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梅の洗い方、その方法と事前にやること、気をつけたいこと。

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

梅を使う前には、梅をきれいに洗います。

梅は一見きれいに見えても、木になってから大きくなるまでにたくさんの風雨にさらされています。
梅の表面には産毛があり、水を弾くようにはなっていますが、沢山の土埃などに触れているのです。
それなりに汚れがついているので、しっかりと洗いましょう。

ということで、今回は梅の洗い方について書いていきます。

1. 梅を洗うタイミング
1.1 梅で何を作るのか
1.2 今の梅の状態は

2. 梅の洗い方
3. 梅を洗う時の注意点
3.1 梅は傷つきやすい
3.2 梅の防水力
3.3 熟した梅は手早く

4. 梅のヘタを取るタイミング
5. 黒いシミのようなもの
6. 後記

それでは、一つずついきましょう。

1. 梅を洗うタイミング

梅を手にして、さぁ洗おう!といきたいところですが…

まずは、その梅はすぐに洗って使っていいものかを考えます。
何に使いたいのか、今の梅の状態でいいのか。
それによって、すぐに梅を洗うかどうかが違ってくるからです。

すぐに使える状態の梅ならば、洗ってしまいます。
まだ使えない梅ならば、すぐには洗わず、しばらく置いておく必要があります。
※この意味がわかる場合には「2. 梅の洗い方」に進みましょう。

すぐ使える状態の梅って何?と思ったら、次のことを確認してみます。
・梅で何を作るのか
・今の梅の状態はどうか

1.1 梅で何を作るのか

何を作るのかによって、適した梅の状態が違います。

梅の状態が適しているかどうかというのは、一般的に「この状態がいいよ」と推奨されているかどうかということ。
適した状態ではないからといって、失敗につながるとか、駄目だとかいうことではないのです。
ただ、適した状態のほうが好まれるし、作りやすいよ~、みたいなことだと思いましょう。

(1) 梅干しに使う場合

梅干しにする場合、黄色く熟した梅を使います。
柔らかい仕上がりの梅干しを好むなら、熟した梅が適しているからです。
そして、梅干しを作りやすいのもまた、熟した梅。

逆に硬めの梅干しを好む場合には、青梅でも可能です。

(2) 梅干し以外に使う場合

梅干し以外の梅酒、梅シロップ、梅味噌などを作る場合には、青い梅が向いています。
熟した梅でも作ることは可能ですが、これは好みによりけり。
そして作りやすさにおいても、青梅のほうがラクにきれいに仕上がります。

1.2 今の梅の状態はどうか

梅で何を作りたいのかを踏まえて、今、手にしている梅の状態を見てみましょう。

(1) 青い(緑色っぽい)

梅干しに使いたい場合には追熟が必要。
追熟をしてから梅を洗います。

梅干し以外の用途に使うのなら、すぐに使える状態なので、洗って使いましょう。

(2) 黄色っぽい(熟している)

梅干しに使う場合には、すぐに洗って使います。

黄色くなった梅を、梅干し以外に使ってもかまわないのですが、度合いにもよります。
熟した梅で、梅酒や梅シロップを作ることもありますが、一般的には向かないとされているもの。

まだ硬さが残る梅ならば、作ることは難しくないし、風味のあるものができるでしょう。
ずいぶん柔らかくなっている梅ならば、梅干し以外にはジャムにするのが無難です。

理由としては、皮が柔らかいために破れやすく、実の中身が出てしまい液がにごりやすいため。
にごると傷んだ時にわかりづらいので、初心者にはまず向かないといわれています。

これを承知の上で挑戦してみるか、もしくは梅干しに変更する。
挑戦するかどうかは、硬さで決めてもいいでしょう。
かなり柔らかいものは、梅干しでも破れないように気をつけて漬けます。

2. 梅の洗い方

梅をすぐ使うことが決まれば、さっそく梅を洗いましょう。

梅の洗い方で、難しいことというのは特にないです。
ただ、少々注意点などがあります。

梅の洗い方の手順を簡単に書くと次のとおり。

(1) 洗い桶にたっぷりの水を張り、梅を入れる。
(2) 流水でジャボジャボとかき回すように洗う。
(3) 桶の水を捨て、(1)~(2)を2~3回繰り返す。

梅の実はサイズや量によってはたいへんな数になります。
一つ一つ洗うのもたいへん。

効率的に洗うためにも、たっぷりの水でジャバジャバと洗い流します。
これを繰り返すことで、大抵の汚れや砂などは落ちてくれます。

しかし気になる汚れは一つずつ、優しく手でぬぐって洗うといいでしょう。

たっぷりの水でかき回して洗うので、梅をごろごろ転がしても衝撃が少ない。
梅が樽に強く当たったりしにくいので梅を傷つけずに済みます。

流水で洗うのは、梅は意外と砂などが付着しており、けっこう汚れているため。
2~3回水を替えて洗っても、少々の砂が水の底に残ることがあります。
水を変えるタイミングや回数などは、水の濁り方などを見ながら判断しましょう。

