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梅の花言葉は、その姿や情景、伝承からイメージされている。

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

花を贈ったり贈られたりするとき、
花言葉と関連付ける、ということがあります。

贈る人、贈られる人。
どちらか片方は全く考えていないとしても。

贈る側は花の色や外見が好ましいから
という理由で選んだだけだとしても、
贈られる側は花言葉を汲み取ったりもするのでしょう。

逆に、花言葉を込めて贈ったとしても、
贈った相手が気にしない人ならば
明確に意思を伝えることをしないと伝わらない。

そんな事を考えていると、
そもそも花言葉ってなに?
などと思う次第なわけですよ。

ということで今回は、
梅の花と花言葉、について書いていきます。

 

それではいってみましょ~。

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そもそも花言葉ってなに?

花言葉は、花の持つ色や形、環境や性質、
伝承や歴史上の出来事などの背景から
言葉が当てられて作られています。

起源はヨーロッパ?

植物に意味を持たせるということは、
はるか昔から各地で行われていました。

しかし花言葉としてまとめられ、
流行ったのは18世紀頃のヨーロッパから。

日本へ伝わったのは、
明治時代の頃であったということです。

日本でも古くから花を愛で詩に詠んだり、
文に添えて贈るなどしていたことから、
ヨーロッパに限らず、人類共通の行動
というものなのでしょう。

花言葉は世界中に広がっているものの、
その内容は各国の特色によってさまざまで、
同じ花でも相反する言葉が付けられていたり
するようです。

日本なりの花言葉

日本の花言葉はヨーロッパから入ってきた
ということもあり、

ヨーロッパの思考にイメージ付けられた
内容が多いそう。

しかしヨーロッパとは異なる植物もあり、
ヨーロッパの人々とは感性が異なるために
時と共に変化してきてはいるようです。

 

また、新種の植物などでは、
これを作り上げた人や企業が
その植物を売り出すためのイメージ付け
として花言葉を決めることもあるとのこと。

 

これらを踏まえて考えてみると、
個人的な発想や想いから
作られていることもあるわけで、

その言葉にあまり真実を求める
ものではないのかなと思います。

 

しかしその花言葉を信じて
やり取りされたことであれば、

その言葉を通じて相手の想いを
受け取ることも大切ですね。

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梅の花言葉

梅の花言葉は、日本人の感性や背景から
意味がもたらされているようです。

梅の花

梅の花咲く情景。
そこに感じられる言葉。
そして、梅にまつわる伝承。

花言葉と意味

〔梅の花言葉と意味〕

  • 高潔
    気高く清らか。けがれのないこと。
  • 忍耐
    苦難に耐え忍ぶこと。
  • 忠実
    まごころをもってつとめること。
    そのままに示すこと。

これらの3つの意味をまとめ合わせてみると、
日本人が理想とし、尊いとする心情が
込められているように感じます。

花言葉の由来

〔梅の花言葉の由来〕

梅自体が持つ風貌や性質。
梅の花咲く時期や環境、その風情。

梅の花はきびしい冬を耐え忍び、
まだ寒さの残るうちから花を咲かせます。

その健気さと強さ、そして
花の控えめな美しさ、凛とした佇まい。

そんな姿から、高潔や忍耐という言葉が
付けられたのでしょう。

そして伝承。

花言葉の伝承

〔梅の花言葉の伝承〕

菅原の道真公の飛梅伝説をご存知でしょうか。

道真公は邸宅の梅の木を大変愛でていた。
左遷されて京を離れる折に、歌を詠んだ。

“東風(こち)吹かば
にほひ(におい)をこせよ梅花(うめのはな)
主(あるじ)なしとて 春を忘るな”

( 春の風が吹けば、
いい香りをよこしておくれ、梅の花よ。
主(私)が居ないからといって
春を忘れてはいけないよ。)

梅は一夜にして、道真公の居る太宰府まで
飛んでいったという。

まさにこの上なく主人に忠実ですね。

色による違い

同じ梅の花であっても、
色によって異なる意味を持つようです。

〔白梅〕

  • 気品

〔紅梅〕

  • 優美

これらは見た感じの印象からでしょうか。

海外での梅の花言葉

梅の花言葉、海外では…?
と思うかもしれないですが…

梅はplumと訳され、
梅の花はPlum blossom、というようですが
これではどうも違うものになってしまう
ような気がします。

plumは日本語で、
プラム、スモモ、巴旦杏(はたんきょう)。

梅はumeであり、plumではない。
Japanese plum、という言葉もあるが
Japanese apricotという方が近いようです。
apricotとは、杏のこと。

また、学名ではprumus mumeと記載されるが、
呼名としては一般的ではないようです。

しかし海外での梅(?)の花言葉として、
よく紹介されている言葉があるので
記載しておきます。

 

〔Plum blossom(プラムの花)の花言葉〕

  • keep your promise (約束を守る)
  • fidelity (忠実)
  • beauty and longevity (美と長寿)

日本の梅の花言葉と比べてみると、
なんだかイメージ的には似ている気も。
Plum blossom=梅、と捉えていいのでしょうか。

別の国で作られた花言葉が似ている
というのは、そのものが持つ本質が
そこにある、ということなのかもしれないですね。

後記

今回は、梅の花言葉について調べてみました。

梅の花が咲くのは1月~3月頃。
品種により、早咲き・中咲き・遅咲きが
あり、地域によっても違います。

堪能できるのは、一年でほんのひととき。

ゆっくりと眺めながら、
自分の感覚ではどう見えるのか、
花言葉に実感は伴うのか。

じっくり観察しつつ、
春の訪れを感じられたらいいですね。

 

では今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

梅ちゃんの花言葉、高潔・忍耐・忠実。

何事もまっすぐ進められたらいいですよね~ヽ(´ー`)ノ

この記事を書いた人
のらうめ

梅を漬けるのが大好き。
いろいろなことを調べたり実践したりするなかで、成功や失敗、わかったことなどを含めて書いています。
梅の時期は短いけれど、生梅の香りや漬ける楽しさを、ぜひ広くおすすめしたい。

そのほか管理人のプロフィールはこちらから。
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