スポンサーリンク

梅の容器はどれがいい?種類と特徴、使い勝手で選んでみよう

この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。

梅を漬ける都合のいい容器を決めよう。

梅に使う容器は大きく二種類があります。
・梅を漬けるときに使う容器
・出来上がり後に移す保存容器

特に「梅を漬けるときに使う容器」は種類も豊富。

昔ながらの樽や甕(かめ)、琺瑯(ほうろう)容器。
近年多く使われる瓶(ビン)やビニール、軽くて手頃なプラスチック容器。

調べれば調べるほど、目移りして迷ってしまいます。

そこで今回は「梅を漬けるときに使う容器」を主に、容器の種類毎の特徴、サイズ感、選び方など6つの項目に分けて書いていきます。

さて本題に行く前に。
容器を選ぶにあたって迷わないために、前もって自身の目的を決めておくといいでしょう。

梅を漬ける目的
・梅を使って何を作りたいのか
・どのくらいの量を作りたいのか

また、新たにモノを増やすのですから、場所についても考えます。
・梅を漬けるときの置き場所や収納場所はあるのか
・他の用途での使いみちはあるのか

これらを踏まえた上で、容器の特徴を見ていきましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

梅を漬けるときに使う容器

瓶(ビン)

(1) 容器の特徴

瓶は酸や塩分に強いので、梅の酸でも梅干しの塩分でも大丈夫。
梅干し以外にも梅酒や梅シロップなど液状のものにも使いやすい。

気密性があり雑菌が侵入しにくいため、長期間の保存にも向いている。
透明で中の様子を確認しやすい反面、外からの光の影響を受けやすい。

少量漬けるにはちょうどよく、一般的によく使われている。

(2) サイズ感

有名メーカーの果実酒用の瓶の場合、サイズは1L~8Lくらい。
(メーカーにもよる。)

梅干しの場合、梅の量で500g~4kg程度は漬けられる。
(梅のサイズにもよる)

梅酒の場合は、梅干しの半分の量として考える。

(3) 作業と管理

透明なので蓋を開けずに中の様子が見えるので安心。
そのため蓋を開ける必要がないので、確認の度に外気に触れさせずにすむ。

樽や甕と比較すると口は狭いが、液体の量が多い場合は扱いやすい。
なるべく広口のものを選ぶと、材料の出し入れや重石が必要なときにも対応しやすい。

比較的少量向きなので、瓶を持ち上げたり場所を移したりしやすい。

(4) 選び方

口の広いものを。密閉できる蓋が付いているとなおよい。

手頃なサイズは4L瓶あたり。
(梅干しなら2Kgくらいが漬けられる)

大きいものになると、中身を入れた場合にかなり重く感じる。
近くのホームセンターなどに置いてあれば、実際に持ってみるといいでしょう。

瓶容器は食品用であること。
(ガラスの透明度を上げるため鉛を含ませるものがあるため。)
日本では食品衛生法にて食品に使うガラス容器は鉛の溶出制限が定められている。

(5) 収納

比較的少量向きなので、沢山の量を漬ける場合には瓶の個数を増やすしかない。
中身が空でも瓶の大きさと個数分の場所を確保する必要がある。

(6) 取扱い上、気をつけること

透明なので外からの光の影響を受けやすい。
置き場所によっては布を掛けるなどするとよい。
ガラスなので極端な温度差や衝撃に弱い。

琺瑯(ほうろう)

(1) 容器の特徴

下地は金属。表面にガラス質の釉薬を焼き付けコーティング加工されたもの。
表面はガラス質で酸や塩分に強いため、梅を漬けるのにも向いているとされる。

雑菌が繁殖しにくく、におい移りもしないため保存にも適している。

下地が金属なので熱にも強く、直火使用も可能。耐久性に優れている。
下地が金属で表面はガラス質のため、それなりの重量がある。

(2) サイズ感

サイズの種類は豊富なので、少量から大容量まで対応できる。
有名メーカーの琺瑯容器の場合、サイズは1L~60Lくらい。
(メーカーによる)

梅干しの場合、梅の量は500g~30kg程度は漬けられそう。
(だいたいの目安です)

(3) 作業と管理

梅干しをはじめ、深い容器なら梅シロップや梅味噌などにも使える。
梅シロップなど火にかける場合、容器を移さずそのまま使えるのは便利。

広口なので材料の出し入れがしやすく、重石ものせやすい。
大きいものは重さがあるため、所定の場所に置いたままで漬けるほうがいい。

(4) 選び方

高さがある深いものを選ぶ。
取っ手が付いているものを選ぶと扱いやすい。

食品用であること。
日本では食品衛生法にて食品に使う琺瑯容器は、カドミウム、鉛の溶出制限が定められている。

(5) 収納

空の場合、琺瑯容器の大きさが違えば重ねて収納できるものもあるが、重ねることで傷がつかないように布を挟むなど注意する。
同サイズなら重ねられないので、個数分の場所を確保する必要がある。