そして梅を洗った後は、梅のアク抜きをします。
梅のアク抜きについては、また別の記事にて。

3. 梅を洗う時の注意点

梅を洗う時の注意点はいくつかあります。
でもあまり神経質にならなくても大丈夫なので、そんなものか~と覚えておきましょう。

3.1 梅は傷つきやすい

梅を洗う時、汚れなどが付着していたり黒ずんでいたりすると、つい力を入れてこすってしまいたくなります。

しかし梅はデリケート。
衝撃や摩擦に弱いので、優しく洗いましょう。

うっかり打ち付けたり落としたりすると、あとから打撲した痕が出てきます。
茶色く変色したり、時間差で出てくるのです。
この症状は、強くこすったときにも同じ。

また、梅の皮に傷が入ると、梅の内部に水が侵入して変色したり、カビがつく原因にもなったりします。

3.2 梅の防水力

梅にはよく見ると産毛がたくさんあります。
よく水を弾いて実を守るためでしょう。

梅を水の中に浸けてみるとよく分かるのですが、水を弾いて梅の周りに空気の層ができます。
新鮮な青梅は特に水弾きが強いな~と感じます。

梅を洗う時には、この水弾き力は少々お邪魔。
しっかり水に浸して、梅を水になじませるようにして洗います。

3.3 熟した梅は手早く

黄色く熟した梅は、実が柔らかく皮も破れやすくなります。
青梅はまだ実も皮も硬いのである程度は大丈夫ですが、黄色く熟した梅の取り扱いは慎重に。

あまり長時間水に浸しておくと、傷のある部分から茶色く変色したりしやすいので、梅を洗うときにも手早く行います。

4. 梅のヘタを取るタイミング

梅のヘタ(なり口、あるいはヘソ)を取るのは梅を洗ったあと。

梅を洗う時にヘタも取れることがありますが、それは放っておいてもかまいません。
しかし、梅を洗う前にわざわざ外すのはやめましょう。

梅のヘタは、梅が熟すほど取れやすくなります。
梅を洗っている時に自然に取れるものはいいのですが、洗う前に外さなくていいのです。
この段階で無理に外したとき、そこに傷を入れてしまうことがあり、傷から水が侵入しやすくなります。

熟した梅は特に水に弱いので、ヘタを取るのは梅を漬け込む直前にしましょう。

梅のヘタ部分のくぼみに、砂などが入り込みやすいために、ヘタを先に取るほうがいいという話もありますが、砂があるのはヘタより外側。

枝の一部分や花の残骸などがくっついている場合には、砂などが取れずに残りやすい。
そういったものは事前に取り外すことで、大抵の砂や汚れは落ちてきれいになります。

もし梅を漬ける前のヘタを取る段階で、砂などが残っていた場合。
その部分をキッチンぺーパーなどでぬぐうか、水洗いしたのちに水気をきれいにふき取るなりすれば、それで大丈夫です。

5. 黒いシミのようなもの

まれに黒っぽいシミのようなものが付いている梅があります。
一見、汚れかなぁ…と思えるようなもの。

じつはこれ、スス斑病というものかも。
梅の表面に見た目がアザのようなススが付いたような、黒いシミのようなものができるものです。

これはゴシゴシ擦ろうが何をしようが、取れない。
そもそも梅は、ゴシゴシこすってはいけません(私はやっちゃいました^^;)

これは汚れではなく、元から付いている色だと思って普通に洗うだけで大丈夫。
見た目が悪いだけで、梅の質には問題ないそうです。

6. 後記

さて今回は、梅の洗い方について書いてみました。

梅の洗い方自体は、何ら難しくはないものです。
ですが汚れなどが気になってしまうと、強くこすり洗いなどをしてしまいがち。
つい力を入れてしまわないように注意しましょう。

私は以前やっちゃってますからね~^^;
強くこすってしまうと、あとから打ち身みたいに茶色くなって表面に出てきます。

例えて言うなら、桃が茶色く打ち身が出来てしまったような感じでしょうか。

多少茶色くなっても早々に浸けてしまえば問題はないのですが…
作るものによっては、身が柔らかくなって皮も破れやすくなるので、あまりよろしくはないものです。

桃ほど取り扱いに神経質にならなくてもいいのですが、梅を扱う時には丁寧に優しく、と気に留めておきましょう^^

それでは今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

梅ちゃんを優しく水に泳がせて、キレイキレイにしてあげましょ~ヽ(´ー`)ノ♪

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