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梅の実の病気は、人には害がないので心配しなくても大丈夫。

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

梅の実を手に入れて、さあ梅仕事をしよう!
…というそんなとき、梅の状態が気になりますよね。

梅の実をどのように手にするのかはいろいろ。
・庭の梅の木から収獲する
・おすそ分けにいただいた
・スーパーで購入
・通販で農家さんや業者さんから購入
などなど。

多くの人はスーパーで購入するかと思います。

日頃どんな梅を見慣れているかで、ずいぶん梅に対する印章は違うもの。
スーパーで目にするきれいな梅しか知らない場合、傷だらけの梅を見たときには驚いてしまうことでしょう。

もし、梅に気になる傷があったら…
これは何の傷?病気?食べても大丈夫なの?
きっとどうすればいいのか困りますよね。

今回はそんな、梅の実の病気や傷について書いていきます。

1. 梅の実の病気
2. 梅の病気
2.1 表面に斑点がある
2.2 表面が白っぽい
2.3 色が黒ずんでいる

3. 病気以外の害
3.1 透明なつゆ状のもの
3.2 小さな穴
3.3 茶色いもの
3.1 茶色い状態
3.2 追熟せず2、3日で腐る梅

4. 食べてはいけない梅は
5. 後記

ではいってみましょ~。

1. 梅の実の病気

梅の実の病気というと、多くは菌によるもの。
あとは虫の害によるものなどがある。

梅の実に病気が発生すると、見た目が悪い。
見た目が悪いと、梅という商品価値は下がる。
だからスーパーに出回る梅などは、きれいなものが多いのです。

そもそも梅の病気というものは、人が食べても大丈夫なのか。
結論からいえば、梅の実に病気があったとしても、人間には害を成さないもの。
もちろん、梅の実が傷んで腐食してしまっている場合には別ですよ。

あまり病気というとなんだか気持ちが悪い気もしますが、菌や虫がもたらす傷だと考えれば、そんなに抵抗感はないでしょう。
見慣れればどうってことのないものです。

ではその見た目と状態について書いていきます。

2. 梅の病気

梅の見た目や状態から、使ってもいいものか判断します。
病気なのか違うのか。
使っていいのか廃棄するのが望ましいのか。

基本的には、梅の表面や内部が明らかに傷んでいるもの、いびつなものなどは廃棄しましょう。

2.1 表面に斑点がある

梅の表面に斑点。
梅の実の病気は、斑点が発生するものが多いようです。

〔黒星病〕
梅の実表面に黒い斑点が生じる。
品種により、この病気に強いもの、弱いものがある。
雨が多い年に多く感染し発生しやすい。
糸状菌(カビ)による病害。

ほとんど表面だけで、皮を削ってみると果肉にはほとんど支障がないように見える。
加工しても問題ないし、食感も気にならない。

〔かいよう病〕
二種の小さい斑点ができる。
黒い水浸状で凹んだ斑点。
外側が赤黒く、内側が白く凹んでいる斑点で硬い。
ひどいものは大きく凹みが生じ、亀裂が入る。
細菌による病害。

状態が軽いものはそのまま加工して支障ない。
しかし斑点部分が硬いため、食感はよくない。
場合によっては取り除いて使っています。
ひどいものは斑点が密集して広範囲に渡るため、廃棄することも。

2.2 表面が白っぽい

表面が白い粉をふったような状態に見える。
これは梅に限らず、植物の葉などによく見られる病気のウドンコ病。

〔ウドンコ病〕
実の場合も、表面に円状に白く粉をふったようになる。
症状が進行すると、病斑に褐色のアザのようなものがみられる。
ひどくなると固くひび割れを生じる。

