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梅酒の漬け方は簡単。基本に沿って作るならまず失敗はない。

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

梅といえば、梅酒!
そんな人も多いのではないでしょうか。

梅の加工の中では比較的手間がかからない、梅酒。
梅酒は手軽に作れて失敗が少ないので、初心者さんにもおすすめです。

仕込んでから飲めるまでには時間がかかるけど、それもまた楽しみ。
できた原液に氷を入れて飲んでもよし、炭酸やお湯で割って飲んでもよし。
漬けた実をそのまま食べてもおいしいもの。

梅酒は好きだけど、梅はいらない。
梅酒の梅は好きだけど、お酒はいらない。
そんな場合でも、直接食べる・飲む以外にも用途はあるものです。

何年でも置いておけるし、熟成していくのもまた楽しみ。
余る心配をするより、ちびちびと長く楽しむ、そんな感覚で作ってみましょう。

1. 漬ける時期
2. 梅酒の作り方
2.1 材料と分量
2.2 主な道具
2.3 容器の準備
2.4 梅の下ごしらえ
2.5 梅を漬け込む

3. 梅酒の保存と飲み頃
3.1 保存
3.2 飲み頃

4. 梅を取り出すか否か
5. 後記

それではまいりましょう~。

1. 漬ける時期

梅酒を漬ける時期は、梅が出回る頃。
梅は一般的に5月中旬から6月下旬頃にかけてが旬。
地域によってズレがあり、前後するのでここは注意。

梅酒に使う梅は、一般的に青梅がいいとされている。
硬くて青い梅が、梅酒に向いているといわれてきました。
しかし近年の研究では、少々黄みを帯びたくらいのほうが、成分的にいいようです。

梅の時期の始めは青々とした梅。
時期も後期になると、梅干し用に使われる熟した梅が出回る。
目当ての熟度の梅を手に入れるには、よく時期を見計らっておきます。

初心者さんには特に、硬めの梅を使う方が作りやすいのでおすすめ。
梅の色では緑色~黄みがかったものが丁度よく、柔らかくないものを選びましょう。

2. 梅酒の作り方

ここでは、基本的な梅酒の作り方を書いていきます。

2.1 材料と分量

〔梅酒の基本的な材料と分量〕
・梅 1kg
・氷砂糖 500g~1kg
・焼酎(ホワイトリカー) 1.8L

梅は青梅~黄みを帯びた梅。
梅のサイズは好みだが、大きめで肉厚の梅が好まれる。

砂糖の量が意外と多いと感じるでしょう。
しかし梅酒を作る上で砂糖はある程度必要なため、まずはこの範囲内の量で漬けてみましょう。
梅酒を飲んだときの甘さは、漬け込む期間によっても印象が変わってきます。
砂糖を6割は入れたほうが、梅の成分がよく抽出されるようです。

焼酎はアルコール度数が35度以上のものを使う。
ホワイトリカーが推奨されるのは、酒自体のクセが少ないことから。
クセのあるお酒で漬けると、梅の風味と合わないことがある。
ホワイトリカーは果実酒用として、よく店頭で売られているので手に入りやすい。

2.2 主な道具

〔主に使う道具〕
・容器:4L~5L瓶(びん)
・竹串、あるいは爪楊枝
・清潔な手ぬぐいやキッチンペーパーなど

上記の容器の容量は、梅が1kgの場合。
梅を2kg漬けたい場合は材料も2倍なので、8L容器がいい。

梅酒を漬ける容器は、瓶がおすすめ。
梅酒のように、長期に中身を入れたままにするかもしれない場合は特に、瓶が最適。

瓶容器は果実酒用として、ホームセンターやスーパーなどに置いてあります。
特に梅の時期に合わせて販売されるため、目にしたことがあるでしょう。

竹串や爪楊枝は、梅のヘタを取るのに使うもの。
爪楊枝は弱く、竹串は強い。
どちらにしても、串の先が潰れるので複数本使います。

手ぬぐいやキッチンペーパーは、梅に残った水分を拭き取るためのもの。
水気を吸収できれば何でもいいが、手ぬぐいやタオルなどは洗って清潔なものを使います。

2.3 容器の準備

容器をすぐ使えるように、準備をしておきましょう。

(1) 瓶を洗う

食器用洗剤で瓶の汚れを落とし、水でよくすすいで洗い流す。
蓋も忘れずに。

(2) 瓶を消毒する

洗った瓶を、熱湯で消毒する。
瓶は急激な温度変化に弱いため、割れないように注意して行いましょう。

瓶の消毒方法は、詳細を別記事で書いているので参考にどうぞ。
(→ ビンの消毒方法

(3) 瓶を乾かす

熱湯消毒した瓶は、逆さにするなどして充分に乾かしておく。

2.4 梅の下ごしらえ

梅を漬けるための下ごしらえをします。

(1) 梅を洗う

梅をたっぷりの水に入れ、流水でジャボジャボと洗う。
意外と砂が出るので、時折水を替えて洗う。

青梅は産毛があるため、よく水を弾く。
少々梅同士をすり合わせるようにして洗うといい。
しかし強くやると後から傷になって出るので、やさしく行います。

(2) アク抜きする

梅のアク抜きは、梅を水に浸けておくこと。
たっぷりの水に梅を入れ、2~4時間ほど置いておく。

アクの有無は梅によるため、アク抜き時間も梅による。
しかし見た目ではわからないため、概ね2~4時間程度でいい。

梅は水に漬けすぎると傷んでくるので、気をつけること。
(黄色っぽくなった梅、熟した梅を使う場合には、アク抜き不要)

