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梅を瓶で漬けるメリットとデメリット。他の容器とどう違う?

この記事を読むのに必要な時間は約 17 分です。

梅を漬けるとき、ガラスの瓶(びん)容器が使われているのをネットでもよく見かけますよね。
初めて梅を漬けるとき、瓶はどうだろう…と悩んでいるのなら、瓶漬けはおすすめですよ。

私も初めての梅干し作りは、瓶漬けでした。
瓶は梅干し以外にも、いろいろな梅漬けに使えるのでとても重宝します。

しかし初めて梅を漬けるなら、瓶は他の容器とどう違うのか、使い勝手はどうなのか
気になることは沢山あることでしょう。

今回はそんな「瓶で梅を漬ける」ことについて、メリット・デメリットも交え、思い当たることを逐一書いていくことにします。

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梅を漬けるのに瓶はどうなの?

梅を漬けたり梅干しを作るというと、樽や甕を思い浮かべる…なんて、そんな感覚は年代によっても違うのでしょう。

今や瓶漬けは当たり前。
しかし樽や甕で漬ける方法も今なお健在で、ジッパー付きビニール袋で漬けるなんて方法もありますよね。

梅を漬ける容器は多様化していて、その容器ごとに少しずつ方法も違います。
そのなかで実際はどれがいいのか?というと、どれでもいい、ということになります(^^;)

結局のところ「どれがいいのか」というのは、自分に当てはまるかどうか。
梅を瓶で漬けることが、あなたに合うのかどうかということです。

これから瓶を使う場合のメリット・デメリットを書いていきます。
そのなかで、瓶で梅を漬けるイメージが少しでも伝わればいいなと思います。

瓶を使うメリット

(1) 透明で中身が見える

瓶の中の梅の状態が、蓋を開けてみなくても見えるので便利。
中身の変化がすぐにわかる上、蓋を開けなくていいので無駄に空気に晒さすずにすむ。

(2) 蓋がしやすく密閉できるので保管や管理がしやすい

樽や甕、琺瑯(ほうろう)などの容器と比べ、口が比較的狭い。
そのため蓋をしやすく、専用の蓋が付いていることも多いため密閉しやすい。
瓶は空気を通さないので雑菌が繁殖しにくいため、梅が傷む要素を減らせる。

(3) 安定している容器なので、中身がこぼれない

ビニール袋などの場合は、倒れたら液漏れが心配だが、瓶などの形ある容器は安定しているため、中身が溢れる不安は少ない。
もちろん、入れ過ぎには注意。

(4) 梅を漬けてそのままの状態で長期保存できる

プラスチック容器やビニールなどでは長期保存は避けたほうが無難だが、ガラス容器である瓶なら、漬けたそのままの状態で数年もの長期保存が可能。
特に梅酒などはそのまま長期間、熟成のために置いておくこともあるので便利。

瓶を使うデメリット?

(1) 透明なのはいい。だけどその反面、光による食品の劣化が気になる?

基本的に梅干しや梅漬けの保管場所は「冷暗所」
冷暗所とは、温度が低くて暑くなりにくく、直射日光が当たらない暗い場所。

光に当たらない場所に置くことが前提なのですが、置き場所によっては日差しや電灯の光が気になることも。
その場合は布や黒めのビニール袋に入れるなどの対処をするといいでしょう。

(2) 大容量で漬けたい場合には、瓶容器では少々小さいかも?

梅を漬けやすい瓶のサイズはだいたい1L~8Lくらい。
梅干しの場合で、だいたい500g~4kgくらいです。(梅の大きさにもよる)

グラムでは少々分かりづらいかも知れないですが、例えばMサイズの梅なら、500gで約33個、4kgで264個。(だいたいの目安)
それよりもっと多くの梅を漬けたい場合には、複数の瓶に分けて漬ける必要があります。

(3) 瓶の消毒は基本的に熱湯消毒。割れやしないか心配?

