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梅を漬けるために瓶を使うことの、メリットとデメリットとは

この記事を読むのに必要な時間は約 19 分です。

瓶(びん)を使って梅が漬けられているのを
ネットなどでもよく見かけますよね。

でも梅を漬けるために、
わざわざ瓶を購入することについて
迷っている人もいるでしょう。

一度使ったらもう使わないかもしれないし…
もし失敗したら瓶は要らなくなるよね…
とかね。

実際、梅干し作りに失敗したからと、
せっかく購入した瓶容器を処分してしまう
ということが意外とあるようです。

しかしそんな心配は不要ですよ~。

梅干し作りが成功でも失敗でも関係なし。

瓶は梅干し以外にも、
いろいろな用途に使えるもの。
ひとつあれば、とても重宝するものです。

そこで今回は、
梅を漬けるために瓶を使う場合、
どんなメリット・デメリットがあるのか。

そして瓶は、他の容器と比べてどう違うのか
ということについて書いていくことにします。

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梅を漬けるのに瓶ってどうなの?

梅を漬けるときに瓶を使うのはもちろん、
メリットがあれば、デメリットもあります。

【瓶を使うメリット】
・外から中身が見える
・密閉できる
・中身がこぼれにくい
・比較的持ち運びしやすい
・そのまま保存容器に使える

【瓶を使うデメリット】
・光が入りやすい
・多すぎる量には不向き
・温度差に弱い
・衝撃に弱い
・嵩張る

それぞれについて説明します。

瓶を使うメリット

梅を漬けるときに瓶を使うメリットは、
瓶の特性にあります。

メリット1:外から中身が見える

瓶容器はほとんどが透明ですよね。

透明なので、蓋(ふた)を開けることなく
外側から中の様子を見ることができます。

これは当たり前のことのようですが、
思いのほか便利でいいことなのです。

初めて梅を漬ける場合には、
梅のちょっとした変化にドキドキするもの。
中の梅がどうなっているのか気になります。

しかし外側から中が見えない容器の場合には
中がどうなっているのかわからない。

気になるたびに蓋を開けたくなりますが、
そのたびに、中身が外の空気に触れることに
なるため、あまり好ましくないのです。

そして中身が見えない容器というのは、
漬けたあと、そのままつい忘れがち。

何かよくない変化があったとしても、
気づくのが遅れてしまう…という罠?も
あるのです^^;

