スポンサーリンク

梅干しにカビが生えると…という迷信。これは戒めなのです。

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

梅干しづくりについて調べてみると
ときどき目にすることがあります。

「梅干し作りはコワイ。」

梅干し作りが怖いとはどういうことなのか。

調べてみると、ある言葉からきているのです。

・梅干しにカビがつくと身内に不幸が起こる
・梅干しが腐るとよくないことが起きる

他にもこれに類する言葉がいろいろあるようです。

これって本当なの?

梅干しにカビがつくとなぜ不幸が起こるのか。
梅干しを腐らせるとなぜよくないことが起きるのか。

偶然じゃないのか

あるいは本当なのか…

今回は、この言葉が持つ意味について調べていきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

梅干しにまつわる迷信?

梅干しにカビが生えると身内に不幸がおこる。
梅干しが腐るとよくないことが起きる。

この類の言葉は、迷信だといわれています。

しかし本当のところはどうなのでしょう。

実際、梅干しにカビが生えたり、腐ってしまったという年に身内から不幸が出たという話もあるようです。

これを本当に文面通りに捉えてしまうと、次のようになります。

「もし梅干し作りに失敗すれば、身内に不幸をもたらしてしまう…っっ!」

こんな危険な賭けってアリでしょうか^^;
もしこれが真実ならば、誰も梅干しを自分で漬けたりしないでしょう。
リスクがありすぎます。

なのでこの言葉の真意は、別にあるのでしょう。

梅干しと身内の不幸

梅干しは大事な薬。

昔は医療がそれほど進んでいない時代。
病気になっても、確かに信じられる治療法というものはなかったでしょう。

そのなかで、梅干しの存在は大きかった。

江戸時代には、梅干しは庶民にも手の届く食材になっており、食あたりや病気の予防などに意識して使われていたのです。
つまり梅干しは、庶民が日頃から健康に暮らすための常備薬のような存在。

毎年一年分を、傷まないように多めの塩で漬け込んで干し、大切に保存していたはずです。
これを腐らせてしまうというのは、大問題。

不吉と不安

昔は冷蔵庫のない時代。

江戸時代では塩分30%くらいで漬けていたようですから、そもそもそんなに濃い塩漬けの梅が痛むはずがない。
痛むはずのないものを腐らせてしまうというのは、それだけ大変なことが起きた、という不吉さがあるわけです。

そして梅干しは縁起を担ぐものでもあったようですから…
それを腐らせてしまったとなると、ゾッとするのでしょうね。

なおかつ、梅干しを腐らせてしまえば、少なくともその一年間は梅干しがない。
「梅はその日の難逃れ」という言葉があるくらい、梅干しで日々の健康を維持していたということなら、なおさら不安でしょう。

病気になってしまえば、いつ命を落としてもおかしくはない時代。
体調を崩してしまった身内が亡くなるということがあっても、おかしくはないのです。

戒めの言葉

卵が先か鶏が先か?

調べてみる中で、逆説的な話もありました。

〔よく聞く話〕
・梅干しが腐ったから、身内に不幸が出る。

〔逆説的な話〕
・身内に不幸が出るから、梅干しが腐る。

梅干しが腐ることで、身内に不幸が出ることを教えてくれる、という説。
先触れとか、虫の知らせってやつですね。

どちらが先かという話なのですが、これはわからないですよね。
考え方の違い、解釈の違いだと捉えられます。

実際、どちらもありそうなこと。

・梅干しがないから、体調を崩す。
・身内が体調を崩したから、梅干しの管理が疎かになり、梅干しが腐る。

どちらにしても、塩分の強い梅干しが腐ることは滅多にないし、だから縁起が悪い。
梅干しは縁起を担ぐものなので、なおさらです。

そして人が亡くなるということ自体が忌み嫌われるもの。

だからこそ、両方が重なってしまうと、とても不吉なことように感じられる。

そのため、このようなことにならないように、梅干しの管理とともに健康管理を怠らないように気をつけようね、という戒めの言葉なのかも知れないですね。

原因と関わり

実際のところ、梅干しが腐ることと人の不幸とには関わりがあるのでしょうか。

梅干しと人の健康

塩分の高い梅干しが腐るというのは、よほどのこと。
しかしそれでも原因はいろいろとあるでしょう。

〔梅干しが腐る原因〕
・衛生面が不十分だった。
・塩が均一でなく、偏っていた。
・梅干しの保管や管理が充分でなかった。
などなど。

いつもと同じように作り、保存していたのに傷んでしまった。
そのような場合、その年の梅の状態や気候などの条件がよくなかったということも考えられる。

また、梅干しが腐るほどの状況の変化などがあったのなら、人にも良くない影響を及ぼす事態があったとしても、不思議ではないはず。

例えば、高温多湿が続いていたり、家の中の空気が淀んでいたり。
気候や環境の変化などによる体調不良や、病気が潜んでいることもある。

何かしらのよくない事態があると、人は疲弊する。
疲弊した状態が続くと、よくないことに遭遇しやすい。

考えられることは、いくつもある。

そしてさらに、梅干しが腐ったという事実があった場合。
梅干しが腐るということを重く感じている場合には、とてつもない不安に駆られたことでしょう。

スポンサーリンク

病は気から

不安というのもは感染するもので。

家族の不安を漠然と感じてしまうだけで、敏感な人は心が重くなり、気が病んでしまう。
気が病めば、身体にも少なからず影響が出るものです。

病は気から。
これ、ほんと。
だから、気にしないほうがいいのです。

関連付けて考えてしまうと、余計に真実味が増してしまうのです^^;

