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梅干し作りに失敗?その基準と、そうならないための事前準備

この記事を読むのに必要な時間は約 17 分です。

梅干し失敗の基準と前準備。
梅干し作りを初めてやるとき、大きな楽しみ
と少々の不安があることでしょう。

梅干し作りは難しいとされますが、
慣れてしまえばなんてことはないものです。

しかしもう慣れたからといって気を抜いて
しまうと、とたんに失敗してしまうことも。

なんとも厄介な梅さん。

そもそも梅干しを初めて作る場合には、
何が失敗でどんな状態なら大丈夫なのか?

そういったことがわかりにくいでしょう。

初めてのときには誰しもが
梅の変化にどきどきします。

見た目が変わると心配になるものです。

それがいい変化なのか、
あたりまえの変化なのか、
それともよくない変化なのか…

経験がなくては知らなくて当然ですが、
前もって知識として知っておくだけでも
少しは安心できるでしょう。

今回はそんな、梅干しを作る上での失敗と
その判断、対処について書いてみます。

それでは順にいってみましょ~。

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失敗しないために

まずは梅干し作りが失敗しないように、
基本的なことを書いておきます。

レシピ選び

梅干し作りを失敗しないようにするためには
まずレシピ選びから。

レシピを選ぶというのは大事で、
これと決めたら途中で変更するのは危険です。

レシピを選ぶ際には、作り方を見て
自分でできそうなものを選ぶこと。

できそうかどうかというのは、
時間であったり手間であったり…
そういったこと。

そして、ある程度自分の希望に沿ったものを
選ぶこと。

これらは当たり前のことかも知れないけれど
重要です。

工程を把握する

梅干し作りの工程は多く日数もかかるもの。

梅干し作りに取り掛かる前に、レシピにある
全ての工程に目を通しておきます。

全ての工程を把握しておくと、
何かあったときに対処がしやすいからです。

今実施している工程だけしか知らずに
行っている場合、行きあたりばったりに
なってしまい、何をやっているのか
わからなくなりがち。

そして何かあっても気づくことが遅れたり、
対処できなかったりしてしまいます。

さいあくは忘れてしまって放置、
傷んでしまってから気づくなんてことも…。

こわいですよね~笑。

レシピを完遂する

レシピを決めたら、その通りになぞること。

これは梅干し作りにおいては
けっこう大事なことの場合があります。

ひとつのレシピを最初から最後まで
通して行う。

これは何をするにしても共通することですが
梅干し作りが初めての場合は
とくに気に留めておきましょう。

 

梅干しの作り方というのは多数あるので、
方法が違うレシピを所々つまみながら
作り進めるようなことをしてしまうと、

さいあくの場合、梅をダメにしまうことに
なりかねないのです。

それはレシピの分量についても同じです。

 

減塩で漬けたいならば、始めから
減塩梅干しのレシピを参考にすること。

通常の梅干しレシピの塩の分量だけを減らす
ようなことをすると、失敗の原因になること
もあります。

また、減塩梅干しで焼酎を入れるレシピ
なのに、焼酎を入れないとかもだめ。

焼酎を入れたくないのなら、焼酎を使わない
減塩梅干しのレシピを探すことです。

 

材料と分量は、漬け方・作り方に密接に
関わっていることもあります。

初めての場合にはとくに、
いきなり自分流のアレンジをして作る
というのはやめておくほうが無難です。

それは梅に慣れてからにするほうが
いいでしょう。

失敗かな?と感じたら

梅干しを実際に作ってみると、
何かマニュアルと違う?ということが
出てくることがあるでしょう。

するとすぐに「失敗したかも?」という
気分になるかも知れない。

けれどまずは焦らずに、失敗したと
決めつけないこと。

失敗だと判断する前に

まずは確認をしましょう。

 

(1) 現状の確認

  • 今の状態はどうなっているか
  • 本来ならどうなるはずなのか

 

(2) レシピの再確認

  • 材料と分量は合っていたか
  • 手順はあっていたか
  • 注意事項などはなかったか
  • 何か見落としていないか

調べる

本来あるべき姿と、
自分で漬けている梅の現状。

これに違いがあれば調べること。

 

(1) 同様の例がないか

  • 自分が今、どの工程でつまづいているのか
  • 現状どうなっているのか

その状態に至るまでの過程を
わかっている必要があります。

これも当たり前のことだけど、
焦ってしまうと意外とわからなくなる
ものです。

 