瓶は熱に弱く、熱湯を入れると割れてしまう、ということをよく耳にします。
しかしそれは誤解で、瓶は熱に弱いのではなく温度差に弱いもの。
正しい方法で行えば煮沸消毒でも熱湯消毒でも、そうそう割れるものではないのです。

(4) 瓶は衝撃に弱いため、扱い方によっては割れてしまう?

ちょっとやそっとでは割れないですが、うっかり打ち付けてしまい、打ちどころが悪ければあっさり割れてしまうこともあります。

しかし最近の瓶は割れにくいように構造を考えてあったり厚みがあったりするので、そんなにやわでもありません。
あまり神経質になる必要もないので、丁寧に扱っていれば問題ないです。

それでも瓶が割れたり、ヒビが入ってしまった場合は仕方がないので廃棄しましょう。

(5) 何も入っていない空のときでも場所を取る

中に何も入っておらず使っていなくても、置き場所の確保が必要です。
瓶は複数個ある場合にも重ねることができないので、かさばってしまいます。

瓶で梅を漬ける場合と、他の容器との違いは?

中身が見える、見えない

瓶は中身が見えるので、逐一、梅の状態が見て取れるのでとても安心。
そして見ているうちに梅はどんどん変化が現れてきて、また愛着も湧いてくるのです。

初めて梅を漬ける場合、梅の変化にドキドキするでしょう。
慣れてくると梅の状態を眺めながら、よしよし順調だなぁ~と見て確認できます。

梅シロップや梅味噌など発酵が気になるものであっても、中身の様子が見えればその変化に気づくのも早くてすみます。

見えるって大事。
「見える」は「安心」の要素なのです。

他の容器で中が見えるのは…漬物用ビニール袋やジッパー付きビニール袋。
あとは中身が見えないもの。甕、琺瑯、漬物用プラスチック容器…。

これら見えない容器の場合は、蓋をして見えないとつい…忘れがち(汗)
気をつけて定期的に蓋を開けて見てあげるといいのですが、何かあっても気づくのが遅れることもあります。

容量の違い

(1) 瓶の容量

梅を漬ける瓶容器の代表としては、果実酒用の瓶があります。
有名メーカーのもので3L(4号)~8L(10号)サイズ。
もっと小さい1Lや2L容器でも梅は漬けられます。

大きいものは8Lまであるとはいえ、8L容器ともなるとけっこう大きくて重いです。
その重さに梅と材料を足すとなると…かなり重くなります。
(具体的な重さは後述します)

女性が手軽に使いやすいお手頃サイズは、4L(5号)の瓶。
もう一つ大きな5L(7号)瓶は、力がない場合にはちょっとキツイです。

所定の場所に置きっぱなしで漬ける場合にはいいかもしれませんけど。
それでも瓶を洗ったり乾かしたりと、作業上動かすことを考えれば楽に持ち上がるくらいが好ましいでしょう。

もちろん力に自信があるのなら、一番大きい8L(10号)瓶でもいいでしょう。
8L瓶なら、4L瓶の倍の量の梅が入ります。
一度に沢山漬けたい場合には効率もよく、むしろおすすめです。

瓶で梅干しを漬けるとき、総合してどのくらいの重さになるのか、ざっと計算してみましたので参考にどうぞ。

◇瓶のサイズに合わせ、梅干しを漬ける場合の総重量
(梅の重量は瓶容量の1/2として、塩は梅の重量の20%として計算した場合)

・3L(4号)瓶で漬けると総重量は 3.2kg
瓶の重量(約1.4Kg)+梅1.5kg+ 塩(300g)

・4L(5号)瓶で漬けると総重量は 4.1kg
瓶の重量(約1.7Kg)+梅2kg+塩(400g)

・5L(7号)瓶で漬けると総重量は 5kg
瓶の重量(約2.0Kg)+梅2.5kg+塩(500g)

・8L(10号)瓶で漬けると総重量は 7.5kg
瓶の重量(約2.5Kg)+梅4kg+塩(800g)

重量だけで考えると、そんなに重くないかも?と思っても、実際の瓶はたいてい円筒状なので、サイズが大きいものほど、ちょっと持ちづらいかな~という印象です。
(私の力が足りないだけということもありますが…)