たとえば、梅干しを腐らせてしまったと落ち込むと、不安は家族に伝わります。
そして自責の念を抱いてしまうと、自分が病んでしまいます。

だから、気にしないこと。

梅が腐った事実、身内に不幸があった事実があったとしても、そこに直接の関連性はない。

もしあるとするならば、何かしらの要因が別にあって、塩分の高い梅干しであっても腐ってしまうような状態にあったということ。
そしてその要因は、人にとってもよくないものだった、ということ。

腐る梅干し、腐りにくい梅干し

ここでちょっと、確認です。

「梅干しが腐ると身内に不幸が起こる」

これは、昔の梅干しの話。
今の梅干しとは、随分違うものなのですよ。

梅干しの昔と今

昔と今の梅干しとでは、モノが違います。

昔の梅干しは、江戸時代で塩分30%以上。
昭和初期あたりで、25%くらい…だったかな。

現在では、塩分が高くても18%~20%くらいでしょうか。

減塩ブーム以降からは、15%とか12%以下。
その後は過熱気味に8~10%とか。
へたすると5%や3%とか…あります。

市販の梅干し(調味梅干)はだいたい8~10%ですね。

塩分15%は常温でも傷みにくい。
しかしこれは、漬け方にもよります。
うまく漬けて干し上げたらば、常温で数年持つ。

本当に傷みにくいのは、塩分18%以上。
傷むのが怖いなら、20%~22%くらいで漬けるといいでしょう。

これならば、3年や5年以上置いておいたところで、滅多に痛むものではないのですよ。
塩加減さえ極端に偏らなければ。

梅干しなんて、一日一粒食べればいいのですから。
多くても2~3個。

塩分高い梅干しの場合、一日一粒と決めればいい。
そうすれば、塩分過多なんてことにはならないのですから。

心配なら、料理の味付けの塩を減らせばいいことです。

梅干しが腐るのは怖くない

梅干しが腐るのが怖くて、梅干しが漬けられない。

…なんていうのは勿体ないこと。

梅干しが腐ってもそれはただの失敗であって、人の命に関わることではないですからね。

塩分18%以下で漬ける場合は、腐っても当たり前だと思いましょう。

腐らせてしまうとそれなりにショックですが、それは食材を無駄にしてしまった…という思いからであって、けっして身内に不幸が…とは思いませんよ。

特に今どきの梅干しは、腐っても当たり前!
塩を抜いたり、手を抜いたり、気を抜いて漬けたりすると、意外とすぐに傷んじゃいますからね。

梅干しは腐ります。

当たり前なんですよ、食品なんだから。
なにも心配は無用なのです。

それでも心配なら

もし、高塩分の梅干しが腐ったとするならば。

それで心配なのだということならば、念の為に住環境に問題はないか、自分や家族の体調に問題はないのか、不安に囚われることなく確認をしてみましょう。

近年は高温が続くこともあれば、多湿で見えない菌が蔓延していたり、ということもあるでしょう。

そして気密性の高い家も増えていますから、気づかぬうちに何かの問題が発生するということも考えられます。

それが元で体調に変異があるということも、ないとは言い切れないのです。

梅干しが云々ということだけでなく、他の食材や観葉植物、ペットなどの調子を見て、気になることがあればその都度チェックしてみるといいのではないでしょうか。

後記

さて、今回は
「梅干しが腐ると、身内に不幸が…」?
ということで調べて書いてみましたよ。

昔の人の言うことは、あながち間違ってはいないものですよね。

迷信だと断定するのは簡単ですが、言い伝えや諺(ことわざ)などは、何かを伝えるべくして伝わってきているのです。

そのため、むやみに無下にはできないもの。

今回の言い伝えについても、迷信であるとはいうものの、その内側にある意味は重要である、と思います。

ほかにも次のような言い伝えがありますよね。

「うなぎと梅干しは食い合わせが悪い」

これは文面通りに受け取ってしまいそうですが、実は逆。
うなぎと梅干しは相性がよく、つい食べすぎてしまう傾向があるために、戒めとして言われた言葉だそうです。

言葉の表と裏。

言葉の真意を汲み取るというのは難しいものですね。

しかしその言葉が生まれた時代では、それが当たり前のこととして皆が真実を知りながら、そのように伝えていたのかもしれないですよね。

まったく、すごいことです。

では今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

これまでこの言い伝えがあるために梅干し作りに抵抗があったのなら、気にせずに次の時期にはきっと、梅干しづくりに挑戦してみてくださいませ~ヽ(´ー`)ノ

こわくないよ^^

タイトルとURLをコピーしました