(2) よく見て判断、全てを鵜呑みにしない

今はネットでいろいろな情報があります。

ここで注意が必要なのは、
信頼できる情報を探すということ。

梅干しは、作り方だけでなく
トラブル時の対処方法もいろいろあります。

同じ状態であっても、異なる対処方法で
書かれていることも多いのです。

それはそれぞれのやり方というものがあり、
どれも正解だったりもします。

しかしなかには辻褄の合わない内容の
ものもあったりするわけで…

初心者さんは混乱してしまうことでしょう。

どれを信じていいかわからないときには、
梅業者さんなどの信頼できるサイトに
書かれているQ&A情報を優先するほうが
確実でしょう。

業者さんでも手法が違うところもあるので、
自分に合うサイトを探しておくといいでしょう。

梅干し作り失敗の基準

梅干しが完成したにも関わらず「失敗」と
考える人が多いようです。

それは人それぞれに「梅干し」の理想の
イメージがあるからなのでしょう。

とくに市販の梅干しのイメージが強い場合に
自家製梅干しとの違いに驚き
「失敗した」と思うことがあるようです。

 

基本的な手作り梅干しは、
とても塩っぱくて酸っぱいもの。

市販の、甘酸っぱくて単体でも食べやすい
「梅干し」を想像しているのなら
それは別物です。

通常の梅と塩とでの作り方では、
同じものにはなり得ないものなのです。
それを知っておきましょう。

 

作り方によっては、手作りでも
市販品に近いものを作ることは可能です。

市販のそのような梅干しはやはり、
作り方が全く違うのですから。

 

基本的な作り方で作った梅干しは、保存食。
塩っぱい酸っぱいは当たり前。

そして梅干しの皮や果肉が多少硬いかな~
ということも、漬け方や梅の質によっては
よくあります。

市販の柔らかい梅干しを基準にしないことです。

柔らかさを求めるのなら、
それなりの方法もあります。

それは梅干し作りに少し慣れてきたら
追求すればいいのかなと。

 

まず梅干しを初めて作る場合には、
ひととおりの工程を経て完成すれば
ひとまず成功としましょう。

梅干しの仕上がりを追求するのは
そこから先のこと。

ひととおりの工程を知ってから
いろいろ試してみるほうが、
理解も深まることでしょう。

本当の失敗は

本当に失敗したというのは、
最終的に梅が傷んで腐らせてしまうこと。

そうなればもうどうしようもなく、
廃棄するしかないのですから。

 

しかし初めての梅干しづくりでは
本当にダメなのかという判断はつきづらいもの。

もうだめかな思っても救済する方法が
ある場合もあります。

失敗したかなと思ったら、
まずは状態を把握して調べること。

 

よくない状態であるならば
解決方法があるのか探してみましょう。

それで本当にダメな状態だと判断が付けば
残念ながら廃棄となります。

そして何故そうなってしまったのか、
原因を考えます。

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失敗してしまう理由

失敗してしまう理由はいろいろあります。

 

  • 経験がない

初めてのときには何でもそうですよね。
何をどうしていいのやら右も左もわからない。

よって、想定外のことが起こると
対処できずに失敗してしまう。

 

  • 成功状態を知らない
  • 失敗状態を知らない

こうしたらどうなる、ということを
知らないがために、そのまま突っ走る。

成功しているのなら順調ですが、
失敗していても気づかず進めてしまうことも
あるでしょう。

 

  • レシピと違う解釈をしてしまう
  • レシピを参考程度にして自己流が入る
  • レシピを確認せず思い込みで進めてしまう
  • レシピと違う状態になると失敗したと思ってやめてしまう

梅干し作りは、とくに減塩や
変わった漬け方で作る場合、
全てレシピどおりに進めるほうが無難です。

何か一つの材料や工程を替えることによって
失敗(腐敗)してしまうこともあるからです。

それは容器であっても材料の分量であっても
手間一つにしてもです。

 

  • あれもこれも参考にしてしまう

これはありがち?なのでしょうか。

いろいろなレシピのいいとこ取りをしよう
として、あれもこれも参考にしてしまう。

そうすると何をどうすればいいのか
わからなくなってしまいます。

はじめから混沌としているし、
これでは手順も何もわからなくなる。

初めて梅干しを作るときには、
必ず一つのレシピを基準に作りましょう。

失敗しないための準備

冒頭でも書きましたが
失敗しないために気をつけておくこと、
失敗しないための準備について
まとめておきます。

  1. レシピは一つだけに絞る
  2. あらかじめ工程全体を把握する
  3. 梅を漬けたら確認を怠らない
  4. レシピなどマニュアルに書かれていることを省略しない
  5. 基本的に何かを代用することはしない
  6. 注意書きなどがあれば読んでおく