透明の瓶は中の様子が気になるたびに、
いつでも蓋を開けることなく、中身を見る
ことができる。

梅がどう漬かっていくのか、という変化を
その都度見ることができるのです。

観察することで経験になるし、
安心にもつながる。

慣れてくると梅の状態を眺めながら、
よしよし順調だなぁ~という確認ができる。

見えることで、何かしらの異常が起きたとき
にも早く気づくことができる。

漬けている状態が見えるって
いいことなのです。

見ていると愛着も湧いてきますしね。

メリット2:密閉できる

梅を漬けるために用意する瓶容器は、
果実酒用の瓶など、専用の蓋が付いていて
密閉できるタイプのものが多い。

専用の蓋があれば使いやすいだけではなく
密閉できるし、そのために空気が入りにくく
保管や管理がしやすいのです。

メリット3:中身がこぼれにくい

瓶に限らず他の容器にも当てはまりますが、
形状が安定している容器は、中身が漏れ出る
心配が少ない。

たとえばビニール袋などの形状が安定しない
容れ物の場合には、倒れたときに袋の口から
液漏れすることがありますからね。

瓶容器はあるていど重さもあるし、
底がどっしりとしたタイプのものなら
ちょっとやそっとで倒れることもない。

もちろん中身の入れ過ぎには注意ですが、
中身が漏れる心配はほとんどないでしょう。

メリット4:比較的持ち運びしやすい

瓶は漬物用プラスチック樽やビニール袋と
比べれば、もちろん重い。

しかし同じ容量の甕(かめ)や琺瑯(ほうろう)
の容器ほどは重くなく、比較的持ち運びが
しやすいです。

瓶容器は胴回りが円筒形のものが多く、
凹凸のない、つるんとした形状で大きすぎる
瓶の場合は、少々持ちにくいと感じることも
あるかもしれないですが、

自分で無理なく持てる大きさ・重さの瓶
ならば、とくに問題とはならないでしょう。

瓶を選ぶときに、持ちやすさを考慮された
凹凸のある瓶や、持ち手の付いている瓶を
選ぶと、より使いやすいです。

どの容器でも、小さい容器は持ちやすく、
大きい容器は持ちにくいもの。

持ちやすくて軽めのものを選んでおくと、
容器を実際に使うときに楽です。

空の状態でそんなに重くないと思っても、
使うときには中身が入ります。

梅を漬けるときにはさらに重くなることを
想定しておきましょう。

メリット5:そのまま保存容器に使える

瓶容器は保存容器としても優れているため、
梅を漬けてそのまま長期保存をすることも
できます。

たとえば梅酒などは、
漬けたそのままで漬けっぱなしにして
何年も置いて熟成させたりしますから。

他に梅漬けなどを作るにしても、
長く保存が効く漬け方をしている場合には、
漬けたときのそのまま、途中で容器を変える
必要もなく、そのままにしておけるのです。

そのまま長期保存ができるのは
瓶容器の特徴。

他の容器ではそうもいかないのですよね。

漬物用プラスチック樽やビニール袋などの
場合は、一時期漬けておくにはいいけれど、
長い間置いておけば、容器の劣化や匂い移り
などが気になります。

そのため使う容器によっては、
漬けるときと保存をするときでは
別の容器を用意する必要があるのです。

瓶を使うデメリット

なんであれ、メリットがあれば
デメリットもあるもの。

メリットの裏返しがデメリット、
という表裏一体な部分もありますよね。

デメリット1:光が入りやすい

瓶は透明なところがいいと書きましたが…

その反面、透明なために「光が入りやすい」
ということが欠点にもなるのです。

光が入るのが何故いけないかというのは、
光劣化という作用があるから。

食品は光によって劣化します。

その光とは、紫外線。

紫外線は日光だけでなく、
室内の光である蛍光灯にも含まれています。

基本的に梅干しや梅漬けの保管場所は
「冷暗所」であり、
温度が一年を通して極端に変わることなく、
直射日光が当たらない暗い場所が理想です。

甕や樽など光を通しにくい容器と比べれば、
瓶容器は透明なので、まさに無防備…

この欠点に対処するには、
瓶容器が直接光に触れないようにカバーを
かけるなどの対策をするといいでしょう。

デメリット2:多すぎる量には不向き

梅を漬ける場合、当然漬ける量によって
容器の容量(サイズ)も変わるわけですが…

たとえば梅干しをたくさん漬けたい場合には
ひとつの瓶容器では少々小さいかも。

ひとつの瓶で足りなければ、
瓶が複数個必要になりますね。

瓶の大きさや他の容器との比較は、
次の項目で詳しく説明します。

デメリット3:温度差に弱い

梅を漬けるときに瓶の容器を使う場合には、
事前に熱湯消毒を行います。

しかし瓶は割れやしないか心配?

瓶は熱に弱く、熱湯を入れると割れてしまう
と聞いたことがあるかもしれないですが…

じつはそれは違います。

瓶は熱に弱いのではなく、
温度差に弱いもの。

瓶はガラスの性質から温度差に弱く、
急激に熱したり冷やしたりしてしまうと
割れてしまいます。

梅を漬けるときには前もって
瓶を熱湯で消毒することになるので、
この点には注意が必要です。

瓶を熱する場合には、
徐々に温度を上げること。

逆に瓶を冷やす場合には、
徐々に温度を下げること。
(放置して自然に冷ますなど)