市販のものにはあまり出回らないかも。
気づいたら取り除きます。

2.3 色が黒ずんでいる

実の表面の一部、あるいは全体がススが付いたように黒ずんでいたら。
それはスス病と呼ばれる状態かも。

〔スス斑病〕
ススのような汚れのような、薄い黒色のモヤモヤとした斑紋がつく。
この斑紋は洗っても落ちないため、見栄えはよくない。

カビの一種で、雨が続くと出る。
加工して食べてもまったく問題はない。

3. 病気以外の害

病害以外にもいろいろな理由から、異常が出たり傷んでしまう実があります。
よくある事例を書いていきます。

3.1 透明なつゆ状のもの

梅の実に、透明なつゆのようなものが付いている。
これは梅の病気というよりは、梅の生理的な障害。
ヤニ果、あるいは樹脂症果と呼ばれるもの。

〔ヤニ果(樹脂症果)〕
透明なゼリー状の物質はヤニで、ベタつきがある。
果肉内にも同様の物質が貯まることもあり、物質は固くなる。

原因はホウ素欠乏といわれ、品種によって出やすい症状でもある。
商品価値はなくなるため、あまり市場に出回らないかも。

症状の軽いものは加工に使って問題ない。
しかしヤニが硬くなるため、食感はよくない。
ひどいものは使わずに外してしまいましょう。

3.2 小さな穴

実に小さな、針で突いたような跡が残っている場合。
これは虫刺されによるもの。

虫の中には、梅の実の果汁を吸うものがいる。
その犯人はカメムシ。

実に管を刺して果汁を吸うだけなのですが、その部分がしこりになったりするので、しこり果とも呼ばれる。

この梅は使って問題ないが、梅干しにすると部分的にしこりが残る。
しかし人間が食べても何ら支障はない。

3. その他の状態

病気でも虫の害でもない、しかし異常があるもの。

部分的に黒いものや陥没しているもの、茶色いもの、ブヨブヨとしているものは傷んでいると思われるので、使わずに外しましょう。

その他にいくつか書いておきます。

3.1 茶色い状態

梅の実が茶色いのは、幾つかの状態があります。

・傷口を治す、かさぶた

梅の表面の一部に、茶色いコルクのようなかさぶたがあるもの。
かさぶたを剥ぐと、下に新たな皮ができている。
これは梅が樹上で傷を負った跡で、傷口を修復した証し。

かさぶた部分は硬いが、心配せずに使っていい。
気になるならば、カサブタを剥がして使うのもあり。

・水に浸しすぎて変色

梅を水に浸しすぎた場合。
梅の内部に水が侵入してしまい、梅の果肉が茶色く変色してしまう。

梅干しの場合、少々の変色くらいは大丈夫なので、充分に水気を切ってすぐに漬けてしまいましょう。
水を含んでいて痛みやすいため、減塩はしないこと。
心配なら加熱するジャムなどにしてしまいます。

・傷んで腐食して茶色に

水に浸けるなどしていないのに、梅の表面や内部が茶色く変色していたり、陥没していたりするもの。
程度にもよるが、腐食しているかもしれないので廃棄する。

ただ、打ち身から茶色くなったものもある。
日が浅い打ち身なら大丈夫だが、濃い茶色でブヨブヨしていたらやめる。

3.2 追熟せず2、3日で腐る梅

梅を追熟するというのは、梅干しなどの材料として使う場合。
早めに収穫された青梅の場合、熟す力がなく腐ってしまうものがある。

追熟時、他の梅と状態が明らかに違ったり、しぼんだり傷んでくるようなものは、成熟不良であったり未熟果である可能性もあるので外します。

4. 食べてはいけない梅は

病害虫などが原因で梅の実に傷があったとしても、人が食べても基本的には問題はない。
ただし、明らかな異常が出ていたり、傷んでいるようなものは廃棄する。

まず市販の梅では、状態のひどいものを見かけることは少ない。
ましてや食べられないようなものを出荷することはほぼないでしょう。

つまり市販されている梅は、少々の傷があったとしても基本的に使えるものです。
傷んでカビが付いたり、腐っていない限りは。

安く出回っている梅には、斑点のあるものを多く見かけるが、加工して食べるには全く問題がないもの。

しかし一般的に市販の梅には、傷が無いものが多い。
傷ができないように気を使い、なるべく傷のないものが出荷される。
なぜなら梅の実に傷があれば、商品価値が下がってしまうため。

傷が入ったものは、消費者が嫌うために売れなくなる。
傷一つで価格が大きく下がるのだから、育てる方は大変だ。

毎年梅が食べられるのは、農家さんの仕事のおかげ。
ありがとうございます。

5. 後記

今回は、梅の実の病気について…と、病気じゃないけど病気に見えるものについて書いてみました。

今回書いたもの以外にも、梅の実の病気はあります。
しかしそれらは明らかに食に適さないものだし、発育しないために出荷されるに至らないものです。

つまり市販されている梅は、ある程度安心して食べられるものということ。
(ある程度、と書いたのは、傷んでいるものや稀に不良が交じることもあるという意味で)

梅の実の病気については以前二回くらい書いています。
今回もなんだか似たような内容になっているかも。
しかしテーマと内容は違っているので、よかったら読んでみてくださいな。

梅も生き物。人も生き物。
しかし同類ではないので、梅の病気が直接人に害を及ぼすことはないのでご安心を。
ただし、当然ですけど傷んでいたり怪しいものはもちろん、廃棄です。

それでは今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

梅ちゃんも生物なので、傷の1つや2つあってあたりまえなの~ヽ(´ー`)ノ

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梅の実
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~メクリヱ~ 梅が香のめくる恵みのめじろおし
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