スポンサーリンク

ロウバイは梅と混同されがちだが、別物の植物なので要注意!

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

ロウバイと梅。

ロウバイ(蝋梅)は花の姿や名前から、梅の仲間と思われがち。
しかしロウバイと梅とは違う植物なのです。

今回はロウバイと梅、その違いについて調べていきます。

1. ロウバイは梅ではない
1.1 ロウバイと梅との違い
1.2 ロウバイと黄梅
1.3 花開く時期
1.4 ロウバイの実?は毒

2. ロウバイとは
2.1 ロウバイの由来
2.2 ロウバイの種類
3. 後記

それではいってみましょ~!

1. ロウバイは梅ではない

ロウバイ(蝋梅)と梅。
名前も見た目も似ている両者。

そして花咲く時期も、少々似ている。
ロウバイの花は、梅より少々早い。
まだまだ春は遠いなぁ…と感じる12月~2月頃。

1.1 ロウバイと梅との違い

ロウバイは梅ではない、とするとロウバイは何でしょう。
両者を比較するために、簡単に表にまとめてみました。

和名蝋梅(ロウバイ)梅(ウメ)
学名Chimonanthus praccoxPrunus mume
別名唐梅(カラウメ)
南京梅(ナンキンウメ)
好文木・花の兄・春告草など
分類クスノキ目
ロウバイ科
ロウバイ属
ロウバイ
バラ目
バラ科
サクラ属
ウメ
形態落葉低木落葉高木
樹高2~4m3m~10m
半透明で蜜蝋のよう。花弁は丸みをおびて黄色。香りは強く甘い。下あるいは横向きに咲く。花は白色・淡黄色・淡いピンク~濃い紅など。香りは品種により強弱あり。
長い楕円状で先は尖る。
対生。
楕円形で縁がギザギザ、先端は細い。裏に薄く毛。サクラに似ている。

比較してみると、そもそも分類から違うことがわかります。
見た目は少々似ていても、まったくの他人なんですね。

特に木の幹や枝、葉などを見てみると、違う種類の植物だとわかりやすいです。

1.2 ロウバイと黄梅

梅に似ているといわれるロウバイ。
ロウバイの花は黄色い。

同じく黄色い花で、「黄梅(オウバイ)」というものがある。
この黄梅も梅の花に似ているというが、梅にあらず。

〔黄梅という名の植物〕

中国名を迎春花(ゲイシュンカ)。
日本での別名は、金梅(キンバイ)・黄春梅(オウシュンバイ)などともいう。

分類はロウバイとも梅とも違う。
モクセイ科ソケイ(ジャスミン)属。
ジャスミンの仲間。

枝はツル状。
葉は枝から茎が一本出て、3つの葉に分かれる。
実は成らなくて、枝が土に付くと、そこから根付く。

花は黄色で六枚花弁だが、梅ほど丸みはない。
そして花には香りがない。

この黄梅の、どのあたりが梅に似ているというのか…謎。

〔別の意味の黄梅〕

黄梅について調べている中で、黄梅の名はいくつか別の意味するものがあった。

・熟して黄色くなった梅の実
・黄梅という名の梅の品種
・ロウバイを黄色い梅とたとえ、黄梅と呼んでいるもの

上の2つは梅。3番目はロウバイ。
そして先程の、別の植物である、黄梅。

なんともややこしい。

1.3 ロウバイと梅と、黄梅の花

ロウバイは梅の花に似ているどころか、梅の仲間と思われがち。
黄梅は、梅に似た黄色い花、と例えられることが多い。

しかしロウバイはともかく、黄梅はどう見ても、梅とは似つかぬ…という感じ。
黄梅の品種によっては、梅よりロウバイの花に似て見えなくもない。ロウバイも梅の仲間と考えられていたならば、不自然ではないのかもしれない。

ロウバイ・梅・黄梅との共通点を探すとすれば…
冬の寒さの中に咲き、1片の春を感じさせてくれることでしょうか。
この三者、開花時期ばかりはよく似ています。

〔開花時期〕
ロウバイ:12月~2月頃
梅: 2月~3月頃
黄梅:2月~3月頃

似ているといえば、黄梅に似た「黄梅もどき」という植物があるし、他にも梅と関係がないのに「梅」の文字が付いた植物は沢山あります。

ややこしいですね。

1.4 ロウバイの実?は毒

梅とロウバイとを似たものだと思い、ロウバイの実を加工して食せるかも?と考える方もあるようです。

しかしロウバイの実(偽果)は食べられません。
偽果の中には数個の種があり、種には強い毒性があるので要注意!