道具を選ぶときには、ある程度余裕で持てるくらいの重量のものを選ぶほうが楽ですよ。

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(2) 瓶と他の容器との、容量の違い

梅を一度に漬けられる量は、容器の容量によって変わってきます。
瓶の場合には最大容量が8L。
8L瓶で漬けられる梅の量は、梅干しの場合でだいたい4kg前後となります。
(大きさにもよる)

他の容器の容量は以下のとおり。
・甕(かめ) 1L~18L
・琺瑯(ほうろう) 1L~60L
・漬物用プラスチック樽 1L~100L
・漬物用ビニール袋 5L~100L
・ジッパー付きビニール袋 S~L (Lサイズで梅が1kgくらい)
随分と幅がありますよね。

梅干しの場合、だいたい容器の容量(L)の1/2kgの梅が入ると思うといいです。
こうして見るとわかりますが、他の容器と比べると、瓶は梅を少量から漬けるのに向いています。

漬け方の違い

使う容器や容量によって、ある程度漬け方が違うということがあります。

例えば瓶で梅干しを作る場合。
梅干しはまず、梅を塩漬けにしますが、そのときに必要だと言われるのが「重石」

樽や甕で漬ける場合には、まず重石を必ず使います。
ですが、瓶で漬ける場合には必ずしも必要ではないのです。

重石を使うか使わないかは、梅の状態や、どれだけ梅の世話ができるかなどの条件でも変わってくるのですが、瓶漬けでは重石をつかわないで梅を漬けることができます。

ただ、重石を使わないためには瓶を一日に数回揺らしてあげたりする必要があり、その場に置いたまま揺らすか、あるいは手に持って揺らすことになります。
そこで先程書いたように、瓶容器の重さについて考慮しておく必要があるのです。

使い勝手

(1)持ち運び

瓶容器は、漬物用プラスチック樽やビニール袋と比べれば重い。
しかし同じ容量の甕や琺瑯容器ほど重くはなく、比較的持ち運びはしやすい。

瓶容器は胴回りが円筒形のものが多く、凹凸がないつるんとした大きな瓶は持ちにくい。
最近では持ちやすさを考慮されてか、凹凸のある瓶も多く、持ちやすい作りのものも多い。
果実酒用の瓶などは持ち手付きのものもあり、作りのしっかりとしたものを選ぶといいでしょう。

どの容器でも小さい容器は持ちやすく、大きい容器は持ちにくいものですが、空の状態で持ちやすく軽いものは、準備のときにも楽です。

空の状態で重い容器や、中身を入れたら重くなる容量の大きい容器は、漬けた後の移動が難しいため、基本的に同じ場所に置いたまま梅を漬け、出し入れすることを考える必要があります。

瓶の場合は容器の大きさと重さのみでなく、中身が入ったときの重さを考えて選ぶとよいでしょう。

(2)強度と性質

瓶はガラス製なので、衝撃に弱い。
果実酒用の瓶などはある程度の厚みがあり、簡単には割れにくくなっていると思いますが、厚さのない薄い瓶などは特に空の状態のときには割れやすいものもあります。
厚みがあっても無くても、ガラス瓶は慎重に取り扱いましょう。

瓶はガラスの性質から温度差に弱い。
「1.2 瓶を使うデメリット」の(3)でも書いたとおり、ガラスびんは温度差に弱く、急激に熱したり冷やしたりしてしまうと割れてしまいます。
そのため、熱する場合には徐々に温度を上げ、冷やす場合には徐々に温度を下げるようにします。

他の容器の場合でもそれぞれの性質があり弱点もあるので、その容器の特徴を知っておくことが大事です。

(3)消毒

瓶はあらかじめ食器用洗剤でよく洗い、その後消毒を行います。
瓶の消毒方法は一般的に「煮沸消毒」か「熱湯消毒」が基本です。
ガラス瓶はその性質から温度差に弱いですが、正しい方法を用いて行えば大丈夫。

梅を漬けるときには更に念の為、アルコール消毒などを用いることが多いです。
(瓶の消毒方法については別の記事にて詳しく書くことにします。)