(6) 取扱い上、気をつけること

表面がガラス質なので、極端な温度変化や衝撃に弱い。
ガラスコーティングに傷がつきやすいので、取扱いには気をつける。
コーティングに傷が入ったり欠けたりすると、そこから錆びやすい。

甕(かめ)

(1) 容器の特徴

陶器なので厚みがあり、暑さや寒さなどの外気の影響を受けにくく、温度を一定に保つ性質がある。また、傷もつきにくく耐水性に優れる。

酸や塩分にも強く、外からの光を遮断し保存熟成させることにも向いている。
昔から梅干しづくりに甕が使われており、保存食の貯蔵に用いられている。

(2) サイズ感

有名メーカーの甕の場合、サイズは1.8L~18L (メーカーによる)
梅干しの場合、梅の量は1kg~10kg程度が漬けられる(だいたいの目安です)

(3) 作業と管理

陶器なので重い。
所定の場所に置いておき、漬けるのに向く。
広口なので材料の出し入れがしやすく、重石を乗せやすい。

形は丸いものと寸胴型があり、丸いものは中で対流しやすい。
また、寸胴型は重石を乗せる場合に安定感がある。

(4) 選び方

「塩こし」が起きない製品を選ぶこと。
塩こしとは、梅干しなどを漬けた際に塩分や水分が外へ染み出てしまい、白くヒビが浮き出るもの。

これは焼き上がりに不備があり、釉薬にヒビが入ってしまう「貫入(かんにゅう)」と呼ばれる現象。ひどい場合には甕自体にまでヒビが入り、割れてしまう。

食品用の甕であること。
日本では食品衛生法にて、食品に使甕はカドミウム、鉛の溶出制限が定められている。

(5) 収納

空の場合、甕のサイズが大きく違うものなら重ねて収納は可能。
ほぼ同サイズなら、大きさと個数分の収納場所が必要。

(6) 取扱い上、気をつけること

厚みがあり傷はつきにくいものの、陶器なので割れることもある。
陶器であり重いため、大きいサイズのものはその場に置いて漬けるのに向く。

漬物用プラスチック樽

(1) 容器の特徴

素材はポリエチレン製。
色付きのものが多く中身は見えない。
ポリエチレン製なので軽くて扱いやすい。

漬物用の樽で梅干しを漬けるのは、個人から業者まで幅広く使われている。
サイズが豊富にあり、少量でも大量に漬けたい場合でも対応できる。

(2) サイズ感

有名メーカーの漬物樽の場合、サイズは5L~100L (メーカーによる)
梅干しの場合、梅の量は2kg~60kgくらいでも漬けられる(だいたいの目安)

(3) 作業と管理

広口なので、材料の出し入れや重石を乗せるなどの作業がしやすい。
樽の中に漬物用ビニールを入れ、密封して使うことが多い。

ビニール袋で密閉しておくと、雑菌が入りにくく匂いも防げて管理しやすい。
大容量で漬ける場合には置き場所の確保が必要。

(4) 選び方

漬物用の容器の中でも、酸や塩に強いものを選ぶこと。

中にビニール袋を入れて使う場合も、酸や塩に強いものを。
また、ビニール袋は漬物用の樽の大きさに合わせて選ぶ。

(5) 収納

中身が空なら重ねて収納できるため、複数個所持していても他の容器ほど嵩張らない。

(6) 取扱い上、気をつけること

梅の酸で長期間使うと劣化しやすいため、内側にポリ袋を入れて使うとよい。

漬物用ビニール袋

(1) 容器の特徴

ポリエチレン製で透明。
袋なのでとても軽く、安価。
通常の形状の決まった容器と比べると、保管場所を気にする必要がない。

梅を漬けておくときには、適当な箱にビニール袋ごと収めておけばいい。
箱は樽でも鍋でも何でもよく、少量ならダンボールなどでもいいので便利。

重石をする際も、ビニール袋を密閉した上から乗せられるので手軽。

(2) サイズ感

有名メーカーの漬物用ビニール袋の場合、サイズは5L~100L。
(メーカーによる)

梅干しの場合、梅の量は約2kg~60kgくらいでも漬けられる。
(だいたいの目安)

