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梅干しのことわざには、体にいいよ~というものが多いけど…

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

梅干し。
毎日食べていますか?

毎日食べるのは無理でも、
一年で何度かは梅干しを見たり食べたりする
でしょう。

梅干しは日の丸弁当に見るように、
昔から当たり前のようにあったもの。

現在でもお弁当やおにぎりの具として使われ、
日常のものとして根付いています。
しかし昔と今とでは、
好まれる梅干しが変わってきている。

昔の梅干しは塩っぱくて酸っぱいものでしたよね。

今回は「梅干しのことわざ」について
書いていきますが、現代の梅干しは…
さて、どれほど当てはまるものなのでしょう。

では、いってみましょ~^^

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梅干しと、ことわざ

梅干しが庶民に当たり前に食べられるように
なったのは、江戸時代の頃と言われています。

それまで梅は、薬として使われる貴重なもの。

古い時代には始めに天皇、
次に貴族階級の人々。

時代が下がると鎌倉武士たちの間で広まり、
江戸時代になってからようやく庶民にも
手の届くものとなりました。

江戸時代には、家で梅干しをこしらえたり、
行商人が売りにまわっていたようです。

この頃の梅干しは、梅と多めの塩だけ。
あるいはそれに赤紫蘇を入れて漬け、
干したものでした。

梅干しのことわざは、そんなシンプルな梅干し
について語られ、伝えられてきた言葉。

当時から体にいいことがよくいわれているの
ですが、現代の梅干しにはどれほど効力が
あるものなのでしょう。

それを考えつつ、ことわざを見ていくことにします。

梅干しと時

・梅干しと友達は古いほど良い
・八年梅干三年味噌

「梅干しと友達は古いほどよい」
うめぼしとともだちはふるいほどよい

友人は古い付き合いの人ほど、
気心が知れていてよい。

梅干しは長く漬けたものの方が
味がよいことから。

「八年梅干三年味噌」
はちねんうめぼしさんねんみそ

梅干しは八年経ってもおいしく食べられるが
味噌は三年目がおいしい。

どちらも当時の製法では、という注釈を
付けたいところですよね。

実際、梅干しは出来たてよりも、
しばらく熟成させる方が味がまるくなり、
食べやすくおいしくなるのです。

しかしそれは保存に充分な量の塩で漬けられた
梅干しの場合。

減塩梅干しや調味漬け”梅干し”などでは、
数年置くことが適わないのです。

梅干しは体にいい

梅干しは体にいい、ということを
うたったことわざがいくつかあります。

・梅は三毒を断つ
・梅はその日の難逃れ
・梅干しには命を守る七つの徳がある

「梅は三毒を断つ」
うめはさんどくをたつ

三毒とは、食毒・水毒・血毒のこと。
梅はこれらを解毒し、解消する作用がある。

更に詳細については別記事にて書いています。
興味があればどうぞ~。
「梅は三毒を断つ、とは」

「梅はその日の難逃れ」
うめはそのひのなんのがれ

梅干しを食べると、
その日一日を難から逃れられるということ。

難とは、三毒にあたる体調不良などから
逃れることができるとともに、
災厄などを避けることもできるという
験担ぎも含んでいるようです。

これについても別記事にて書いていますので、
よろしければどうぞ~。
「梅はその日の難逃れ~」

「梅干しには命を守る七つの徳がある」
うめぼしにはいのちをまもるななつのとくがある

梅干しの七徳とは、江戸時代後期の書
『飲膳摘要(いんぜんてきよう)』に記されている。

「梅干の七徳」

一、毒消しに功あり。
うどん屋は必ず梅干を添えて出す。

二、防腐に功あり。
夏は飯櫃(めしびつ)に梅干一個を入れておけば腐らず。

三、病気を避けるに功あり。
旅館では必ず朝食に梅干を添えるを常とす。

四、その味かえず。

五、息づかいに功あり。
走る際、梅干し口に含めば息切れせず。

六、頭痛を医するに功あり。
婦人頭痛するごとにこめかみに貼るを常とす。

七、梅干しよりなる梅酢は流行病に功あり。

一の”うどんに梅干し”、いいですよねぇ~。
六の”こめかみに梅干し”は、
薬が手に入りやすい現代においてやる人は
見かけませんが、他は全て今でもいわれていること。

昔の人はすごいですね。

しかしこれらは、当時の梅干しにおいて
効果があったということでしょう。

現代の梅干しには、
いかほどの効力が備わっているものか…。

製法によっては、ずいぶんと違うものに
なるのではないでしょうか。

医者が嫌う?