このように正しく扱えば、
簡単に割れてしまうこともないのですよ。

しかしそれでも割れそうで怖いという場合は
熱湯消毒をやめ、アルコール消毒のみでも
かまわないでしょう。

他の容器の場合でもそれぞれの性質があり、
弱点もあるので、その容器の特徴を知って
扱うことが大切です。

デメリット4:衝撃に弱い

瓶は割れやすくないの~?というと、

瓶はガラスの容器なのでもちろん、
基本的には衝撃に弱いものです。

厚さのない薄いガラスの容器などは、
空の状態のときにはとくに割れやすいもの。

ですが中身が入った状態ならば、簡単に
割れることもあまりないかなと思います。

そして梅を漬けるために推奨される瓶などは
ある程度の厚みがあり、割れにくいように
作られていたりもします。

なので基本的に丁寧に扱っていれば、
必要以上に割れる心配をすることも
ないでしょう。

デメリット5:瓶は嵩張る

瓶容器は重ねることが出来ないため、
大きさや個数分の場所を取ります。

それは瓶を使っているときも、
使っていないときも同じ。

そのため嵩張り、数が増えればその数ほど
置き場所の確保が必要になります。

ものは良し悪し。
良い点もあれば悪い点もあり。

好みとお家の環境とで決めましょう。

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梅を漬けるときの瓶あれこれ

前述したことと一部重複しますが、
梅を漬けるときの瓶と他の容器との
違いについて

ここからはもう少し内容を掘り下げて
書いていくことにします。

瓶と他の容器での漬け方の違い

たとえば梅干しを漬ける場合、
使う容器によっては
多少漬け方が違うことがあります。

梅干しはまず梅を塩漬けにするのですが、
そのとき必要だといわれるのが
重石(おもし)。

樽や甕で梅干しを漬ける場合には、
ほぼ必ず重石を使います。

ですが瓶で漬ける場合には必ずしも
重石が必要というわけではないのです。

ただ、重石を使わないで漬けるには、
瓶を一日に数回揺らしてあげたりするなど
少々手間をかける必要があります。

瓶をその場に置いたまま揺らすか、
あるいは手に持って揺らしたり
天地返しをするという方法もある。

そのため瓶を使って重石を使わない漬け方を
する場合には、あるていど自分で持ち上げ
られる重さを考慮しておくといいのです。

お手頃な瓶の容量(サイズ)は

瓶の容器はいろいろなタイプがありますが、
よく使われる果実酒用の瓶を例にすると、

有名メーカーのもので3L(4号)~8L(10号)の
容量(サイズ)のものがあります。

しかしこれらに限らず、小さめの
1Lや2Lなどの容器でも梅は漬けられます。

大きいもので8Lまであるとはいえ、
8Lの容器ともなるとけっこう大きくて重い。

その重さに梅と材料を足すとなると…
かなり重くなります。
(具体的な重さは後述します)

女性が手軽に使いやすいお手頃サイズは、
4L(5号)の瓶がおすすめ。

もう一つ大きな5L(7号)瓶は、力がない
場合にはちょっとキツイでしょうか。

所定の場所で動かさず、置きっぱなしで
漬ける場合にはいいかもしれない。

けれども瓶を洗ったり消毒したりと、
作業することを考えれば楽に扱えるほうが
いいでしょう。

もちろん力に自信があるのなら、
一番大きい8L(10号)瓶のほうが効率よく
梅を漬けられますよ。

瓶のサイズと総重量~梅干しの場合

瓶容器で梅干しを漬ける場合、
総合してどのくらいの重さになるのか?

ざっと計算してみましたので参考にどうぞ。

【前提条件】
梅の重量は瓶容量の1/2を入れる(※)として
塩は梅の重量の20%として計算した場合。

※あくまでも目安で、
梅が大きすぎると入り切らないよ~。

・3L(4号)瓶で漬ける総重量 3.2kg
瓶の重量(約1.4Kg)+梅1.5kg+ 塩(300g)

・4L(5号)瓶で漬ける総重量 4.1kg
瓶の重量(約1.7Kg)+梅2kg+塩(400g)

・5L(7号)瓶で漬ける総重量 5kg
瓶の重量(約2.0Kg)+梅2.5kg+塩(500g)

・8L(10号)瓶で漬ける総重量 7.5kg
瓶の重量(約2.5Kg)+梅4kg+塩(800g)

総重量の数字だけを見ると
そんなに重くないかも?
なんて思うかもしれないけど…

瓶はたいてい円筒状。
サイズが大きいものほど、
ちょっと持ちづらい感じがしますよ。
(私の力が足りないだけということもあり)

ある程度余裕で持てるくらいの重さの瓶を
選ぶほうが楽ですよ。

瓶と他の容器との容量(サイズ)の違い

梅を一度に漬けられる量は、
容器の容量によって変わってきます。

瓶の場合には最大容量が8L。

8Lの瓶で漬けられる梅の量は、
梅干しの場合でだいたい4kg前後となります。
(大きさにもよる)