(3) 作業と管理

ビニール袋自体が重さを考えなくていいので他の容器で漬けるより軽い。
透明なので外から様子を伺うこともできる。

ビニール袋のみだと形を安定させておくことが難しく管理しづらいが、しっかりした箱に入れて使う場合には、液体が多いものを作ることも可能。

少量を漬ける場合には、ビニール袋の特性上、袋の外から梅に触れられ、材料の混ぜ合わせなども袋の中で一度にできるので作業が簡単。

(4) 選び方

選ぶときにはよく表示を確認したほうがいいようです。
「漬物用ビニール袋」という名目でも、ものにより品質はさまざま。

「梅干しなどでも変質しない」と記載されているものもあれば、「梅干作りには使用しないで」と書かれているものもあります。

(5) 収納

漬けるときの置き場所以外は考えなくてもいい。

(6) 取扱い上、気をつけること

大容量になる場合には丈夫な箱に入れて使うこと。
箱に入れてしまうと存在を忘れそうになるので、しっかり覚えておきましょう。

食品保存用のジッパー付きビニール袋

(1) 容器の特徴

ポリエチレン製で透明。
袋なのでとても軽く、口がジッパーで閉じることができるので使いやすい。

(2) サイズ感

有名メーカーのジッパー付き袋の場合、大・中・小のサイズがある。
梅干しの場合、大きい袋で梅の量が1kg程度漬けられる。
(だいたいの目安)

(3) 作業と管理

梅の出し入れがしやすく、梅に塩などをまぶすなどの作業がとてもラク。
中の空気を簡単に抜くことができ、袋の外から梅に触れることもできる。

少量を漬けるのに向き、とても手軽にできる。
梅の量を増やしすぎると液漏れが心配なので、増やしたい場合には袋を増やす。

(4) 選び方

食品用の袋であること。
ある程度の厚みがあるもののほうが安心。

(5) 収納

あまり考えなくていい。

(6) 取扱い上、気をつけること

中の液体が出ないように気をつける。

スポンサーリンク

梅に使ってはいけない容器

金属製の容器は使わない

梅や梅の成分を含んだものを金属製の容器に入れることは避けましょう。

梅には酸が、梅干しには酸と塩分が含まれるからです。
金属は酸と塩分に弱いので、金属が傷み腐食してしまいます。

食品用以外の容器は使わない

前述しましたが、食品用でない容器は食品衛生法に基づく規制の対象外となり、食品に関わるといけない有害物質などが含まれる場合があるからです。
また、食品用であっても長期に保存する場合には注意が必要です。

食品に使う容器は、品質や注意事項などをよく読んでから使用しましょう。

破損した容器は使わない

容器に傷が入ったものは、割れたり劣化したりする可能性もあります。
中の食品に影響する場合もあるので、使わないほうがよいでしょう。

出来上がり後に移す保存容器

梅を漬け終わると、別の容器に移し替える場合と
そのまま同じ容器に入れっぱなしにする場合とがあります。

容器を替えるかどうかは人によって好きずきなので、必ず替えないといけないというものではありません。

替える理由としては
・漬け終わる頃には中身の嵩(かさ)が減るので、容量に合うサイズの容器に入れ替える
・使い勝手がいいように別の容器に入れ替える
・保存性を高めるために入れ替える
などです。

中身の量が減ってくると、容器中の空気の層が増えるので、食品のためには適宜小さい容器に替えるほうが好ましいでしょう。

また、保存容器として適しているのは、密閉のできるガラス瓶。
ガラス瓶は食品が変質しにくく、また匂い移りなどの心配もありません。

ただし、透明なものは光の影響による劣化は避けられないので、常時暗い場所に置き、布を被せたり色付き瓶を使うなどするといいでしょう。

梅に使うときの容器まとめ

梅を漬けるときにつかう容器を選ぶには
・何をどのくらい漬けたいか、自身の目的にあうものを選ぶ
・梅の酸や塩分に強い性質のものを選ぶ
・食品用の容器を選ぶ

漬けた後の保存用に使う容器を選ぶなら
・短期間なら、金属製以外で匂いや色が移りにくい食品用容器を選ぶ
・長期保存の場合は、酸や塩分に強く、劣化しにくい容器を選ぶ

…なんだかんだいっても食品用の瓶容器が安心です^^

ちなみに梅を漬けるのが初めてで、梅干し以外にも梅でいろいろと作ってみたいなら、果実酒用の瓶容器を一つ持っておくと重宝します。

ここで紹介した容器以外にも、たくさんの容器があります。
ある程度の大きさがあり、酸や塩分などに強い容器であれば梅を漬けることは可能です。

容器メーカーが、自社製品を用いて梅を漬けることを推奨している場合もあるので、使ってみるのもいいかもしれません。

それでは、長くなりましたが今回はこのへんで。
じっくり自身の目的と環境(置き場所など)を照らし合わせて容器を選んでみましょう。

そして一緒に梅を漬ける楽しみにはまっちゃいましょ~ヽ(´ー`)ノ

タイトルとURLをコピーしました