梅干しが医者を嫌うのか、
医者が梅干しを嫌うのか…
そんなことわざがあります。

・一日一粒で医者いらず
・番茶梅干し医者いらず
・医者を殺すには刃物はいらぬ、朝昼晩に梅を食え

「一日一粒で医者いらず」
いちにちひとつぶでいしゃいらず

意味は文面通り。

梅干しは体の調子を整えるとともに、
いざというときの薬のように用いられてきた。

そのため、
梅干しが一粒あれば医者はいらない、
ということなのでしょう。

「番茶梅干し医者いらず」
ばんちゃうめぼしいしゃいらず

梅干しに番茶を注いで飲んでおけば、
医者はいらない。

先ほどと同じようなこと。
梅干しはずいぶんと重宝されていたようです。

「医者を殺すには刃物はいらぬ、朝昼晩に梅を食え」
いしゃをころすにははものはいらぬ、あさひるばんにうめをくえ

朝昼晩に梅干しを食べておけば、
医者が暇になって死んでしまうというもの。

これを強めに揶揄った言葉なのでしょうけど
なんとも物騒な物言いです^^;

しかし梅干しは塩分が高めなので、
食べすぎには注意が必要。

また、朝昼に一つずつはいいとしても、
夜に梅干しは食べない方がいい
という話もあります。

夜は寝ている間に水分が不足しやすいのに、
塩分の強いものを食べるとむくみやすいし、
夜中にトイレに起きやすい。

そして持病がある場合には特に注意が必要です。

食べ合わせ

梅干しと食べ合わせのよくないものとして、
鰻が有名ですね。

「鰻と梅干し」
うなぎとうめぼし

鰻と梅干しは食べ合わせが悪い。

これはじつのところ特になにも根拠はなく、
逆にいい組み合わせだといいます。

梅干しは消化を助け、
食欲を増進する作用がある。

では何故、逆のことが言われたのでしょう。
これにはいくつかの説があります。

・脂っこい鰻と酸味の強い梅干し。
一緒に食べるとさっぱりと食べられるために、
つい食べ過ぎてしまうことから。

・鰻を食べるというのは贅沢なこと。
鰻が人気を得て、よく食べられるように
なったのは、江戸時代の後期あたりの頃。
質素をよしとした時代であったために、
食べ過ぎないようにとの戒めから。

天神さまと梅干し

梅と天神さまにまつわる言葉。
天神さまとは、菅原道真公のこと。

道真公はとても梅を愛されたことから、
梅といえば道真公、道真公といえば梅、
といわれるのです。

・梅は食うとも核食うな中に天神寝てござる
・梅の種を齧ると字を忘れる

「梅は食うとも核食うな中に天神寝てござる」
うめはくうともさねくうな なかにてんじんねてござる

梅の種には毒があるため、
食べてはいけないことを戒めていったもの。

梅の種の毒とは。
種の殻の中にある白い「仁」という部分に
含まれる、微量の青酸配糖体(アミグダリン)のこと。

未熟な青梅には、
実にもこの「毒」が含有されるため、
天神さまの名を借りて口にすることを戒めたもの。

なお、熟した梅の実や梅干しに加工した梅は、
毒が分解されるために食べても支障はないようです。

「梅の種を齧ると字を忘れる」
うめのたねをかじるとじをわすれる

天神さまは、いわずと知れた学問の神様。
これも同じく、種を食べてはいけない、
という戒めからいわれたもの。

後記

さて、梅干しにまつわることわざについて
書いてみました。

梅干しのことわざについてはやはり、
体にいいよ~というものが多いです。

本来の梅干しは、
長期に置いておける保存食でありました。

梅と塩、あるいは梅と塩と赤紫蘇。
これだけで漬け、天日に干したもの。

現代の”梅干し”には、
いろいろなタイプのものがあります。

体にいいことを求めるのなら、
本来の作り方をした梅干しか、あるいは
それに近いものを選ぶようにするといいでしょう。

本来の梅干しとそうでない”梅干し”の違いは
製法による違いですが、これで栄養価が大きく
変わるものがあるためです。

梅干しひとつを取っても、やはり”食”。
食べるものというのは大切にしていかないと
いけないですね。

それでは今回はこのへんで。

あなたの毎日のお供に、
梅ちゃんはいかがですか~ヽ(´ー`)ノ

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