(3) 水気を切り乾かす

梅を水から上げ、ザルやかごなどに入れて、よく水気を切る。
風通しのいい日陰にしばらく置いておき、梅の表面を乾かす。

時間がないときには、清潔な手ぬぐいやキッチンペーパーなどで水気を拭き取ってもいい。

2.5 梅を漬け込む

容器の準備ができて梅の表面も乾いたら、梅を漬け込んでいく。

(1) 容器をアルコールで消毒

熱湯消毒をして乾かしておいた瓶容器。
これに水滴が付いていないことをよく確認してから、アルコール消毒をする。

アルコール消毒に用いるのは、アルコール度数が35度以上のもの。
つまりホワイトリカーでも充分。
あるいは食品用の消毒液などで消毒する。

〔アルコール消毒の方法〕
・瓶にアルコールを少量入れ、満遍なく全体に触れるようにまわす。
・アルコールを染み込ませたガーゼやキッチンペーパーなどで、内部を拭く。
・アルコールをスプレー容器に入れ、吹き付ける
これらのどの方法でもいいので、やりやすい方法で容器を消毒する。

(2) 梅のヘタを取る

竹串か爪楊枝で、梅のヘタを取る。
梅のヘタを残したまま漬け込むと、渋味が出るようです。

ヘタを取る作業と同時に、梅に水滴が残っていないか確認。
水気を拭き取りながら行うといい。

(3) 梅と氷砂糖を交互に入れる

瓶の中に、梅と氷砂糖が交互に重なるように入れる。
梅をある程度入れたら、次は氷砂糖を入れ、次は梅を入れる。
そうして梅と氷砂糖が折り重なるようにし、最後に氷砂糖が乗るようにする。

(4) ホワイトリカーを注ぐ

梅と氷砂糖をすべて瓶に収めたら、最後にホワイトリカーを全体に回し入れる。
これで漬け込み作業は完了なので、蓋をして冷暗所に置いておく。

(5) 漬け込み後

基本的には放置でいいかと。

梅を漬け込み直後には、まだ梅はきれいな緑色。
しばらく置いておくと茶色っぽくなるけれど、普通のコトなので気にしない。

しばらくすると梅が浮いてくる。
これもあたりまえのことなので、特に心配しなくてもいい。
そのうち沈んで、上がってこなくなります。

3. 梅酒の保存と飲み頃

梅酒を仕込んで落ち着いたら、しばらく置いておく。

3.1 保存

梅酒を保管する場所は通常、冷暗所。

冷暗所とは、直射日光が当たらない日陰。
一日の寒暖差が激しい場所や、高温多湿を避けること。

冷蔵庫に入れてしまうと梅が熟成しづらく、なかなかうまく漬からない。
そのため常温である、冷暗所が最適なのです。
アルコール度数35度以上のお酒で漬けていれば、傷む心配はいらない。

3.2 飲み頃

梅酒の飲み頃は一般的に、3ヶ月、6ヶ月、あるいは1年後がいいといわれている。

・3ヶ月頃
まだ漬かりが浅いので、梅のエキスが抽出されていてもあっさりめ。

・1年後くらい
梅のエキスは充分抽出されている。

梅の漬かり具合は、梅の質や材料、室温などによっても変わってくる。
そして梅酒は特に、飲みごろは人の好みによる。
そのため1年くらいが飲みごろ、と書いて終わるわけにもいかないなと思う。

漬けて1年ではアルコールがきついと感じるし、梅にエグみが出ていることもある。
人によって味覚も許容範囲も違うため、これらを好む人もあれば、逆に苦手という場合もある。

なので梅酒の飲み頃として、3年以上寝かせたもの、というのも外せない。
3年以上経つとアルコールのキツさも梅のエグみもなくなり、全く違う印象になる。

だからたとえば、1年で飲み頃にならないから失敗した?と決めつけてしまうのは勿体ないこと。
梅酒の場合、飲み頃というのは確定ではなく、あくまでも目安として見ておきましょう。
そして3年というのもだいたいの目安であって、4年以上寝かせたっていい。
それが梅酒なので、焦らず安心して熟成させてみましょう。

4. 梅を取り出すか否か

梅酒を漬けたら、どのくらいで梅を取り出すのか。
もしくは、梅は取り出さなくていいのか。

これも好みによる。
梅を取り出すなら、1年くらいが目安のようです。
味見をしてみて、充分梅のエキスが出ていると感じるなら、取り出してもいいでしょう。

梅を食べる場合は、食べていくうちになくなるので特に気にしない。

梅がなくなれば、こして使いやすい容器に入れておくと便利。
梅のオリが残っていると雑味になる。
梅がないなら、こしてしまう方がすっきりするし、長期に保存がきく。

余談ですが、私は梅酒を飲むよりも梅酒の実を食べたい派。
梅を食べる場合、梅を入れっぱなしで3年以上寝かすほうがおいしいよ。

5. 後記

さて今回は、梅酒の作り方について書いてみました。
梅酒は梅の加工の中では、一番作るのが簡単な部類にあると思います。

梅を漬け込む材料が液体の上、アルコールなのでそれだけで保存性が高い。
失敗する確率が少なく、漬け込んだ後のお世話もほぼなく楽なのです。

梅酒を漬けるコツは
・容器の消毒を怠らない(熱湯消毒&アルコール消毒)
・梅や容器などの水気を排除すること
・使う酒はアルコール度数35度以上のもの

このくらいかな。
梅酒に限らず、梅の加工を失敗しないための共通点ですね。

ひととおり工程を見ると、面倒に見えるかもしれないけれど、中身は意外と簡単。
ぜひ一度作ってみてくださいな。

それでは今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

あなたの梅酒がうまく漬かりますように~ヽ(´ー`)ノ

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