他の容器の容量(サイズ)と比べると
けっこう違いがあるものです。

【容器ごとのサイズの差】
・瓶 1L~8L
・甕(かめ) 1.8L~18L
・琺瑯(ほうろう) 1L~25L
・漬物用プラスチック樽 5L~100L
・漬物用ビニール袋 5L~100L
・ジッパー付きビニール袋 S~L
(Lサイズで梅が1kgくらい)

容器によって随分と容量が違いますよね。
メーカーによっても違いはありますけど。

梅干しを漬ける場合は基本的に、
だいたい容器の容量(L)の1/2kg程度の梅が
入ると考えておくといいでしょう。
(例:4Lの容器なら2kgの梅が入る)

こうして見るとわかりますが、
他の容器と比べると、瓶は梅を少量から
漬けるのに向いています。

ほかの用途としても使える瓶

瓶で梅干し作りに失敗したとしても、
もう使わないからと瓶を処分してしまうのは
もったいないことです。

瓶には他にもいろいろな使い道がある。

瓶は梅干しよりも、もっと簡単に作ることが
できる梅酒や梅シロップ、梅味噌、梅サワー
などを作るためにも使えます。

また、梅以外にもラッキョウを漬けたり、
果実酒やシロップなどの、果実を使った
瓶漬けに使うこともできます。

ほかにも出来上がった保存食を入れたり、
乾物などを入れておく容器としても利用する
ことができるので、瓶容器がひとつあると
何かと便利なのです。

初心者さんが瓶で梅を漬けるなら

梅を瓶で漬けるのはなかなかいいものです。

まずはお手軽な容量(サイズ)の瓶で
試してみるといいでしょう。

一番手頃な容量は、4Lの瓶。

この4Lの容量が丁度いいという理由は
大きさも重さも手頃なのはもちろんのこと、

梅を漬けるためのレシピ本などでも、
4Lに入る容量で紹介されているものが
多いからです。

【よくあるレシピの梅の量】
・梅干し …梅 2kg
・梅酒  …梅 1kg
・梅味噌 …梅 1kg
・梅シロップ…梅 1kg

梅がこれらの量の場合、たいてい他の材料も
含めて、4Lの瓶で余裕で入ります。
(ただし、梅の大きさにもよりますよ~)

瓶容器の種類については、
果実酒瓶やパッキン付きの瓶が理想ですが、
食品用の瓶であればなんでもいいでしょう。

4Lの瓶が大きいと思うならば、
材料を少なくして小さな瓶で漬けることも
できます。

ただしそれは梅干し以外を漬ける場合。

瓶で梅干しを重石なしで漬ける場合には、
少なくとも一度に2kgくらいの梅を漬ける
ほうが失敗が少ないでしょう。

これより梅の量が少ない場合には、
ビニール袋で漬けるほうが簡単です。

また、瓶をわざわざ購入したくないなぁと
いうことなら、家に食品用の空き瓶があれば
それを利用するるといいでしょう。

ウチでは海苔が入っていた4Lの瓶でも
梅を漬けていますよ。

後記~というか余談:空き瓶の話

家にある空き瓶って、けっこう使えて
便利なのでちょいと紹介しておきます。

例えばうちでは、蓋がない1Lの瓶容器で
小さめの梅を漬けたりしています。

これは元々、味噌が入っていた瓶。
蓋は金属製だったために、使ううちに錆びて
処分してしまったので蓋なしです。

他には大きめのジャムの空き瓶なんかも、
用途によっては充分使えます。

で、蓋が無いものはどうするかというと…
梅を漬けている間は、蓋の代わりに
ラップをかけて、輪ゴムで止めていれば
充分なのです。

なんにしても、瓶容器で梅を漬けるのは
中身が見えて安心だし、目につくように
置いておけば、中身の変化にもいち早く
気づくことができます。

毎日見ていると愛着も湧いてきますし、
梅の瓶漬けは楽しいですよ~!

ぜひ一度はお試しを。

ではでは、また長くなりましたが
ここまでお付き合いくださいまして
ありがとうございます。

瓶の中の梅ちゃんを眺めつつ…

うめ~と味わえるその日まで
大切にお世話しましょ~ヽ(´ー`)ノ

(だ…だじゃれ…)

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