 

  • レシピは一つだけに絞る

始めから終わりまで、一つのレシピで通す。
ただ、途中わからない部分などは参考程度に
似たレシピなどで情報を得るのはOK。

 

  • あらかじめ工程全体を把握する

全体が見えていると、途中であたふたしたり
行きあたりばったりにならない。

 

  • 梅を漬けたら確認を怠らない

目に付く場所に置いておく。
(ただし冷暗所か冷蔵庫かはレシピ通りに)

もしくは忘れないように
見える場所に張り紙をしておく。

ときどき梅の状態を確認しておきましょう。

見ておかないと、変化があった場合に
気づけないことになります。

 

  • レシピなどマニュアルに書かれていることを省略しない

水切りや消毒など、ちょっとしたことだと
感じても省略はしないこと。
それが重要なこともあるのです。

慣れてくると、どのくらい手を抜いてもいい
ものかということがわかるようになるので、
慣れるまではマニュアルどおりに
進めましょう。

 

  • 基本的に何かを代用することはしない

梅を塩漬けするときの材料や道具などの
代用は基本的にはしないこと。

たとえば、梅を漬ける容器。

容器の違いは結構重要で、
漬け方が変わってきます。

そして減塩で漬ける場合はとくに、
容器の違いで保存状態が変わるので
梅が傷むかどうかの違いさえでてくるのです。

瓶を用いたいのなら、瓶を使うレシピを。
樽を用いたいのなら、樽を使ったレシピを
探すこと。

これに対して、干すときの道具などは
代用品でも大丈夫です。

 

  • 注意書きなどがあれば読んでおく

レシピや指南本などには、注意書きが
さらっと書かれていることがあります。

細かい情報も取り漏らさず
一通り読んでおくといいですね。

記録を残す

梅干しを作るとき、記録を残すのは
いいことです。

というより、役に立つことなので
記録を取ることをおすすめしておきます。

いつ、何をどうしたのか。

最低限の情報でいいので、
メモ帳でもノートにでも書いておきます。

これは梅干し作りで異常を感じたときにも
役立つのです。

 

梅干し作りは日数がかかるもの。

そして工程も多いので、
いつ何をやったのか覚えているつもりでも
そのうち曖昧になって忘れてしまいます。

複数を漬けた場合には、ごちゃごちゃに
なってわからなくなるものです。

初めて漬けた場合にはなおさらかな
と思います。

 

情報を整理して残しておくと、
梅を漬けてからの日数がはっきりする
だけでも違うし、あとからどうだったかなと
見て思い返すこともできる。

トラブルが出たときにも重宝します。

いざ異常が出てしまったときに
何をいつ、どうしたのか不明だと
原因を探りようもないのですよね。

原因がわからないと、次も同じことを
繰り返してしまうおそれがあります。

 

そういった理由で、記録というのは
残しておくほうがいいのです。

できれば一冊、専用ノートやメモ帳を
作るといいでしょう。

後記

今回は梅干しの失敗、
ということについて書いてみました。

だれしも失敗はしたくないもの。

梅干しを作るのに失敗してしまうと、
梅も材料ももったいない。

それにせっかく楽しみに作るのだから
失敗しないほうがいいに決まっている。

てことで。

ものを作る上では当たり前のことも
書いておきました。

 

そんな当たり前のようなことでも、
うっかりやってしまいがちなのですよ~
人間てのは(笑)

私もいろいろと心当たりが…(^^;)

とにかく初めて作る場合には、
選んだレシピが第一。

そのレシピを基に作ったけど、
想像していた梅干しと違うー!というのは
よくあることでしょう。

そんなものです。

 

  • 好みの梅干しレシピを一つ選ぶ
  • 選んだ梅干しレシピを忠実に作ってみる

それがまず最初の梅干し作りの軸になります。

一度作って完成させることができれば、
各工程での成功のイメージがわかる。

それからまた別のレシピで作ってみても
いいし、梅の扱いに慣れたなら
自分なりのアレンジを入れてみてもいい。

どうすれば成功で失敗なのかわかってくれば
最悪の失敗である「傷んで廃棄」
ということは殆どなくなるのですから。

 

それでは今回はこのへんで。

長くなりましたが、ここまでお付き合い
くださいましてありがとうございます。

あなたの梅干し作りが
うまくいきますように~ヽ(´ー`)ノ

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