他の容器の場合も似たようなもので、容器の性質により異なります。
熱に強ければ洗った後に煮沸か熱湯消毒をし、念の為にアルコール消毒。
熱に弱い容器の場合は、洗った後に天日干ししてアルコール消毒をします。

保存容器として

瓶は元々保存容器として使われていたため、梅を漬ける容器として使っていても、そのまま保存容器として数年間入れっぱなしにしていても安心なので便利です。
(梅の漬け方によっては保存の効かないものもあるので注意)

漬物用プラスチック樽やビニール袋などの容器は、一時期漬けておくにはいいけれど、そのまま置いておくには容器の劣化や匂い移りなどが気になります。
このため漬ける容器によっては別に保存容器を用意する必要があります。

保管について

瓶容器はたいてい重ねることが出来ず、大きさや個数分の場所を取ります。
そのため嵩張り、数が増えてくれば置き場所の確保も必要になります。

保管に場所を取るのは甕や琺瑯容器なども似たようなもの。
漬物用プラスチック樽は軽くて重ねられるのが利点です。
また、保管に一番場所を取らないのはビニール袋ですね。

ものは良し悪し。良い点もあれば悪い点もあり。
結局のところは好みとお家の環境で決めるといいですね。

別の用途に使えるか

瓶容器は梅干し以外にも、梅酒や梅シロップなどの梅漬けには何でも使えます。
また、梅以外にもラッキョウや果実酒、瓶漬けなどの漬物に使うことも。
他には保存容器として乾物などを入れておくこともできます。

他の容器でも同じような使い方ができるとは思いますが、漬物を漬けたり保存をする用途以外では使いにくいこともあるでしょう。
他の容器と瓶容器の明確な違いは、中身が見えるか見えないかというところにあります。

同じ中身が見える容器としてビニール袋もありますが、これは中をきれいに洗うことが困難なため、再利用はなかなかむずかしく、使い捨てになるでしょう。

初心者さんが瓶で梅を漬けるなら

梅を瓶で漬けるのはなかなかいいものです。
まずはお手軽サイズで試してみるといいでしょう。

一番手頃な瓶のサイズは4L(5号)瓶です。

このサイズがいいのは、大きさも重さもお手頃なのはもちろんのこと、梅を漬けるためのレシピでも4L瓶で漬けられるくらいの容量のものが多いからです。

4L瓶容器の場合、漬けられる梅の量(重さ)は次の通り。
・梅干し …梅が約2kg
・梅酒  …梅が約1kg
・梅味噌 …梅が約1.5kg
・梅シロップ…梅が約2kg
※梅の大きさにもよります

瓶の種類については、果実酒瓶やパッキン付きの瓶がいいというのが理想ですが、食品用の瓶であればそこから外れても特に問題はないのです。
4Lの瓶が大きいと思うならば、2Lの瓶でも漬けることはできます。

ただし、梅干しを重石をしないで漬ける場合、ある程度の量がある方が失敗しにくいため、4L瓶で2kgの梅を漬けるのが漬けやすいとは思います。

瓶を購入して漬けてみて…もし使いにくかったらどうしよう?と思うなら、家にある空き瓶を利用するということもできます。

例えばうちでは、蓋がない1Lの瓶容器で梅500gを漬けたりしています。
元々は味噌が入っていた瓶で、蓋もあったのですが錆びついて処分してしまいました。
大きめのジャムの空き瓶なんかもいいですね。
そんな空き瓶を利用して漬けるという手もあります。

あ、蓋はどうするかというと…漬けている間はラップと輪ゴムで充分です^^;

なんにしても、瓶容器で梅を漬けるのは中身が見えて安心だし、目につくように置いておけば、中身の変化もいち早く確認することが出来ます。
毎日見ていると愛着も湧いてきますし、梅の瓶漬けは楽しいですよ~!
ぜひ一度はお試しを。

ではでは、ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

瓶の梅ちゃんを眺めつつ… 瓶で梅を漬けると楽しいですよ~んヽ(´ー`)ノ

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