ロウバイの毒は、アルカロイドであるカリカンチンというもの。
これは痙攣を誘発する有毒物質だそうです。

誤って食べてしまうと、中毒症状から呼吸困難に陥り、死に至ることもあるという危険なもの。

梅とロウバイの実とでは、形が明らかに違う。
間違うことはまずないでしょうけれど、安易に口にするなどはやめましょう。

2. ロウバイとは

すでにロウバイは梅ではないことを述べました。
ではロウバイって一体どんな植物なのか。

簡単に見ていくことにしましょう。

2.1 ロウバイの由来

ロウバイは中国原産。
江戸時代初期、中国(当時は唐)から日本へ渡来してきた。

ロウバイは香りがよいので、庭木として好まれる。
あまり土壌を選ばず、暑さ寒さにも強いために育てやすい。

ロウバイという名前の由来は、花弁が半透明で、まるで蜜蝋かのように見えることから。
また、花が12月(臘月※)頃に咲き、梅に似ていることから「臘梅」と呼ばれたという説もある。
※旧暦12月の別名を「臘月(ろうげつ)」という。

2.2 ロウバイの種類

ロウバイの花は、全体に黄色い印象。

品種などにより黄色の濃淡に違いがある。
中心部が赤紫の褐色のものは原種のロウバイ。

花弁は半透明で、蝋のような質感と鈍い艶がある。
形状は丸っこいものから、細長いものなどがあります。
そして花の香りがよい。

・ロウバイ(蝋梅)

花の内側の中心部が、赤紫の褐色。
外側の花弁は黄色で細長い。
花は小さめ。和蝋梅とも呼ばれるが中国原産。

・ソシンロウバイ(素心蝋梅)

花全体が黄色。花の香りは良く強め。
ロウバイより少し大きい。
一般によく見かけるのは、ソシンロウバイが多い。

・マンゲツロウバイ(満月蝋梅)

花全体の黄色が強く、濃い。
花びらに丸みがあり、大きめ。香りは弱い。
早咲きで12月から開花する。

ソシンロウバイの選別品種であるということで、区別が難しい。

ほかにトウロウバイ(唐蝋梅)やカカバイなどの種類があるそう。
ロウバイの種類もどうやら見分けるのが難しいようです。

3. 後記

ロウバイと梅とは、ともに植栽されている場合がよくあります。

開花時期としても、ロウバイと梅とは丁度いい。
ロウバイが咲き、続いて早咲きの梅が咲き…ということで、順に楽しむことができるのです。

ロウバイ:12月~2月頃。
早咲き梅:1月中旬頃から。
地域によっては、ずれますけどね。

そしてもちろん、ロウバイだけ植えてある場所もあり。
ロウバイを数十本…数千本というところもあります。

数千本ものロウバイが満開になっている…
一度はそんな光景を見てみたいものです。
というか…充満する?香りを堪能したいものです^^

うちの近場にはそんな場所がなかなかないのですけど。
身近な公園などに植えられているロウバイを鑑賞するのもいいですよ。
ロウバイの花の季節に観梅…いえ、観ロウバイに行ってみてはいかがでしょうか。

では今回はこのへんで。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

ロウバイの花と香りに癒やされましょ~ヽ(´ー`)ノ

スポンサーリンク
スポンサーリンク
梅の花
のらうめをフォローする
~メクリヱ~ 梅が香のめくる恵みのめじろおし
タイトルとURLをコピーしました