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赤紫蘇の時期は地域によるため、梅との頃合いを見ておこう。

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

梅干しに入れたいものといえば、赤紫蘇。

赤紫蘇は梅干しを赤く染めるために入れますが
同時に赤紫蘇の風味も移ります。

赤紫蘇の入ってない梅干しもいいけれど
この赤紫蘇が入った梅干しはまた格別。

赤紫蘇のほうも、梅干しと共に漬けることで
独特な風味が増すものです。

そんな赤紫蘇は地域によって、
気候の違いなどから出回る時期が少々違います。

今回はそんな、赤紫蘇の時期と
梅の時期について書いていくことにします。

 

それでは一つずつ見ていきましょう。

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赤紫蘇の収穫時期

赤紫蘇の収穫時期は、地域や環境によってずれがあります。

〔赤紫蘇の収穫時期〕

  • 北や山間部などの冷涼地
    7月下旬~9月中旬くらい
  • 中央から西日本あたりの中間地
    6月中旬~10月上旬にかけて
  • 南の暖地
    5月末~10月中旬ころ

梅干しに使う赤紫蘇

赤紫蘇は、青紫蘇(大葉)と同じ仲間の植物。

赤紫蘇のなかでも、梅干しに用いられるのは主に「縮緬(ちりめん)紫蘇」と呼ばれるもの。
ちりめん紫蘇は、青紫蘇のように平らな葉とは違い、ヒダ状に葉が波打ち縮れている。

赤紫蘇の中には、縮れていないものや片面だけ赤いものがあり、元はちりめん紫蘇であっても、交配しやすいために多種と混じったものなどもあるようです。

梅干しに使う赤紫蘇は、よく葉が縮れ、葉の両面全体が赤紫色に染まっているものが質がよいとされます。

ただ、ちりめん紫蘇でなければいけないことはないので、手に入らなければ、縮れていない赤紫蘇でも全く問題はないのです。

赤紫蘇が出回る時期

赤紫蘇がスーパーなどに多く出回るのは、やはり熟した梅が出回る時期。
梅干しを漬ける頃の6月中旬から下旬にかけて(※)は、各所で赤紫蘇をよく見かけるようになります。
※西日本を基準として書いているため、地域によってズレがあり。

そして梅の時期が終わると、ぱったり赤紫蘇も置かなくなる店も多く見られます。

なかには梅を干す土用の時期(7月下旬から8月上旬にかけて)まで置いているお店もありますが、買い逃しのないよう、毎年のお店の傾向を見たり、お店の人に入荷の時期などを聞いておくといいでしょう。

また、梅に合わせて出ている赤紫蘇は価格が少し高いですが、梅の時期から外れると、赤紫蘇の価格がぐっと下がり売られていることもありますから、長期に赤紫蘇を置いてある地域やお店では、急いで買う必要もないかもしれないですね。
(ただその場合には、梅を干してから赤紫蘇と共に漬ける手順になります。)

赤紫蘇と梅の時期

赤紫蘇の時期と梅の時期は、地域によって微妙に違うようです。
このタイミングがうまく合えば、梅干し作りもスムーズに運ぷのですけど。

梅干しに赤紫蘇を入れる時期は、梅干しの作り方によって異なります。
それは逆に、梅と赤紫蘇が出回る時期の違いによるものとも言えるでしょう。

梅と赤紫蘇が出回る時期に合わせて、梅や赤紫蘇を漬けるのが自然な流れです。
しかしそれがうまくいかない場合も、もちろんあるでしょう。

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時期が合わない

地域により、またはその年の気候の変動などにより、梅と赤紫蘇の出回る時期がずれることもあります。

赤紫蘇が先

梅がまだなく、赤紫蘇が先に出回っている場合。
梅が出回るまで赤紫蘇があるとは限らないので、念の為先に購入しておくのもいいでしょう。

赤紫蘇はそのままの状態で時間を置くと、質が落ちて傷んでしまいます。
赤紫蘇を長期間保存するためには、早々に下ごしらえをして塩漬けにしておきます。

もしその年に梅が手に入らない場合でも、赤紫蘇の塩漬けは用途がいろいろとあるので無駄になることもないでしょう。

梅が随分早い

梅が早めの時期から出回る年もまれにあります。
赤紫蘇がなかなか手に入らない場合でも、梅は淡々と梅干し作りを進めていきます。

梅の塩漬け期間はだいたい一ヶ月前後。
場合によっては2ヶ月漬ける地域もありますし、干せずに一年漬けておくこともある。
梅の塩漬け期間が長くなるのは気にしなくても大丈夫。

梅の塩漬け状態のまま、赤紫蘇が出るのを待てばいい。
赤紫蘇は梅の塩漬け時に入れても、梅を干した後に一緒に漬けてもいいわけですから、臨機応変にいきましょう。

手に入る期間が長いのは

日常的に食材を買ったりするのは、在住の地域の食材を使うのが一番よさそうですが…
梅干し作りをスムーズに淡々と進めたいと思えば、お取り寄せという選択肢も。

今は北から南まで、梅も赤紫蘇も買える時代。
便利なものです。

梅は完熟がいい、と言っても通常では手に入らない。
けれども通販でなら取り扱うというところもあります。

梅干し用の熟した梅なら、南は6月から北は7月頃まで。
赤紫蘇ならば、生でも9月くらいまである。
生ではなく加工してある「もみしそ」はもっと長く取り扱いがあります。

生の赤紫蘇は下処理に手間暇がかかるので、簡単な加工済みの「もみしそ」を使う方もよくいらっしゃいます。

「もみしそ」ならば地域のスーパーでも長めに取り扱っていることもあるので、生の赤紫蘇が手に入らない場合には、試しに使ってみるのもいいのではないでしょうか。

後記

今回は、赤紫蘇の時期について書いてみました。

梅と一緒に漬けた赤紫蘇は、その赤紫蘇だけでも日頃の食卓に重宝します。

梅を漬けるときに赤紫蘇を入れたことがない、使ったことがないというなら、一度は試してみてはいかがでしょうか。

赤紫蘇を入れると梅も赤くなりますが、梅酢も赤くなります。

梅酢に浸かった赤紫蘇は、料理やご飯のお供に。
赤く染まった梅酢は漬物などにも使えるし、ピンク色に染めることも。

乾燥させた赤紫蘇は日常使いに手軽ですし、粉状にすればふりかけにもなります。

梅干しに赤紫蘇は、なんとも相性のいい組み合わせ。
そしてもちろん、ご飯にとても合います。

梅干しに赤紫蘇を入れるには、梅と赤紫蘇、それぞれの時期に合わせて漬ける。
漬け方に時期を合わせたいなら、通販を使うということも可能です。

(関連記事:赤紫蘇を梅に入れるタイミング)

どちらにしてもいろいろな漬け方ができるので、毎年の状況に合わせて漬けていきましょう。

それでは。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

あなたの梅ちゃんが、うまく赤紫蘇さんと出会えますようにヽ(´ー`)ノ

この記事を書いた人
のらうめ

梅を漬けるのが大好き。
いろいろなことを調べたり実践したりするなかで、成功や失敗、わかったことなどを含めて書いています。
梅の時期は短いけれど、生梅の香りや漬ける楽しさを、ぜひ広くおすすめしたい。

そのほか管理人のプロフィールはこちらから。
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