梅ってなぁに?と聞かれたら、あなたは何てこたえるでしょう

「梅」とひとことで言っても意外と幅広い、海のような梅の世界にようこそ。

「梅」は普段からただそこに在るけれど、私たちは「梅」に対し、様々な思いを抱いています。

梅の花がほころんでくると、
春の訪れを感じるなぁ。

梅にまつわる伝説や歌、
言い伝えとか知りたいな。

梅ってそもそもなに?
何処から来たの。

梅の実が出回ると、
今年は何を作ろうかなぁ~
とワクワクする。

梅って梅干しと梅酒と…
ほかに何があるの?

市販の梅干しや梅製品って
どんなものがあるのかな。

…などなど。

他にもまだまだ、いろいろな興味や疑問などが無限にあるでしょう。
当サイト「メクリヱ」では、そんな「梅」にまつわる事柄を一つ一つ紐解いていくことにします。

「梅」にまつわる事柄は多岐にわたる

私が初めに梅の世界へ足を踏み込んだのは「梅干しづくり」でした。
そこで、はじめは梅の加工について書いていこうと考えていたのです。

しかし梅の関連書籍などを広く浅く辿っていくと、なんとまぁ。
梅って広くて深いじゃないの!ということに気づかされました。

以前の私にとって梅の楽しみは「季節の楽しみ」であるとともに、一年を通して「ご飯のお供」であり「おやつに楽しむ」ためのものでありました。

それが今では、梅の木や花・香りなど、梅という植物そのものにも興味を持ち、日本人が梅と共に歩んできた歴史や文化にも興味をそそられるようになりました。

梅の花は春一番に咲く花として愛でられてきた

近年、梅の関連で最も話題になったのは「令和」の元号発表でしょうか。
「万葉集」の梅花の歌から名付けたということで、大きく関心を集めました。

「万葉集」は今から1200年以上も前に編纂された日本最古の和歌集といわれていますが、掲載されている歌の総数約4500首のうち、梅の歌は119首あるそうです。

梅の木はとくに気にしていなくとも、以前からそこここに存在しています。

梅は冬の寒さもまだ抜けきらないうちに芽吹き花を咲かせ、春が来たことを知らせる。
別名「春告草」といわれるのもその所以で、梅は他にもいくつかの別名を持ちます。

梅は寒く厳しい冬を超え春一番に咲くことから、忍耐が報われることの象徴であり美徳であるのでしょう。

暮らしの中から継がれてきた、言い伝えや伝説の中に見る「梅」

昔から何気なく見聞きしていることの中にも、昔から伝えられている言葉があります。
例えば「梅」に対する「天神さん」というのもその一つ。
耳にしたことがあるかどうかは年代により地域によるかもしれません。

「梅は食うとも核(さね)食うな中に天神寝てござる」

この言葉で指す「核」とは梅の種のこと。
「天神」とは梅と関わりのある「菅原道真公」が祀られている菅原天満宮(通称、天神さん)のこと。

梅の種(の中身)には毒があるとされており、食べてしまうと良くないことから
「天神さまが寝ていらっしゃるから種は食べてはダメだよ」という戒めとして言われてきたようです。

ちなみに梅の種の毒というのは、未熟な生の青梅に多く含まれており、成熟するにつれ薄くなるもの。
熟した生梅や、加工された梅の種の中身は食べても問題ありませんのでご安心を。

そのほかにも昔からの言い伝えやことわざが今に息づいているものも多く、それらは地域によって少し趣が変わって伝わっているものもあります。
昔々の生活の中で育まれた言葉や風習が、連綿と現代にも受け継がれているというのは感慨深いものです。

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食糧として保存食として、薬としても重宝される「梅」

一般庶民が梅を食せるようになったのは江戸時代のころからといいます。

江戸時代の「馬琴日記」には、滝沢馬琴が梅を漬けた話が日記として残されています。
それから代々、梅を漬ける営みが現代まで続いているのは梅が広く愛されたからでしょう。

その代表的なものが「梅干し」です。

昔も今も梅の季節になると、一年分あるいは熟成用にと、保存食として沢山の梅を漬けます。
梅干しは大切な食糧であるとともに、三年以上熟成させたものは薬になるともいわれてきました。

梅干しのほか梅酒や梅エキスなども、民間療法の一つとして家庭の常備薬として用いられてきたのです。

梅干しづくり

「梅干し」に限らず「梅漬け」には地域性があり、各家庭でも多少手法が違う部分があります。
地域も気候も違うのだから、当たり前と言えば当たり前なのでしょう。
作り方が一つでないのは、歴史が古く生活に根付いている証拠なんだな~とも思います。

ですがこれが、初心者さんには「梅干しづくりって難しい…」ということにつながるのかも?
梅を漬けるって実は、難しくもなんともないのです。
なんですけどっ、なかなかこれが深い!のですよね~^^

梅干しづくりはどんな方法であれ、自分の好きな感じに出来上がればそれが一番の正解なのです。
そこが面白いところで、毎年季節になると自分好みになるように、あれやこれやと実験するのですっ!

これ、梅仕事(※)の醍醐味であり、鉄則!?なのです。
(※梅仕事とは、梅を漬けたり干したり…梅を加工する作業全般を指します。)
一人ひとりがその家の、梅仕事の職人さん♪

ほかにも梅っていろいろある

「梅」は多くの日本人にとって、生活の中でとても身近なもの。
梅はあらゆるところに存在しています。

・梅は縁起物として事あるごとに用いられる
・梅の木は布を染める染料として、香りは香料としても使われる
・梅は絵画や浮世絵以外にも、身近な和柄やモチーフとして描かれる
・梅は生活の一部として、歌や物語を構成する

梅はあらゆる人々に、様々な効果や恩恵をもたらしてくれるもの。

つまり、梅ってスゴイ。

「梅」を使うという習慣は、古くから色々な分野に渡り現代まで伝えられてきました。
そんな梅の魅力の一片でも、興味を持つ方が増えたらいいなぁ~と思います。

そして毎年、梅の季節になると「今年もこの時期が巡ってきたなぁ~」という想いが芽生えると嬉しいです^^

それでは長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。

さぁ、あなたも一緒に梅ライフを満喫していきましょ~ヽ(´ー`)ノ♪

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