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梅干しを土用干しする時期は?これ過ぎたらどうすればいい?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

梅干しの土用干しをする時期は、干せるときが干しどき。

梅を干す時期は、
夏の土用の間がいいとされます。

それは「梅干しの土用干し」
といわれるくらい当然のことなのでしょう。

しかし、もしこの時期に干せなかったら?

他の時期に干したらいけないの?

今回はそんな「梅を干す時期」
について書いていくことにします。

 

それでは、ひとつずついってみましょ~。

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梅干しの土用干しの時期はいつ?

そもそも土用干しの時期というのは
いつなのか。

簡単に説明します。

土用という時期は年に4回あり、
各季節の境目に位置づけられています。

春夏秋冬、その季節が始まる前の18-19日間に
土用という時期があるのです。

春-(土用) -夏-(土用) -秋-(土用) -冬-(土用) …

その中でも、梅を干すのは夏の土用。

日にちは毎年変わりますが、
だいたい7月下旬から8月上旬にあたります。
7月20日前後からというところでしょうか。

梅の土用干しは、この夏の土用の時期に
梅を干すことをいいます。

梅を干すのに適した時期

梅の土用干し、というくらいです。

梅を干すには、夏の土用の時期が一番
適しているのでしょう。

ただそれは、
昔からそうだからというだけではなく、
実際にいろいろな面から見ても
この時期が一番いいと言えるでしょう。

自然の流れに合っている

梅の旬は一年に一度。

地域や品種にもよりますが、
5月下旬頃から始まり、6月下旬あたりで
梅の旬は終わりを迎えます。

梅干しを作るには、だいたい約1~2ヶ月
くらいの期間を要します。

〔梅を塩漬けにする時期〕
・小梅で5月末~6月上旬
・普通の梅で6月上旬~6月下旬

塩漬け状態の梅は、
漬けてから約ひと月くらいは漬けっぱなし。

この漬け込みの期間を待つとともに、
じめじめとした梅雨が明けるのを待つ。

そうして梅雨を明けるのが丁度、
夏の土用の日くらいになるというわけです。

〔梅の塩漬けを干す時期〕
・土用の時期 (7月下旬~8月上旬)

梅の塩漬けを天日に干し、
ようやく梅干しの出来上がり。

効率よく理にかなっている

夏の土用は、
一年で一番気温が高くて暑い時期。

この時期に梅を干すと、
かなり効率よく乾いてくれます。
乾きは早い方が、なにかと安心。

そしてこの時期は、
紫外線もかなり強いのです。

紫外線は、細菌などの活動を
抑制してくれる殺菌効果があります。

高温で梅の水分を抜き、
紫外線で殺菌される。

夏の土用は、梅を干すのに一番適している
時期なのです。

ただし。

この時期は湿度が高めの傾向にあるので
ちょっと注意が必要なことも。

湿度が高い日には、
どれだけ干しても乾かない。

そんな日にうっかり梅を干すようなことは
やめておきましょう。

それに湿度が高いときには、
雨が来るかもしれないからです。

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土用の期間が過ぎてしまったら

いくら土用の期間がいいとはいえ、
なにかと立て込んで干す時期を逃してしまう
ということはよくあります。

たとえば、天候の理由によって
・天候不順が続く
・湿度が高い日々が続く
・台風がひっきりなし
・梅雨が明けない

実際、数年前にもそんな年がありました…

もしくは自身の都合によって
・家を空ける日が多かった
・干す時間が取れなかった
・休みの日と天候のタイミングが合わなかった

のほほんと過ごしていて
逃したこともあります(笑)

こんなときには仕方がない。

たとえ土用の期間を過ぎてしまっても、
干したいときにはいつでも干しましょう。

天気が良くて、湿度が低くて。
こんな日には干せばいいのです。
そして少々の風があれば言うことなし。

土用の時期よりは日差しが弱く、
少々時間がかかるかもしれないですが
干さないよりは干したほうがいいでしょう。

ちなみにウチは、
干せなかった梅を一年越しで干したことも
ありますよ。

塩漬け状態を一年続け、
翌年にようやく干しました。

梅を干すときはこんなとき

梅を干すのは一度とは限りません。

はじめに梅を塩漬けし、三日三晩干す。
これで一応、梅干しとしては完成です。

しかし干すのはこれきりと
決めなくてもいいのです。

思い立ったら干す

三日三晩干して、これで完了!
と一旦は保存をしても、
もうちょっと干したいな…と思えば、
また干してしまいます。

梅干しは干し上げたときにはカラカラと
乾いている感じに仕上がっていたとしても、
保存瓶に入れておくと、じわじわと梅から
液体が滲み出てくるのです。

これは当たり前のことなので放置で構わない
のですが、乾いた梅干しが好みでこれが気に
なるのなら、時折干してもいいでしょう。

あまり干しすぎても、
カラッカラになっちゃいますけどね。

年を越えて干す

減塩で漬けた梅干しは
大抵一年で消費してしまいますが、
普通に18~20%以上の塩で漬けた梅干しは、
何年も保存(熟成)することがあります。

梅干しは何年も置いておくと、
にじみ出てきた梅酢が固まってしまって
ゼリー状になったりと徐々に変化していきます。

これを解消するために、時折梅干しを干す
作業をする方もいらっしゃいます。

うちは基本的に放置ですけど、
もし気になるのならば干すといいでしょう。

梅干しが完成したあと再び干すとか、
定期的に干すかどうかというのは
好みによるところです。

長期保存している梅干しが気になるのなら、
再度天日に干してみるのもいいのではないでしょうか。

後記

今回は、梅干しの土用干しの時期
について書いてみました。

梅干しは土用の時期に干せなくても大丈夫。

梅雨が明けない年もありましたしね~。
台風がガンガン来て、いつ干せるんだぃ!
みたいなこともあったしね~。

仕方がない時ってのは、
いつだってあるものですよ。

土用の時期に干せなかったら、
天気が良くて湿度の低い日に干せばいいんです。

梅ちゃんの様子を見ながら、
じっくり干してあげればいいんですよ。

梅干しは干すことで梅干しと言えるもの。
とにかく一度は干しておきましょう。

どうしても干せなければ、
それはそれで構わないのですけどね。

もし減塩して漬けたのなら、念の為に
一年くらいで消費するつもりでいましょう。

塩漬けした年に干せなくても、
そのまま梅漬け(塩漬けの状態)で食べても
いいものなのですから。

減塩では一年以上置いても傷まない場合も
あるし、傷んでしまう場合もある。
干したからといって傷まないとは言えなし、
干さないから傷むとも言えない。

梅干し作りは一変通りではいかないもの。

梅を干す時期も、干す・干さないも含めて
いろいろやってみる。

漬け方ひとつ、干し方ひとつでも、
何かが違えば同じようにやったつもりでも
結果が違ってくる。

梅干し作りは深いものです。
いろいろと試してみましょ~。

それでは今回はこんへんで。
ここまでお付き合いくださいまして
ありがとうございます。

あなたの梅ちゃんが
いい時期に干せて、いい感じに
仕上がりますように~ヽ(´ー`)ノ

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