましょう。

1. 梅の実の斑点
1.1 斑点の正体
1.2 斑点の原因
1.3 斑点の予防と対策

2. 斑点の梅は食べられる
2.1 斑点あっても梅干し作り
2.2 斑点あっても加工はできる
2.3 市販の加工梅に斑点が

3. 後記

ではいってみましょ~。

1. 梅の実の斑点

梅の実の表面につく斑点。
これには主に2種類があります。

・黒星病
・かいよう病

これらはともに梅の病気といわれるもの。
病気というと聞こえはよくないけれど、表面に出て見た目がよくないというだけで、安全性などに問題があるわけでもなく、特に気にしなくていいもののようです。

梅の斑点とは具体的にどのようなものなのか。
詳しく見ていきます。

1.1 斑点の正体

梅の斑点の正体は、カビや細菌。

黒星病:糸状菌(カビ)
かいよう病:細菌

カビも細菌も、一般的にはあまりイメージはよくないですよね。
カビと細菌、似ているようでいて違う生物。
カビは多細胞生物、細菌は単細胞生物です。

どちらも梅に感染すると、斑点を発生させます。
しかしこの斑点、人間が食べても問題ないものです。

1.2 斑点の原因

◇ 黒星病

原因:糸状菌(カビ)
症状:黒い斑点
表面に小さな円形の黒(ススのような)色の斑点を生じる。

発生の要因:日当たり・風通しが悪い、多湿

病原菌は、感染した枝の内部で越冬する。
雨水により胞子が飛散し、果実に感染する。
豊後・紅サシ・南高など、発病しやすい品種がある。

◇ かいよう病

原因:細菌
症状:赤紫色と黒く水浸し状に凹んだ病斑

発生の要因:湿地、多肥栽培

病斑は越冬する。
強風と雨が多いと実に感染、病斑が生じる。

1.3 斑点の予防と対策

梅の斑点を予防するにはいくつか方法があるようです。

・感染源を取り除く
梅の斑点の原因であるカビや細菌は、一度感染すれば枝の中で
越冬をし、暖かくなる頃に出てきて雨水などから感染を広めます。

そのため、冬に感染した枝の剪定をし、伝染源を除去することが重要。

・環境を整える
カビや細菌は、湿度が高い場所を好む。
日光や風が通りやすいよう整備をするのも大切。
また、かいよう病には防風対策が有効ということです。

・薬剤
薬剤というのは、農薬などを指す。
黒星病には相応の薬剤があるようです。
しかし、かいよう病には有効薬剤が少ないといいます。

薬剤使用の是非は、梅農家さんによってさまざま。
できるだけ使わないようにされているところもあります。
消費者があまりに斑点を嫌うために、薬品を使わざるを得ないということもあるでしょう。

2. 斑点の梅は食べられる

何度もしつこいようですが、梅に斑点があっても大丈夫。
普通に使えるし、食べても全く問題ないのです。

単に見た目が…!というだけなのです。

2.1 斑点あっても梅干し作り

よく梅干し作りの指南書などに書かれている文言があります。

「傷など傷んだ梅はカビの原因になるので取り除く」
斑点は傷にあらず。

「傷や斑点のあるものはカビの原因になるので除く」
これは誰もが梅干しをうまく漬けられるように、との配慮からでしょう。
失敗要因をなるべく取り除いておくことで、成功してほしいのです。

…少々強引な解釈でしょうか(笑)

実際は、斑点のある梅を漬けたからといって、必ずしもカビが出るというものではないのです。
あくまでも原因のひとつには成り得るかもということでしょう。

減塩せずに漬けたり、密閉して空気を通さないような漬け方であれば、それほど心配はいらないかと思います。
心配なら、あまりに斑点のひどい梅は外す、というくらいでいいのではないでしょうか。

個人的にはどちらかというと斑点よりも、梅をきれいに洗って水を切ったり、容器の消毒をしっかりやるなど、基本的な部分を丁寧にやるほうが失敗が少ないのかなと思います。

2.2 斑点あっても加工はできる

梅に斑点があるからといって、コレには使えてアレには使えない、ということはないでしょう。
もちろん見た目を重視したい場合には、別ですけどね。

梅酒でも梅シロップでも、その他の漬物でもなんでも、普通に使っていいのです。
梅に斑点ができるのは、むしろ自然なことなのですから。

カビも細菌も、そのへんに沢山います。
カビも細菌も、悪いものばかりではない。
人にとって有害なものもあれば、無害なもの、有益なものもいる。

梅の斑点を作るカビや細菌は、人にとっては無害なものです。
いろいろ調べてはみたけれど、人に有害だとする説は見当たらなかった。

もちろん梅の木にとっては、カビや細菌の繁殖が活発になりすぎると、梅の木自身の生命活動が阻害されるために有害だということになるのですけど。

同じものでも相手が違えば、結果は違うということですね。

梅の斑点は見慣れてしまうと、どうってこともないものです。
気にせず使ってみてください。

ただ、生理的にイヤだという場合は無理しないで。
自分の許容範囲で判断していきましょう。

2.3 市販の加工梅に斑点が

ここまで読んでくださった方は、もうおわかりですね。

市販の梅干しや干し梅、あとは…何があるでしょう。
とにかく、市販の梅製品だとて、梅であるからには斑点があっても当たり前。

そしてもちろん、食べて問題のないものです。

私が梅干しなどの梅製品を購入していたのはずっと以前。
市販の梅干しなどは、斑点がないイメージがありました。
しかし近年ではけっこうあるようなのですね。

昔と比べ近年では、農薬など薬剤の使用について様々な面で変わってきたのかと思います。
そして生産者側と消費者側の意識も近くなり、変わってきている。

インターネットが普及して、いろいろな情報を発信したり、それを受け取ることができる。
お互いが見えることで、今後もいい方向に向かっていくといいなぁと思います。

3. 後記

さて今回は、梅の斑点について書いてみました。

以前にも書いたかも知れないですが…

私は以前、毎年スーパーで梅を購入していたので、傷も斑点もないきれいな梅が当たり前だと思っていました。
そしてある年、知人から梅をいただいたときに驚いたのです。
それはもう、すごい斑点とシミだらけの梅…。

当時は斑点のある梅を見慣れていなかった。
そのため何も知らず、斑点を削いで使ったり、ある程度の量を無駄にしてしまった。
とてもひどいことをしたと、未だに引っかかっている痛い思い出です。

ほんとに、知らないってこわい(?)ことだなと。
自分の常識は非常識。
自分が見知っていることだけがすべてだと思ってしまってはいけない。
今でも反省しています。

話が逸れていますけど、梅の斑点は大丈夫だよと。
それだけの話しでした(笑)

しかし斑点が生理的に無理だと感じるなら、無理せずに。
(点々の集合体がムリ…という恐怖症もあるようですし)

皮をむいてしまえばきれいなので、炊いたりジャムなどにするといいでしょう。
使い方はいろいろできるので、梅ちゃんをうまく使ってあげてくださいな。

では今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

梅の斑点も見慣れるとかわいいもんよぉ~ヽ(´ー`)ノ
…ひどくなければねっ。

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梅の実
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~メクリヱ~ 梅が香のめくる恵みのめじろおし
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